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『異種族レビュアーズ』2期の可能性について徹底検証! 原作のストックは? 円盤の売り上げは?
グッズやイベントの売上
円盤以外の作品関連商品の売り上げが、アニメの続編制作に影響するのか。これは先ほども少しふれましたが、アニメのスポンサーにその商品を販売している会社があるかどうか、によります。
アニメの制作費を出資するスポンサーは、「制作委員会」に所属することが多いです。
アニメのOPやEDで「○○制作委員会」という表記を見たことはないでしょうか。この制作委員会は映像ソフト会社や出版社、音楽スタジオなど、複数の参加企業から成り立っています。
制作委員会はアニメの制作費用だけでなく、宣伝や放送に関する予算まで関わっています。放送されたアニメに人気が出て、円盤や原作が爆売れすれば、その何割かが政策委員会の出資企業にリターンとして支払われる、という仕組みです。
アニメを放送して円盤も原作も売れなければ赤字で二期どころではありませんから、関連商品は続編制作を決定づける大きなポイントの一つになります。
さて、異種族レビュアーズの関連商品の売れ行きですが、まず原作漫画。アニメ放送開始直前に4巻と、コミックアンソロジー1巻が発売されました。そして1月11日に放送開始直後、全巻の重版がかかります。さらに1月下旬にも全巻重版すると公式が発表。アニメ放送から1か月足らずで2回の重版がかかったことになります。
一部店舗では人気のあまり品切れになったとか……。アニメ効果が大きかったようですね。そして2021年7月現在、シリーズ売上は75万部を突破しています。単巻あたり10万部以上ですから、ヒット作といっていいでしょう。
円盤や原作以外でハイリターンが期待できる関連商品といえば、やはりゲームです。アイドルマスターシリーズや直近ではウマ娘など、人気ソーシャルゲーム原作のアニメ化は強いです。
異種族レビューアーズが単体でゲーム化されていればハイリターンの収益源になったのですが、残念ながら実現できていません。ただ、ソーシャルゲーム「ガールズ&クリチャーズ」とのコラボが行われました(現在は終了)。原作漫画の売れ行きは好調ですので、ゲームを含め、、今後アニメ以外でもメディアミックスが発表される可能性は十分にあります。
グッズ販売についてですが、ホビーストックより「抱き枕カバー」、マックスファクトリーより作中キャラ「クリムヴェール」のねんどろいどなど。フィギュアなどの関連商品は、原作や円盤に比べれば制作委員会へのリターンは低いですが、影響しないわけではないので、二期を希望する人はグッズの購入も検討してみてください。
まとめ
二期の放送はいつ?さて、これまで調べた情報をまとめると、
・円盤の売り上げは悪くない
・原作のストックもある
・コラボグッズもいろいろ作られている
という結果になりました。本編放映直後から1年以上たっても続編制作の発表がない以上、実現はかなり厳しいですが、それでも二期の希望がないわけではありません。
記事中で解説したように、大切なのは関連商品の売り上げです。異種族レビュアーズのブルーレイ&DVDでは地上波で放送できなかった〈無修正ver〉が収録されていますので、テレビで規制verの本編を視聴した方にも購入のメリットが大きいです。
続編アニメは2021年中に制作が発表されたとして、放送は2022年になると思われます。期待して待ちたいですね。