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Aug
【ヨスガノソラ】本当に地上波で放送したの!?今なら絶対放送禁止のエロい伝説アニメ
今回は『ヨスガノソラ』の魅力について紹介していこうと思います。数あるギャルゲーの中でも印象に残る作品で、名作といっても過言ではありません。そんな『ヨスガノソラ』の魅力ポイントを、作品紹介と併せて解説していきます。
『ヨスガノソラ』とは?
『ヨスガノソラ』は2008年12月に、Sphereによって発売された18禁恋愛アドベンチャーゲームです。山奥にある田舎町に、妹と一緒に引っ越してきた高校生が主人公。
様々なヒロインたちとの恋愛を楽しんでいく、王道の恋愛アドベンチャーゲームとなっています。
『ヨスガノソラ』の由来ですが、これを漢字にすると『縁の空』。『縁(よすが)』には「身か心のよりどころ」という意味があり、
「どんなときでも場所でも変わらずそこにある”空”のように、人間関係もそうあるべき」というメッセージが『ヨスガノソラ』に込められているそうです。
『ハルカナソラ』
『ヨスガノソラ』があまりにも大人気だったこともあり、2009年9月にはファンディスクの『ハルカナソラ』も発売されました。
『ヨスガノソラ』と同じく、Sphereによって制作されています。『ヨスガノソラ』で絶大な人気となった春日野穹のアフターストーリーを描いた作品となっていて、それに加えてサブキャラの追加エピソードも収録されています。
TVアニメも放送
2010年10月にはTVアニメも放送されました。アニメ制作会社はfeel.です。feel.といえば『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』が有名ですが、2010年当時は『ダ・カーポ』のようなギャルゲーや『kiss×sis』のような百合系の危ない恋愛ストーリーに定評がありました。ゲームが発売されたのが2008年、そこからわずか2年でTVアニメが放送されているということで、『ヨスガノソラ』がとても盛り上がっていたことも分かります。
『ヨスガノソラ』の魅力
ここでは『ヨスガノソラ』の魅力について解説していこうと思います。『ヨスガノソラ』の魅力は以下の3つです。
ノスタルジー感じる楽曲
倫理観ギリギリを攻める過激シーン
アニメのクオリティが高い
紹介していきます。
ギャルゲー特有の楽曲(アニメ・ヨスガノソラ)
恋愛アドベンチャーゲーム、いわゆるギャルゲーまたはエロゲーは、音楽の高さに定評があることが多いです。
一例を挙げると、『AIR』『CLANNAD』のようなkey作品には名曲が多いですよね。『ヨスガノソラ』も例外ではなく、楽曲のクオリティが素晴らしく高いです。
原作ゲームの主題歌となっている『道の先、空の向こう』『夜明けのプリズム』はゲームミュージックらしい電子音を用いながらも、ノスタルジーを感じさせる楽曲に仕上がっています。
TVアニメで用いられている『比翼の羽根』『ツナグキズナ』は、ギャグゲー特有のノスタルジーを感じさせつつも、オーケストラ調のサウンドなど編曲がしっかり施されており、重みを感じさせます。
過激なエロシーン(アニメ・ヨスガノソラ)
『ヨスガノソラ』の原作は18禁の恋愛アドベンチャーゲームということもあり、しっかりエロを演出しています。一般的にSEXというのは室内でやるのが当たり前のはずです。
しかし、本作は野外でもSEXしてしまったり幼い頃に逆レ○プしてしまったり、挙句の果てには双子の兄妹でエッチしてしまう始末
非常に過激なエロシーンが多く含まれています。これぞギャルゲーといった感じではありますが、数あるギャルゲーの中でもかなりの過激派の印象があります。
アニメのクオリティが高い(アニメ・ヨスガノソラ)
『ヨスガノソラ』はアニメのクオリティが非常に高いことでも有名です。ストーリーの内容自体は原作ファンの中で賛否両論ありますが、少なくとも、アニメから『ヨスガノソラ』を知った人の中では高評価が多い印象です。
これはアニメ制作会社feel.の影響が強いでしょう。今となっては数多くあるアニメ制作の中でもfeel.は細かい部分でも動きをしっかりつけて表現することを得意としています。
良い意味で、京都アニメーションの作画を2ランクぐらい劣化させたイメージです。
また、feel.は演出も非常に巧みで、特に台詞回しや会話のテンポの緩急の使い分けに注目です。通常、アニメは1秒単位で作画枚数を割り振って制作していくため、セリフのスピードに緩急をつけるのが非常に難しいのです。
しかし、feel.は会話のテンポを重視している印象があり、「プレスコなのではないか?」と感じてしまうぐらい、リアルなテンポで会話が進んでいきます。
そのため、まるで作品の中で登場人物がリアルに会話しているかのような錯覚に陥るのです。『ヨスガノソラ』もかなりこだわっているように見えます。
通常、ゲーム版の声優をそのままアニメ版の声優に持ってくることが多いのですが、『ヨスガノソラ』のゲーム版の声優はアダルトゲーム専門の声優たちでした。
それもあってか、『ヨスガノソラ』のアニメ版では声優を総入れ替えし、アニメに適した声優起用を徹底したのです。
ストーリーもその影響を受けており、1クール12話のアニメにふさわしくなるようにストーリーを微妙に変更させていきます。これが原作ファンの怒りを買うことに繋がったそうですが、少なくともアニメだけ見る分には非常に素晴らしい仕上がりのように見えます。
ギャルゲー原作のアニメはBGMに注目(アニメ・ヨスガノソラ)
アニメにおいて音楽は非常に重要なポイントです。アニメにおける音楽というと、OP・EDのようなボーカル付きの主題歌をイメージする人が多いですが、それ以上に本編のBGMが重要になってくるものです。
そして数あるアニメの中でも、ギャルゲー原作のアニメはBGMのクオリティが非常に高いのです。どこかノスタルジーを感じさせる楽曲であることが多く、登場人物の感情を上手く表現しているので、ぜひ注目して聴いてみてください。
原作とアニメの違いは?(アニメ・ヨスガノソラ)
『ヨスガノソラ』では原作とアニメでいくつかの変更がされています。その変更自体はわずかな差なのですが、それが積み上がっていくことで全体的に視聴者の感じ方が変化してしまったのです。原作の場合は純愛をテーマにしています。基本的にギャルゲーというのは1on1での会話がほとんどなので、自然と「主人公 対 ヒロイン」の構図でシナリオが書かれています。
ということもあってほとんどのギャルゲーで「純愛」がメインテーマになっており、むしろ「純愛」をテーマにしたほうがシナリオの完成度が高くなる傾向にあるのです。
一方でアニメはギャルゲーに比べると3人以上の会話がやりやすかったり、群像劇のようなシナリオ進行がやりやすいと言われています。
そうなってくると「純愛」をテーマにするよりも、三角関係のような泥沼展開や、精神的にキツくなるような展開の方が完成度が高くなりがちです。
実際にTVアニメ終盤ではかなりキツイ展開が続いていきました。見ていて非常に苦しいのですが、感情を揺さぶられたという意味では、十分意義のある作品に仕上がっているのではないでしょうか。
原作ファンの間ではアニメ版のシナリオで賛否両論が別れていますが、アニメ単体で見た時には高評価されるべき作品だと言えます。
まとめ(アニメ・ヨスガノソラ)
それでは本記事をまとめていきます。
『ヨスガノソラ』は大人気ギャルゲー
王道ギャルゲーで、過激シーンも多め
アニメのクオリティは高い
ゲームをプレイした方はアニメを、アニメを視聴している人はゲームをプレイしてみると、また違った感想が得られるかもしれません。特にアニメ版では、各話ラストについてくる初佳エピソードが非常に好評です。ぜひ視聴してみてください。