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27

Jul

【SCP財団】実際に遊ぶと怖さが分かる…ゲームで遊べるおすすめSCP3選

皆さんはゲームはお好きでしょうか。ただ見るだけでなく、自分の意思で操作して実体験するゲームは、より世界観にのめり込むことが出来ますよね。今回はそんなゲームの題材にもなっているSCPをご紹介していきます。

SCP-173

http://scp-jp.wdfiles.com/local–files/scp-173/SCP-173.jpg
引用:wdfiles.com
http://scp-jp.wikidot.com/scp-173

最初にご紹介するのは、SCPの顔とも言えるSCP-173。一番最初に作られたSCPであり、最も有名なSCPと言っても過言ではありません。

SCP-173 オブジェクトクラス: Euclid 「彫刻 – オリジナル」

SCP-173は人型をした彫像で、その体はコンクリートと鉄筋でできています。顔部はスプレーを吹きかけたような模様が入っており、非常に不気味な印象となっています。

SCP-173は1993年にサイト-19へと収容されましたが、どこから来たのかやどうやって捕まえたのかは分かっていません。現在はサイト内のコンテナに収容されています。SCP-173は血と排泄物を常に垂れ流し続けており、1週間に1度、清掃をする必要があります。

SCP-173は彫像でありながら生きており、人間に対して非常に敵対的。その特質は「誰にも見られていないと動きだす」というもの。ただ動くだけであれば良かったのですが、SCP-173は人間を見つけてその首をへし折ってくるのです。

SCP-173を動かさないためには、とにかく誰かがが見つめ続ける必要があります。しかし人間は一点を見つめ続けることは不可能、いつか瞬きをしなければなりません。そのためコンテナ内を清掃する際は3人1組となり、2人が交互に瞬きをする間に1人が清掃をする…という手はずになっています。もしも全員の瞬きのタイミングが被ってしまったら、その時は3人仲良く首が曲げられるでしょう。

見ていないと動きだす分かりやすい恐怖感に加え、とにかく見た目が不気味で恐ろしいので、最初のSCPと言うこともありその人気は絶大。SCP-173を題材にしたゲームは非常に多く、中でも有名なのは「SCP Containment Breach」でしょう。

こちらのゲームはSCP-173の清掃を担当する、Dクラス職員が主人公。SCP-173の収容違反をきっかけに、多数のSCPが収容違反を起こした施設内から脱出を目指します。特徴は強制的に瞬きをするゲームシステム。もしSCP-173と遭遇したら見続けなければいけませんが、上記のとおり瞬きをしなければなりません。瞬きまでの間に上手に距離を取りやり過ごす緊張感や、追いかけられる怖さがとても面白いゲームとなっています。他にも有名どころのSCPが多数出演しているので、SCPゲームの代表のような作品です。

http://scp-jp.wikidot.com/scp-096

http://SCP-096

続いてご紹介するのも有名なSCP。SCP-173と並んでSCPの代名詞のような存在であり、様々な作品にも出演しています。

SCP-096 オブジェクトクラス: Euclid ”シャイガイ”

SCP-096は身長がおよそ2.38mの人型の実体を持った生物です。筋肉量が非常に少なく、見た目にはガリガリの状態。事前分析でも軽度の栄養失調状態にあると確認されています。体に対して両腕が不釣り合いな程発達しており、その長さは左右それぞれ約1.5mほど。皮膚のほとんどに色素がなく、体毛も一切ないので皮が張り付いた骸骨のような見た目です。顎は平均的な人間の4倍の大きさに開くことが可能。知性はあまり無いようで、目も見えているかどうか分かりません。

SCP-096は通常状態であるときは非常に大人しく、収容されている独房の中をうろうろしているだけ。しかし誰かがSCP-096の顔を直接や映像記録、写真を通してなどを問わず見てしまうと、顔を両手で覆い泣き始め、叫びながら苦しみます。そして1~2分ほど経つと、顔を見た人物に向かって走り始めるのです。標的に辿り着くとSCP-096は顔を見た対象を惨殺、その後はその場所に座り込んで、再び落ち着いた状態に戻ります。

つまるところ顔を見た奴を絶対に殺すマン。例え顔を見た人が地球の裏側にいても、光の届かない深海にいても、必ず追い付いて殺す。もはやシャイって言うレベルじゃありません。追いかけるスピードは最低でも時速35kmなので、常に移動し続ければ逃げれるかもしれません。あくまでも最低スピードなので、加速してきたら無理ですが…。

厄介なのが顔を見られのを(相手が)死ぬほど嫌がっているのに、対象を追いかける状態になると、顔を一切隠そうしなくなる点。このせいで二次被害がどんどん広がってくことになるのです。ちなみに顔を見る人がSCP-096の顔を見たと認識していなくても、SCP-096が見られたと感じれば追いかけてきます。例えば写真にたった4ピクセルしか写っておらず、それを見てしまった場合でも。

SCP-096も人気が高く、多くのゲームに出演しています。先ほどご紹介した「SCP Containment Breach」や、「SCP 096 MODEST」などでSCP-096に追いかけ回される恐怖を味わうことができますよ。

SCP-087


引用:wdfiles.com
http://scp-jp.wikidot.com/scp-087

SCP-173、SCP-096と追いかけられるタイプのSCPを紹介してきました。最後にご紹介したいのが、こちらのSCP。先ほどとはまた違ったタイプの恐ろしさが味わえるSCPとなっています。

SCP-087 オブジェクトクラス: Euclid 吹き抜けた階段

SCP-087はとある大学の中にある、手すりが付いた階段です。階段の入り口は清掃員用のクローゼットに偽装されており、電子ロックが付いた鋼材で作った扉で厳重に封印されています。

SCP-087自体は踊り場のある明かりのない階段及びその空間。傾度38度の下り階段となっており、13段降りると直径約3mの半円形の踊り場に出ます。そしてその踊り場で降下の向きが180度回転するのです。学校などの施設によくある階段と同じような感じですね。

SCP-087内は非常に暗い上に、一定以上の光を吸収してしまいます。なので探索の際には75W程度の明かりが適切とされています。これだけだとただただ暗いだけの階段ですが、SCP-087には現在階段の一番下が確認されていません。

そしておよそ200mほど下の場所から、助けを求める子どもの泣き声が聞えてくるのです。しかしいくら降りても泣き声の主に辿り着けません。こちらが進んだ分向こうも離れているように、声の距離が変わらないのです。

さらにSCP-087には、「SCP-087-01」と呼ばれる不気味な存在も潜んでいます。SCP-087-01は瞳や鼻孔、唇などが存在しない人の顔をしており、暗闇から突如として出現。SCP-087-01と遭遇した人間は例外なくパニックになることが確認されています。

財団はこれまで4回調査を行っていますが、SCP-087-01は全ての調査に出現。全ての探査員をパニックに陥らせています。3回目の調査で遭遇したSCP-087-01は、探査員ではなくカメラを見ているようでもありました。

4回目は実験記録そのものが削除されており、その後SCP-087は立ち入り禁止となっています。また4回目の実験後、キャンパス内の学生や職員からSCP-087の中からノックの音がするという多数の報告が寄せられ、現在は扉の内側に工業用スポンジを裏打ちしたことでノック音の報告はなくなりました。

終わりのない先が見えない階段、その階段に潜む謎の存在とシンプルながら非常にインパクトのあるSCP。こちらのSCPを題材としたゲームは「SCP-087-B」や「SCP Operation Descent」などがあり、得体の知れない空間を進んでいく恐怖を楽しむことができます。

まとめ

文字を読むだけでも恐ろしいSCPですが、実際に体験できるゲームともなるとその恐ろしさをより感じることができます。気になる作品があったら遊んでみて、よりSCPの世界に浸ってみてはいかがでしょうか。

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