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Aug
涙腺崩壊!!泣けるおすすめBL漫画をまとめてみた
・今日、別れます/河合あめ
題名に惹かれて読んだ作品なのですが、この題名とは真逆にラブラブな春隆と怜士のHシーンから始まります。
題名と違くない?と思っていましたが、H終了後、笑顔で春隆は別れを切り出すのです。
想像しない展開に驚いたのですが、物語が進むにつれてこの時の春隆の笑顔が切なく感じてしまいます。
そもそも春隆と怜士は体の関係から始まってそのままヅルヅルと付き合っていたようで、お互いの気持ちを確認していなかったみたいです。
そんなことだからどうしても切ない想いをしてしまうんだよなと感じてしまいます。
まず、別れた理由というのが、お互い会うとHばかりしてしまい、相手に負担をかけてしまうと考えたから。
もう、この考えがある時点で好き確定なのに、自分の想いに気付くまで遠回りしまくる2人。
特に、怜士に拒まれてショックを受けた春隆が公園で泣いてしまうシーンはこちらももらい泣きしてしまいました。
Hシーンも満載ですが、それだけに頼らずにストーリーもちゃんとしているこの作品。
エロ目的でも切なさ目的でも両方楽しめるBL作品だと思います。
・紅椿/三田六十
鬼と人間のBL作品。
鬼の子を拾った佐吉は、アカと名付けて自分の子どものように育てます。
しかし、鬼の子ということで差別や嫌がらせを受けるアカ。
だけどそんなアカを必死に守る佐吉の姿に涙します。
さらに、アカは鬼の子であるから人の言葉が離せません。
人と鬼であるからこそ絶対的な違いがあり、そのことに苦しみながらも違いを受け入れている2人。
だけど、言葉で通じあうことはできず、オニであるアカがもつ爪は佐吉を抱きしめると傷つけてしまう。
人同士でないからこそのもどかしさが切なさを募らせてきます。
アカが自分の傍にいたら幸せになれないと感じた佐吉はアカを山へ返すことを決めます。
ここで、すでに泣けるのですが、この後、やっぱりお互いを求めてしまう2人。
一度は離れても結局絆で繋がっていたんだなと実感できるラストは号泣ものです。
言葉とか同じ生物かどうかなんて関係ない。
お互いの気持ちが大事なのだとよくわかる作品です。
・僕らはなんども恋をする/星名あんじ
タイムリープものです。
サラリーマン一成は自称カメラマンでイタリアンレストランでバイトしている萬に突然告白されます。
元カレにこっぴどくフラれてイライラ、ムラムラしていた一成は萬に自分のセフレにならないかと提案をします。
その提案を受け、無事萬は一成のセフレになったのです。
萬は何度も一成のことを“運命の人”と言っていたのですが、一成は一度も萬に自分の気持ちを話したことなく、セフレとしてズルズル関係を続けていました。
しかし、ある日目の前で萬が交通事故にあい死んでしまいます。
失意の中生活していると、階段から落ちてしまう一成。
すると、そこから一成のタイムリープが始まります。
だけど、このタイムリープ無限にできるものではなく有限のもの。
有限であるからこそ1回のタイムリープで何とか萬が死なない運命にたどり着こうとするのですが、どうしても萬が死ぬ運命から逃れられません。
とうとう最後のタイムリープ。
このタイムリープで萬の運命は変えられるのか、そして、一成は萬に告白することができるのか。
最後のタイムリープや一成の出した決断は涙なくては読めません。
・メトロ/本郷地下
性的なものから徹底的に遠ざけられていた水葵と事故によって全てを失った元ピアニストである忍。
この2人は痴漢行為によって出会います。
この作品ただの痴漢ものではないのです。
2人の人物背景がしっかりと描かれているのが面白い。
痴漢という出会いかただったのにも関わらずお互い唯一無二の存在となっています。
数々の作品を読んだのですが、ラストがこんなに美しい作品はなかなかないんじゃないかなと感じてしまいます。
忍にはいつも危うさが漂っており、水葵との関係が良くなっていってもずっと忍の危うさが消えないのがまたこの作品と忍というキャラクターの魅力なのだと思います。
「いらないなら僕がもらう」と水葵の言ったセリフがものすごく大好きで、このセリフで何度でも泣けます。
続きが読みたい作品であるけども、このラストを知ってしまったら続編がない方がいいという矛盾を抱えてしまう作品です。
・どうしても触れたくない/ヨネダコウ
粗暴という言葉がぴったりの外川。
だけど部下である嶋のことを気にかけてくれたり、気遣いができる外川の姿に嶋は惹かれてしまいます。
結局体の関係になる2人ですが、そこからどんどん切ない関係となっていく2人。
嶋はトラウマを抱えていることから外川に対して壁を作ってしまいます。
しかし、そんな嶋に対し、傷つくことも恐れず自分の気持ちをストレートに伝えてくる外川。
とにかく2人は不器用。
だからこそ切ない!!
壁にぶつかりながらも2人で壁を超える決断を下してくれて本当に良かったと実感します。
素直になれない嶋が素直になったシーンはもう涙涙でした。
この作品には、「それでも、やさしい恋をする」というスピンオフ作品もあるのですが、こちらも泣ける作品となっているので合わせて読むのがおすすめです。
・西洋骨董洋菓子店/よしながふみ
この作品は、アニメもおすすめなのですが、原作も泣けます。
ドラマ版も泣ける部分と笑える部分もあってそちらもぜひ見て欲しい作品となっているのですが、BL設定が無くなり、女性嫌いという設定に変更となってしまっているので、もしその設定の変更に異議がない方はみて欲しいです。
この作品は登場人物みんな優しくて思わず泣けてしまう。
橘と小野とエイジと影という4人がケーキ屋さんを営んでいるという話なのですが、みんな何かを抱えているのです。
4人とも20歳を超えている大人なので、しっかりしているように見えてふとしたことでその抱えたものを吐き出します。
だけど、お互いがお互いを支え合って解決に導てくれる。
誰かによって別の誰かが救われている様子がすごく綺麗に描かれています。
この4人は本当に素敵な4人なのですが、全体を通してすごく儚さが漂っています。
たぶんこの4人の関係に永遠なんてないんだろうなぁと物語の割と最初のうちからなんとなくわかってしまう。
その儚さや脆さそして、この4人の関係性に思わず涙してしまいます。
また、おいしそうなケーキが多数登場するので、それを見るだけでも目の保養になる作品です。
・ギヴン(アニメ)
高校生がロックバンドを組み、そのメンバーたちの恋愛模様を描いた青春アニメ。
高校生だからこその心の揺れや、もどかしさがすごくリアルです。
そして、恋愛要素は綺麗で繊細で切ないんです。
自殺した恋人の形見である壊れたギターをきっかけに出会う真冬と立夏と春樹、秋彦の4人。
この4人全員が高校生でないというのもまたいいアクセントになっています。
過去にとらわれながらも前に進もうとする姿がもう感動しかありません!
純粋な恋愛模様を楽しめるアニメでもあるのですが、アニメだからこそ表現されたバンドシーンも魅力的です。
ものすごくかっこいい!!
BL好きじゃなくてもぜひこのバンドシーンだけでも見て欲しい作品となっています。
・SUPER LOVERS(アニメ)
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