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28

Aug

【きのう何食べた?】ほっこりする2人の生活を覗き見る。実際に再現できるレシピもたくさん

 

• 個性豊かな登場人物

料理漫画ではありますが、ストーリーのほうも面白さ満載です。
そのストーリーを彩るのが個性豊かな登場人物。
魅力的な登場人物を紹介したいと思います。

主役の2人

出典Amazon 左「筧筧史」右「矢吹賢二」

筧史郎(通称シロさん)

 

銀座にある「上町法律事務所」に勤める弁護士。
賢二と男性カップルで2LDKのマンションで同棲をしています。
職場にはゲイであるとカミングアウトしていないため、同僚からは彼女がいると勘違いされています。
ストイックな性格で、健康管理に気を使っており、実年齢より若く見えるイケメンですが、ゲイ界隈ではモテないタイプ。

カップル間での立ち位置は、どっちかと言えばネコ。
過去に付き合った人達は無口で何を考えているのかわからないタイプでそういうタイプがシロの好み。
しかし、好みのタイプを前にすると言いたいことを何も言えずに不満をためてしまっていた。

ケンジはシロさんのタイプとは正反対のため、言いたいことをはっきりと言える彼との生活に安らぎを感じています。
趣味である料理をはじめたきっかけは、30代に入ってから自分の太ったからだを鏡で見てショックを受け、その後付き合った男性の手料理を食べていたことで痩せたたシロさんは、自分も料理をするようになりました。
倹約家でもあるシロさんは、ケンジがコンビニで無駄遣いすることが気にくわず、よく注意をしています。

スーパーの商品の底値を知っていたり、家計簿をしっかりつけていたりとストイックなほどの倹約家ですが、言い方を変えればケチです。
料理の見た目を気にしないため、茶色のおかずが多く、ケンジからは味覚がおじいちゃんと言われることもあります。
大体のものは上手に作れるシロさんですが、思い切りが悪い性格のため、天ぷら(特にかき揚げ)が唯一苦手料理です。

矢吹賢二(通称ケンジ)

家から歩いて1分のところにある美容院「フォーム」で働く美容師。
シロさんと付き合っており、「どちらかといえばタチ」。
ピンク色や男性アイドル、かわいいカフェやラブストーリーが好きという乙女趣味全開で、女言葉をよく使います。
また、焼きもち焼きな性格です。

シロとは違い、ゲイとみられることに抵抗がないためカミングアウトをしています。
しかし、シロが外で同性愛者であると認識されることに抵抗があるため、お外デートはなるべく我慢するなど、健気な性格。
人当りが良く、忍耐強いため、職場では面倒なお客さんの対応を任されることが多い。
『シティーハンター』冴羽獠が理想のタイプです。

シロさんはケンジのことがタイプでなかったのですが、ケンジは初めて会ったときに一目惚れをしたほどシロさんがタイプだったそう。
だから、シロさんのことを「三次元の冴羽獠」と言い、彼からの着信はアニメ『シティーハンター』のエンディングテーマ曲「Get Wild」を設定しています。
明るい性格のケンジですが、家庭環境はあまりよくありませんでした。

家を出てから父親が死ぬまで実家に帰っていないといった少し重い過去があります。

元々痩せやすい体質のため、シロさんと違って連載当初はあまり体型を気にしていなかったケンジですが、50代になったところで年相応にぜい肉が付き、シロと同じジムに入会をします。
また、ぜい肉以外にも頭皮にも心配が出てきたため、78話で薄くなった頭頂部を目立たなくするためにパーマを辞め短髪にし、黒髪から金髪に髪型を変更しました。

シロさんとケンジのお友達
富永佳代子

スーパーで特売のスイカ1玉を買おうか迷っていたところ、同じく迷っていたシロさんとスイカを分け合ったことがきっかけで料理友達となりました。
それ以来、シロさんとはスーパーの特売品やもらい物を分け合って家族ぐるみで仲良しです。

しかし、シロさんはよく佳代子さんのお家に遊びに行ったりしているのですが、ケンジと佳代子さんは長年出会うことがなく、シロさんと佳代子さんが知り合ってから12年後に初めてケンジと顔を合わせました。
シロさんの良き理解者であり、彼が同性愛者であることも知っていますが、家族全員そのことに対してあっさり受け入れてくれます。

気さくで明るいさっぱりとした性格で、主婦ならではの簡単料理のレパートリーが豊富で料理上手。
シロさんもよく佳代子さんから聞いたレシピで料理をしている姿が描かれています。

小日向大策

佳代子さんの旦那さんのテニス仲間で芸能プロダクションに勤めています。
「ゲイ同士だから仲良くなれるかと思って」という理由だけで佳代子さんの旦那さんからシロさんは紹介されました。

大柄で無口な男性で、ゲイの世界ではモテる外見をしています。
普段は無表情だが、恋人である航を溺愛し、彼のわがままに文句を言うことなく振り回されています。
航のことを「ジルベール似の美少年」と表現するほど盲目です。

シロさんカップルとは違い、航の生活費は全て小日向が負担し、わがままな航の性格に合わせて、食材は全て高級品です。
航のわがままをシロさんの前ではよく愚痴っています。

しかし、シロさんはそれをのろけ話くらいにしか思っていません。
また、シロさんと同じく料理が趣味。

ですが、シロさんと違って彩りなどに気を配ったおしゃれな料理を作ります。
共通の趣味もあり、気が合うシロと小日向を見たケンジは、いつか2人がくっついてしまうか焼きもちを焼く場面もあります。

井上航(通称ジルベール)

小日向の恋人で、小日向より一回りほど年下。
デイトレーダーとして小遣いを稼いでいますが、生活費は全て小日向に負担してもらっています。

小日向はジルベール似の美少年と表現しましたが、実際は無精ひげを生やした服装に無頓着な青年。
わがままで口も悪いが、どこか憎めない性格をしています。

シロさんの料理を「おばちゃんくさい」や「庶民派」と文句を言いつつもおかわりをしたりするため気に入っている様子です。
小日向とは、航が12歳の時に、家庭教師として小日向が航の勉強を見ていたことが出会い。

飄々としている性格ですが、たまにズバリと物事の核心をつく発言をします。
ケンジとはそれぞれの恋人からどれほど愛されているかという面で、お互いを少々ライバル視してたまに、言い合いのようなことをする微笑ましい様子が描かれています。

 

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