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Jun
【ウマ娘】1期で活躍した「最強世代」エルコンドルパサー、グラスワンダー、セイウンスカイについてまとめてみた!
史実の実績は?
出典 : Amazon.co.jp
この3組は史実においても同世代の競走馬で、スペシャルウィークも含めたこの98世代は「最強世代」「黄金世代」と紹介されるほど、それぞれが強さと実績を兼ね備えていました。
その中でも、最も評価が高いのはエルコンドルパサー。
ダートでのデビュー戦を圧倒的なスパートで制し、その後も不敗のままGIのNHKマイルカップまで漕ぎ着け、見事勝利。
1997年11月のデビューから半年でGI馬となりました。
その後の毎日王冠ではサイレンススズカに敗れ、初黒星を喫します。
しかし次レースのジャパンカップではエアグルーヴを抑え1着となり、最優秀4歳牡馬に輝きました。
以降はヨーロッパ遠征へ向かい、フランスのGIレース、サンクルー大賞で優勝。
日本調教馬として初となる欧州中長距離GIでの勝利をもぎ取りました。
そして1999凱旋門賞では、レース序盤から先頭をキープし続け、あと一歩で大快挙を成し遂げるところでしたが、最後の最後にモンジューに差しきられ2着に終わりました。
凱旋門賞でここまで勝利に近付いた他の馬は2012年のオルフェーヴルくらいで、最も世界一に近付いた日本調教馬の一頭に数えられています。
グラスワンダーも負けず劣らず、抜群の戦績を残しています。
中山競馬場の新馬戦でデビューし勝利を収めると、そのまま3連勝でGIの朝日杯フューチュリティステークスに乗り込み、見事優勝。
デビューから3ヶ月でGI馬となりました。
しかし翌年に骨折してしまい、その影響で苦しみますが、最後の有馬記念で復活勝利。
以降も怪我や不調がついて回りますが、宝塚記念、そして二度目の有馬記念といずれもスペシャルウィークに競り勝ち、通算4度のGI制覇を果たしています。
セイウンスカイは、この世代で最も三冠に近づいた競走馬でした。
デビューから連勝を飾り、皐月賞に出走し見事キングヘイローとスペシャルウィークを抑え1着。
日本ダービーこそ4着に沈みましたが、続く菊花賞では当時の3000メートルの世界レコードをマークする圧倒的強さを見せ、クラシック二冠に輝きました。
その後は怪我やアクシデントなどの不運もありGI制覇は実現しませんでしたが、1998菊花賞の圧倒的な強さは今でも語り草になっています。
アニメでは三者三様の活躍!
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アニメにおける最強世代の活躍は、主に1期で描かれています。
スペちゃんが主人公なので、そのライバルの彼女たちは出番も数多く用意され、見せ場も多数あります。
最初に目立ったのはセイウンスカイです。
初の直接対決となった弥生賞こそスペちゃんが勝利しましたが、その後の皐月賞では史実通りセイウンスカイが勝利。
スペちゃんに最初の挫折を経験させる役所となりました。
次なる刺客となったのはエルコンドルパサーです。
史実では、当時外国産馬が日本ダービーに出走できなかったという事情もあり、両者の対戦はジャパンカップの一度のみで、そのレースではエルコンドルパサーが勝利。
しかしアニメではダービーでの対決となり、初めてトゥインクル・シリーズにおけるif展開が繰り広げられます。
レースは終盤まで互いに譲らず、同着で両者優勝となりました。
この2人がスペちゃんの友人兼良きライバルとして描かれたのに対し、グラスワンダーは少々特殊な位置付けとなりました。
当初は右脚を負傷していたため、1人だけレースに出られず悶々とした日々を送っており、焦るなというトレーナーの指示に従わず入れ込み過ぎた結果、復帰戦の毎日王冠で惨敗を喫します。
そんなグラスワンダーとスペちゃんが、宝塚記念で初対決することになりましたが……「沈黙の日曜日」に骨折したスズカの看病で頭がいっぱいになっていたスペちゃんの視界にグラスワンダーは入っておらず、グラスワンダーの心は日に日に蝕まれていきます。
そして宝塚記念当日。
ラスボスと見間違うほどのオーラを見せたグラスワンダーはスペちゃんを圧倒し、「スペちゃんは、私に全力で来てくれましたか?」という去り際の言葉で完膚無きまで叩きのめしました。
ただ、その言葉はスペちゃんが憎いからではなく、むしろ自分にとって特別な存在だからこそ。
解釈は様々ですが、スズカに嫉妬するあまりヤンデレっぽい性格になったという見方も多く、実際スズカが留学している2期では隙あらばスペちゃんの隣にいて、少ない出番で強烈なインパクトを残しました。
いずれも強敵として描かれている点は共通していますが、その描き方は三者三様。
最強世代に相応しい、個性的かつ魅力的なウマ娘として大活躍を見せました。
まとめ
2期では出番が少なかった3人ですが、それぞれ主役でアニメが作られてもおかしくない個性派ばかり。
もし3期があるなら、継続して出て欲しいウマ娘たちですね!