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ゲームアプリ公開後にセールスランキング1位をバクシンするウマ娘プリティーダービー。そのアニメ2期はトウカイテイオーとメジロマックイーンのライバルとしての友情が、現実のエピソードも交えた演出によって熱く描かれていました。

ウマ娘プリティーダービーの円盤の売上はランキング入りを果たし、配信主体となった昨今のアニメ業界においては異例の記録となります。今回の記事では、アニメ2期主人公として描かれたトウカイテイオーをピックアップ。

トウカイテイオーの魅力と、そのキャラについてゲーム・アニメ・史実から迫り、声優のMachicoさんの情報も併せて解説していきます。

アニメ2期・トウカイテイオー

アニメ2期ではトウカイテイオーはトレセン学園の解散寸前のお荷物チーム「スピカ」に所属するウマ娘。現実の馬トウカイテイオーの脚質は「柔らかさ」が特徴で、ゲームやアニメに設定として取り入れられています。

シンボリルドルフに憧れて、トウカイテイオーは「無敗の３冠ウマ娘」を目指してトレセン学園に入学しました。しかし、3度の骨折など故障が多かったことと、ライバルのメジロマックイーンに阻まれて目標を達成できませんでした。

「無敗の３冠ウマ娘」という目標を見失ったトウカイテイオーは悩みますが、ライバルのメジロマックイーンに支えられ、同じレースを走りたいという目標を得ます。その後、医者に再起不能といわれたケガをしたメジロマックイーンとの約束「奇跡を起こす」を果たすために、トウカイテイオーは有馬記念に出場を決めました。

「皇帝」シンボリルドルフとの関係

トレセン学園の生徒会長シンボリルドルフは、現実でも「皇帝」と呼ばれた競走馬でクラシック三冠馬としても有名です。シンボリルドルフはトウカイテイオーにはカイチョ―と呼ばれています。現実ではシンボリルドルフの初年度の産駒として生まれたトウカイテイオー。

つまり、シンボリルドルフはトウカイテイオーの父に当たります。ウマ娘トウカイテイオーが着ている勝負服の右肩の装飾は、シンボリルドルフの勝負服の左肩の飾りと対をなしていて、そのつながりを感じさせます。

史実「帝王」の戦績と「夢をかける」

トウカイテイオーは、GⅠ4勝を誇る競走馬として有名です。「皇帝」シンボリルドルフの息子として「帝王」トウカイテイオーと名付けられます。優秀な血統を持ち貴公子然としたたたずまいから、皇帝の名にふさわしい馬としてたいへんな人気がありました。

アニメ2期の骨折は史実のトウカイテイオーも実際に故障していて、競走馬生命の危機を何度も乗り越えていきました。アニメ2期13話の副題「夢をかける」は、トウカイテイオーの写真集「夢を駆ける」をモチーフにしながら、「駆ける」と「掛ける」というダブルミーニングではないかと私は考えています。