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May

【ウマ娘】BNWの3人をまとめてみた! なぜ彼女たちはライバルなのか?

史実のBNWは本当にライバル?

出典 : © 2021 アニメ「ウマ娘 プリティーダービー Season 2」製作委員会 : TVアニメ『ウマ娘 プリティーダービー Season 2』公式サイト

「BNW」はウマ娘特有の表現ではなく、競馬ファンの間で以前から定着していた愛称で、ライバル関係にあったビワハヤヒデ、ナリタタイシン、ウイニングチケットの頭文字をそれぞれ取っています。
ただ、この三者は全員が同じくらいの実績という訳ではありません。

最も優れた結果を残しているのはビワハヤヒデ
前述したように、GIレースで3勝をマークしている強豪で、一走あたりの平均賞金額5610万4688円は歴代11位です。
直接対決はウイニングチケットと6度、ナリタタイシンと4度ありましたが、戦績はそれぞれ5勝1敗、3勝1敗と圧倒しています。

ナリタタイシンとウイニングチケットの勝利数および生涯獲得賞金はビワハヤヒデの半分程度
これらの実績だけを単純に見比べたら、ライバルというよりビワハヤヒデ1強のように感じられます。

では、何故このような特別な愛称を付けられたのかというと、1993年のクラシック三冠を分け合ったことに尽きます。

クラシック三冠とは皐月賞、東京ダービー、菊花賞の3レースを指しますが、これらは全て3歳馬のみに出走の権利がある一生に一度のレース
3頭とも1990年生まれのBNWは、この年3歳(競走馬は誕生日に歳をとるのではなく、生まれた翌年の元旦に1歳、以降年が明けるごとに1つ歳をとる)で、全員が3レース全てに出走しました。
そして結果は、皐月賞をナリタタイシン、東京ダービーをウイニングチケット、菊花賞をビワハヤヒデがそれぞれ制し、3強を印象付けることになったのです。

また、各馬とも個性的で、ジョッキーも武豊さん、柴田政人さん、岡部幸雄さんと当時を代表する3人だったこともあり、一層「3強」のイメージが強くなりました。
以降のレースではビワハヤヒデが頭一つ抜きん出ましたが、1993年のBNW時代は語り草となり、「競馬における3強といえばBNW」というくらい定着しています。

「BNWの誓い」で描かれたように故障した時期も近く、ウイニングチケットは1994年10月30日の天皇賞(秋)で屈腱炎を発症し翌日に引退、ビワハヤヒデも同レースで屈腱炎を患い3日後に引退を発表。
ナリタタイシンも同年に屈腱炎を発症し、他の2頭の魂を受け継ぐかのように翌年復帰戦となる宝塚記念に挑みましたが、16着と惨敗を喫した上、その後屈腱炎が再発し、引退となりました。

生涯成績には差があり、ライバルでいた期間は短かったものの、やはりBNWは競馬史上最も映える「3強」だったと言えます。

ゲームでは「チケゾー」が人気?

出典 : © 2021 アニメ「ウマ娘 プリティーダービー Season 2」製作委員会 : TVアニメ『ウマ娘 プリティーダービー Season 2』公式サイト

史実ではハヤヒデの戦績が目立ちますが、ではアニメおよびゲームにおけるBNWは果たしてどうなのでしょうか?

本編でBNWが最初に揃い踏みしたのは、2期9話「ストップウオッチ」で描かれたダービーです。
このレースでは史実通りウイニングチケットが勝利
ハヤヒデが2着、タイシンが3着に入り、テイオーをはじめとしたスピカの面々に「BNW」の強さを知らしめるレースとなりました。(「BNWの誓い」ではより詳しく同レースの描写が行われています)

その後、2期12話「ふたり」では菊花賞の様子が描写されましたが、ここではハヤヒデが圧勝。
圧倒的な強者オーラを漂わせ、テイオーの復活レースにおける最大の敵になることを予感させました。

一方、タイシンが制した皐月賞はアニメでは描かれておらず、彼女だけが本編では見せ場がありませんでした。
しかし「BNWの誓い」では、大敗したレースで観客から失望され引退しようとする彼女を他の2人やスピカの面々が気にかけるという、メインヒロインのようなポジションを担っています。

総括すると、アニメ本編ではハヤヒデが一番目立っていますが、「BNWの誓い」を含めると3人とも見せ場があり、ほぼ同じくらいの扱いです。

ゲームに関しては、それぞれに長所があり一概にどのウマ娘が優れているとは言えません。
最初に実装されたのはウイニングチケットですが、☆は1。
ハヤヒデとタイシンは遅れをとったものの☆3なので、ウイニングチケットだけ格下のように見えますが、彼女はサポートカードとして非常に優秀で、スペちゃんの「あげません!」でも有名なスキル「全身全霊」を確定でくれます。

ではこの3人、ぶっちゃけ誰が一番人気なのでしょうか?

知名度では、アニメ本編で出番の多かったハヤヒデが最も上でしょう。
pixivなどのファンアートは「BNWの誓い」でのヒロインムーブと小柄な拗ねキャラという点が受けたタイシンが最も多いようです。

そして、ゲームに関しては全身全霊効果でウイニングチケットが好評を博しています。
「BNWの誓い」でも使われた、競馬ファンの間でお馴染みの「チケゾー」という愛称がウマ娘ファンの間でも定着し、ネット上でもチケゾー人気が上昇中です。

人気の面でも甲乙付けがたく、三者三様それぞれのルートで存在感を示しているあたり、まさにライバル同士といったところですね。

まとめ

本編ではビワハヤヒデの印象が強く、他の2人はあまり出番がなかったため、アニメ本編のみを観ている人にとってはライバルというイメージはあまりないかもしれません。
そんなあなたにオススメしたいのが「BNWの誓い」です!
タイシンとチケゾーはもちろん、強者オーラと頭ネタばかりが目立っていたハヤヒデも印象が大分変わってくるので、ぜひ視聴してみてください!

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