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『異種族レビュアーズ』2期の可能性について徹底検証! 原作のストックは? 円盤の売り上げは?
『異種族レビュアーズ』は、2020年1月11日より放送されたテレビアニメ。深夜アニメでありながら放送コードぎりぎりのエロ描写で、国内のみならず海外のアニメファンの間でも話題になった問題作です。
アニメ放映時は毎回実況スレが盛り上がり、人類の限界に挑むかのようなフェチ表現の数々に、変態アニメ愛好家の紳士たちは時には草を生やし、時にはドン引きしながらも楽しんでいました。
そんな異種族レビュアーズは12話で惜しまれながらも最終回を迎えます。その後、KBS京都にて再放送がありましたが、2021年7月現在、公式から第二期の発表はされていません。
はたして『異種族レビュアーズ』二期の可能性はあるのでしょうか。この記事では、アニメの続編製作を決定する3つの要素、①一期の円盤(DVD)売上②原作のストック③グッズやイベントの売上 の観点から、二期の可能性について徹底検証していきます!
一期の円盤(DVD)売上
アニメの二期制作を大きく左右すると言われるのが、放送話を収録したブルーレイ・DVD(通称:円盤)の売り上げ枚数ですなぜかというと、映像ソフトの販売会社はアニメ制作の強力なスポンサーだから。円盤は高単価で、ほかのグッズ販売やコンテンツ配信よりずっと収益が高いのです。
ちなみにレンタルショップでの収益もソフト会社の収益になります。アニメの企画段階でも、原作の人気から、どこまで円盤の売り上げが見込めるか予想して制作費の予算を組むことが珍しくないそうです。
配信サービスが充実しているこのご時世に、わざわざ高額の円盤を購入するファンは希少。円盤の売り上げ枚数はその作品の人気を反映していると言っても過言ではありません。
さて、気になる異種族レビュアーズの売り上げ枚数は『5,499』枚。では、二期制作のボーダーラインは何枚なんでしょうか。こちら、細かい数字が決まっているわけではないようです。ただ、ネットに出ている情報では、3,000枚で採算ライン。5,000枚超えで続編の可能性アリとのことです。
続編ラインの5,000枚に対し、異種族レビュアーズは『5,499枚』……クリアです!
ただ、期待するのはまだ早いです。過去には5,000枚を超えても二期の気配がない作品も多数存在します。一方、円盤の売り上げ枚数は販売店舗や特典の有無によっても大きく変わりますので、二期での売り上げアップが期待される場合ならば、一期の売り上げが厳しくても続編制作にGoが出ることもあるそうです。
しかし、売り上げ枚数が3,000枚に届かず赤字となる作品も多い中、5,000枚近く売り上げた異種族レビュアーズは十分に人気作品だと言っていいでしょう。
原作のストック
原作付きのアニメである以上、続きのストーリーが描かれていないと二期の制作ができない……
と思われがちですが、実際そんなことはありません。一期の人気が爆発すれば、早々に二期(続編)の放送が発表され、原作の連載と並行しながらアニメ制作が進められることもあります。また、最近では1クール(12話)分のエピソードがなくても数話をOVAで制作して原作の特典として販売するというケースも増えてきています。
とはいえ、原作のストックは続編制作の判断に大きく関わっていることは確かです。ストックがない状況で続編の制作を決定したけれど、原作の連載がストップしてしまったというケースもありますし、一期から二期の放送期間が空きすぎると、せっかくついたファンが離れてしまうリスクも大きくなります。
それでは、異種族レビュアーズの原作がどれくらい貯まっているかチェックしていきましょう。
異種族レビュアーズの原作は、ドラゴンコミックスエイジより発売中の『天原(あまはら)』氏のマンガです。アニメ1期は全12話で、原作漫画の3巻・27話までのエピソードが放送されました。
原作では1話に1種族・内容のエピソードが描かれます。アニメでは1話につき2種族から3種族、原作2~3話分のエピソードが消費されました。
そして原作は2021年7月現在、53話まで描かれています。1期が原作27話分だったので、ぎりぎりですが、2期が1クール(12話)制作できそうなくらいたまっていますね!
ちなみに。3巻までに収録されたエピソードでアニメ化されていないのは28話(種族間の結婚の話)だけです。なのでアニメの続きから読みたいという人は3巻or4巻から集めるとよいでしょう。