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20

Aug

気持ち悪い!?アニメ化『明日ちゃんのセーラー服』の魅力7選!! 感想、評価、作者博先生もご紹介

④百合

出典 Amazon

エロ要素はない、現実的な世界観と書きましたが、明日ちゃんで完全にフィクションなのが百合描写です。明らかに読者を意識した構図で、女の子同士が吐息も感じられるほどに近づいています。一線を超えることはありませんが、見ていてドキドキしてしまいます。決して百合で売っている漫画ではないので、毎度百合描写があるわけではありませんが、たまに挿入されたときには一気に作品に引き込まれてしまいます。

⑤作者がやりたいことをやっている

先述の『リアルな女子の切り抜き』もそうですが、作者の博(ひろ)先生のやりたいことが詰まった作品なのが特徴です。例えば扉絵や見開きだけフルカラーなのではなく、漫画の途中にカラーページが入っていたりします。これはWEB連載だからできることなのですが、こだわりのシーンをこだわって描けるし、読者も嬉しいしで最高です!(紙の単行本ではカラー印刷されていないので注意です)
連載ペースも月に1度ほどと、決して早くはありませんが、だからこそクオリティも落ちません。背景もトーンを使わず、線画(細いペン)で書くというこだわりを見せています。

⑥見る人をあまり選ばない

明日(あけび)ちゃんは集英社の『となりのヤングジャンプ』というメディアで連載されています。なので分類上は青年漫画ですが、エッチな作品ではないですし、暴力描写もありません。日常系の漫画ですがアニメっぽい作画に寄せすぎていませんし、主人公のクラスでいじめなどの陰惨なシーンもありません。老若男女問わず楽しめます。なので多くの人が読みやすい、入り口の広い作品です。現在シリーズ累計55万部を突破していますが、アニメ化をきっかけに今後更に売り上げは伸びると見込まれます。

⑦明日小路のアイドル性

この作品で最も大きなフィクションが、主人公明日小路(あけび こみち)のアイドル性です。明日小路はアイドルに憧れて蠟梅学園中等部に入学した少女ですが、自身もアイドル級のルックスを持ち、運動神経抜群、成績も優秀です。『普通の女の子』として描かれることが多いですが、実際は超ハイスペックガールです。誰とでもすぐに打ち解け、決しておごらず、友人を思いやれる優しさを持った小路はまさにアイドルであり、個性豊かな16人のクラスメイトの中でもスバ抜けて光っています。彼女が主人公の物語だからこそ、田舎が舞台の日常系でありながら、読者の心を強烈に掴んで離さないのです。

作者 博(ひろ)先生について

1987年生まれの漫画家、イラストレーターです。代表作は『アクアリウム』(まんがタイムきららキャラット、全2巻)、『ゆめくり』(月刊コミックアライブ、全5巻)です。ライトノベル『スーパーカブ』(角川スニーカー文庫)では挿絵を担当しており、2021年4月から6月までアニメ化されました。アニメーターを目指していたことがあり、デッサン力が非常に高く、そのスキルは『明日ちゃん』に存分に活かされています。

明日ちゃんは気持ち悪い!?

『明日ちゃんのセーラー服』はたまに『気持ち悪い』といわれることがあります……ファンとしては大変心苦しいのですが、そういわれる理由は、
• フェチシーンが多い
• キャラの顔つきが独特

といった意見が多いようです。フェチシーンというのは、『リアルな女子のしぐさの切り抜きが多い』、ということです。例えば、髪をポニーテールにするシーンで4ページも使うようなことです。

うなじの毛の1本1本まで丁寧に描き込んでいるのですが、主人公たちは女子中学生ですので、人によっては『ロリコン向け漫画』という意見が出てしまうようです。

ただ、フェチシーンがメインのポルノ漫画ではないということは明記させていただきます。髪をくくるシーンに限らず、服を着る描写など、普段見過ごしてしまうようなシーンをアップにする、つまり日常の大切さを重要視しているのです。

キャラの顔つきが独特、という意見についてですが、これはもう作者がリアルさを追求した結果です。博先生はもっとアニメキャラっぽい作画もできます。事実、過去作ではいかにもアニメキャラなデザインで描いていました。確かに『明日ちゃん』の顔つきは独特かもしれませんが、どの漫画でも大なり小なり作者の画風が出ますし、話自体すごく良くできているので、1巻を読めば慣れると思います!

まとめ

『明日(あけび)ちゃんのセーラー服』は透明感のあるキャラクターと作画、田舎の風景、個性豊かなクラスメイト、現実的だけど温かみのある世界観など、作者のこだわりと魅力がいっぱい詰まった作品です。アニメ化が既に決定していますが、かなり特徴的な作品ですので、一度原作に目を通してみるのもいかがでしょうか。日常的な物語の中に、宝石のような尊さが詰まっています!

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