10位：三丁目の夕日

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1974年にビッグコミックオリジナルで連載を開始した、西岸良平先生によるヒューマンドラマ。
昭和30年代の東京街「夕日町三丁目」を舞台に、住民の日常を描いた物語集です。

2005年に吉岡秀隆さん主演の実写映画『ALWAYS 三丁目の夕日』、2007年に続編『ALWAYS 続・三丁目の夕日』を公開。
更に2012年には3作目となる『ALWAYS 三丁目の夕日’64』を発表し、いずれも興行収入30億円を越えるヒットとなりました。
特に第2シリーズは45億6000万円と大きなヒットになっています。

9位：信長協奏曲

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2009年にゲッサンで連載を開始した、石井あゆみ先生による歴史漫画。
戦国時代にタイムスリップした高校生・サブローが織田信長として生きていく人生を描いた物語です。

2014年冬に月9でテレビドラマ化され、その続編となる劇場版を2016年に公開。
主演の小栗旬さんによる熱演が多くのファンを生み、ドラマ以上に映画が盛り上がりを見せました。
興行収入は46億1000万円を記録しています。

8位：デスノート

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2003～2006年にで連載された、原作・大場つぐみ先生、作画・小畑健先生によるクライムサスペンス。
名前を書いた人が死ぬ「デスノート」を巡る頭脳戦を描いた推理対決が人気を博しました。

原作完結の翌月より、藤原竜也さん主演で前後編の実写映画が公開されました。
前編は興収28.5億円に留まりましたが、Lを演じた松山ケンイチさんがそっくりと評判になり、後編『デスノート the Last name』は原作とは異なる結末も好評を博し、シリーズ最高の52億円を記録。
その後、Lを主人公としたスピンオフ映画『L change the WorLd』やキャストを一新したテレビドラマおよび映画も発表されています。

7位：るろうに剣心

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1994年に週刊少年ジャンプで連載を開始した、和月伸宏先生による時代劇・剣劇アクション。
伝説の人斬り抜刀斎・緋村剣心（ひむら けんしん）とその仲間たちの戦いを描いた物語です。
2017年よりジャンプスクエアで続編『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚・北海道編-』も連載中。

2012年より佐藤健さん主演の実写映画シリーズがスタート。
1作目が30億円を越えるヒットとなり、2014年には第2作「京都大火編」、第3作「伝説の最期編」が立て続けに公開され、2021には完結編「るろうに剣心 最終章」の2作が発表されました。

最もヒットしたのは「京都大火編」で、興行収入は52億2000万円に達しています。
この実写化に成功によって、漫画『るろ剣』の再始動が実現しました。

6位：今日から俺は!!

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1988～1997年に週刊少年サンデーなどで連載された、西森博之先生によるヤンキー漫画。
高校デビューを果たし、ヤンキーとなった金髪の悪魔こと三橋貴志（みつはし たかし）と根性の男・伊藤真司（いとう しんじ）のコンビが様々な悪党とケンカに明け暮れるアクションコメディです。

2018年に放送された賀来賢人さん主演のテレビドラマが好評を博し、2020年に実写映画化。
コロナ禍でありながら大ヒットし、興行収入53億7000万円をマークしました。
これは2020年度の邦画ランキング2位、実写では1位の記録です。

5位：キングダム

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2006年にヤングジャンプで連載を開始した、原泰久先生による中国時代劇。
春秋戦国時代末期を舞台に、李信（りしん）を主人公とした戦国七雄戦争を描いています。

2019年に山﨑賢人さん主演で実写映画化され、興行収入は57億3000万円を記録し、2019年度の年間8位に入っています。
この成功を受け、続編の制作が決まりました。

4位：テルマエ・ロマエ

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2008～2013年にコミックビームで連載された、ヤマザキマリ先生によるコメディ漫画。
古代ローマで浴場を専門としていた設計技師ルシウス・モデストゥスが現代の日本にタイムスリップするお話です。

2012年に阿部寛さん主演で実写映画化。
その阿部さんを筆頭に市村正親さん、北村一輝さんら「濃い顔俳優」が古代ローマ人を演じたことで話題となり、興行収入59億8000万円の大ヒットとなりました。
2014年には続編が公開『テルマエ・ロマエII』がされ、こちらもヒットしています。

3位：花より男子

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テレビシリーズ2作の反響を受け、2008年に公開されたシリーズ完結編の実写映画。
『花より男子F』のタイトルで公開され、興行収入77億5000万円とドラマシリーズの人気をそのまま持続する大ヒットとなりました。

2位：海猿

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1998～2001年にヤングサンデーで連載された、佐藤秀峰先生（原案・取材を小森陽一先生が担当）によるお仕事漫画。
新米の海上保安官・仙崎大輔 （せんざき だいすけ）が命を賭けて海難事故に遭った人々を救おうともがく物語です。

2004年より伊藤英明さん主演で実写映画化がスタート。
翌年にテレビドラマ『海猿 UMIZARU EVOLUTION』が放送され知名度を上げると、2006年に公開された実写映画2作目『LIMIT OF LOVE 海猿』が興行収入71億円の大ヒットとなりました。

更に2008年公開『THE LAST MESSAGE 海猿』はシリーズ最高の80億4000万円を記録。
最終作『BRAVE HEARTS 海猿』も大きなヒットとなり、3作連続で70億円を突破しました。

1位：ROOKIES

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1998～2003年に週刊少年ジャンプで連載された、森田まさのり先生による野球漫画。
新人教師・川藤幸一（かわとうこういち）が、野球部の再建を通して不良たちを更生させ、甲子園を目指す物語です。

2008年に佐藤隆太さん主演でテレビドラマ化され、第1話こそ伸び悩んだものの、その後盛り上がり、最終回は19.5％の高視聴率をマーク。
その勢いを受け、完結編となる『ROOKIES -卒業-』が劇場公開されました。

興行収入は85億5000万円を記録。
2009年度の邦画年間1位に輝きました。

映画興収まとめ

*1位　85億5000万円　ROOKIES
*2位　80億4000万円　海猿
*3位　77億5000万円　花より男子
*4位　59億8000万円　テルマエ・ロマエ
*5位　57億3000万円　キングダム
*6位　53億7000万円　今日から俺は!!
*7位　52億2000万円　るろうに剣心
*8位　52億0000万円　デスノート
*9位　46億1000万円　信長協奏曲
10位　45億6000万円　三丁目の夕日
11位　44億1000万円　20世紀少年
12位　41億0000万円　のだめカンタービレ
13位　40億3000万円　NANA
14位　38億4000万円　銀魂
15位　37億6000万円　翔んで埼玉
16位　35億1000万円　暗殺教室
17位　34億8000万円　ごくせん
18位　34億5000万円　どろろ
18位　34億5000万円　GANTZ
20位　32億5000万円　進撃の巨人

まとめ

視聴率は昔の作品の方が有利なので、『逃げ恥』や『ナギサさん』といった最近の大ヒット作は残念ながらランクインしていません。
逆に映画の方は近年の作品でも上位にランクインしていますね。

「実写化は成功しない」と言われることが多いですが、受け入れられた作品もたくさんあります。
実写化によって、今までとは全く違うファン層を掴んだ作品も多々あり、今はドラマも映画も漫画原作の作品がかなり多くなってきました。
今後、更にこの傾向は強くなっていきそうです！