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May
【東京リベンジャーズ】佐野万次郎(マイキー)はどうして女性ファンを惹き付けるのか? 徹底検証
意外な「弱さ」
マイキーは作中でも最強の実力者です。
各エピソードにおける強敵さえも難なく一蹴するほどで、決戦の地に彼が訪れた際に見せる東京卍會メンバーの「これで勝った!」という表情が、何より物語っています。
そんなマイキーですが、彼は自分自身を強いとは思っていません。
彼にとって強さの象徴は、ケンカの強くなかった兄の真一郎であり、同じく弱いタケミチです。
自分に負けない、諦めない強さを持つ彼らこそが、マイキーには強い男に映っているようです。
その理由は明白で、マイキーは自分の中にある闇に呑み込まれてしまう、自分に負けてしまう未来を予想しているからです。
彼は龍宮寺堅(ドラケン)という相棒的存在がいて、家族がいるからこそ普通の不良の範囲で収まっていますが、ストッパーとなっているものがなくなると、一気に悪に染まってしまいます。
それは、マイキーがとても純粋で、そして弱いからです。
12年前の過去の時代にも、一度頭に血が上ると仲間だろうと親友だろうと容赦しない凶暴さを至る所で見せていますが、それが更に強まった未来では自分の暴力性を抑えきれず、より巨悪の存在となってしまうようです。
反面、彼はそんな自分にとても苦しんでおり、常に救いを求めています。
時には自分を誰かに殺して欲しいと願うほどに。
その意外過ぎる弱さもまたマイキーの魅力の1つであり、彼を構成する重要な要素と言えます。
まとめ
東リベのキーキャラであり、誰よりも強く、実は誰よりも切ないのがこのマイキー。
アニメ1期の範囲では、彼の本来の姿の一部しか描かれていません。
原作が大ヒットしたことで、恐らくラストまでアニメ化されると思うので、ぜひ彼を最後まで見守り続けてください!