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May
【ネタバレあり】シリーズ中最も強い一般人!? イーサン・ウィンターズについて解説!
バイオハザード7での活躍
始まりは妻のミアが行方不明になること。なんと3年も消息を絶っており、イーサンも見つかることを諦めかけていました。しかし、ある日「迎えに来てほしい」というメールが届きます。イーサンはメールに載っていた場所、ベイカー農場に向かいます。
廃墟のような雰囲気を持つベイカー邸を散策し、地下でミアと再会することが出来ますが、何かがおかしいと感じます。なんと妻が豹変、襲い掛かってきたのです。
必死に抵抗し、射殺してしまい、後悔しますが、目を離したすきに妻の姿が消えていました。
その後、謎の電話の女性に援助されながら、ベイカー家の謎を解明していきます。最後には、この事件の黒幕・エヴリンと戦い、辛くも勝利。過去作の主人公・クリス・レッドフィールドに救出されます。
バイオハザード8(ヴィレッジ)での活躍
あの事件から3年後。ミアとの子供・ローズが生まれ幸せに暮らしていたところ、クリスに襲撃され、目を覚ますと謎の村に…。今作では、7では明かされなかった謎がたくさん解明されていきます。
キーワードは前作で対峙した「エヴリン」、ベイカー家やミアが感染していた「E型特異菌」、そして主人公「イーサンの正体」です。それぞれ解説していきましょう。
エヴリンという少女
7での事件の現況であったエヴリンですが、なんと彼女は「特異菌」を使って人工的に生み出された生物兵器です。「E型被検体(通称カビ)」と呼ばれ、菌糸を用いて人に感染、感染者を意識と肉体を変異させます。見た目に関してですが、なぜ少女の姿なのかというと単に輸送しやすいからです。
また、特異菌の影響で通常の人間の成長スピードの25倍の速さで老化してしまうという難点も確認されています。まとめると、エヴリンは少女の姿をした生物兵器で、今シリーズの鍵になる「カビ」と言われる特異菌での成功作「E型被検体」です。
「E型特異菌」とは?
生物兵器を開発する犯罪組織「コネクション」が開発した真菌で、カビに似た性質を持っています。感染した者の精神や記憶を保存するという性質を持ち、肉体の再生能力も驚異的です。効果には個人差があり、見た目がほとんど変わらない者、大きく変貌してしまう者と様々です。
8で判明するのですが、この菌は8の舞台であるヴィレッジ(村)に自生している原種をミランダ(8の黒幕)によって提供されていたのです。また、ミランダは学生時代のオズウェル・E・スペンサー(スペンサー卿)との関わりがあり、ある意味バイオハザードの元凶ともいえます。
主人公・イーサンの正体
そして一番気になるイーサンの正体ですが、もうお気づきの方もいるかと思います。上記までの説明とゲームでのイーサンを思い返してみてください。ゲーム中のイーサンは回復薬をかけるだけで傷がいえたり、腕がくっついたり、驚異的来な回復力(再生能力)が目立ちますよね。
あれはゲームだからではなく、イーサンがすでにE型特異菌に感染しているからなんです。つまりイーサンはベイカー邸に訪れた際に死亡しており、その後は特異体として動いています。8の終盤で、エヴリンと再会し、その真実を告げられますが、その時には本人も薄々感づいていました。
物語の結末
結論から言うと、とても悲しいです。村で謎を解明していくイーサンは、最愛の妻と愛娘のローズを守り切ります。最後には、ローズを救い出し、腕に抱きかかえている時に、肉体が限界に達し、白灰化が始まりました。
今回の事件解決に尽力したクリスにローズを預け、イーサンはN2爆弾で菌根に向かい、爆破します。物語は感動のラストを迎えました…。
数年後。なんとイーサンの髪、ミアの目を受け継いだ女性が登場します。そう、ローズです。イーサンのお墓参りに訪れるローズの元に現れるBSAA(対テロ組織)の工作員。「君の出番だ。頼むぞエヴリン」
この言葉を聞いてぞっとしました。ローズは8での事件で菌根(今回の特異菌)のすべての性質を引き継いでいたのです。保存した精神や記憶を引き継いでいるので、エヴリンでもあり、自我を保っているので、ローズでもあります。
数年しかたっていないのに、赤ん坊か女性に成長しているのもそのためです。次作、バイオハザード9では、彼女が物語のキーであり、イーサンの意志は受け継がれていくのです。
まとめ
バイオハザード7・8の主人公・イーサン・ウィンターズの物語を大まかに説明しましたが、シリーズで最も悲しいストーリーでした。イーサン視点でのプレイにより、通常以上に感情移入できてしまうので自分の体験のように感じてしまいます。もちろん本来の要素であるホラーもしっかりあります。
突然敵が現れたり、視界がはっきりとしない中で驚かされたりとハラハラドキドキはシリーズの中でも上位に入ります。バイオハザード9への伏線もしっかりと盛り込んでおり、次作への期待も高まりますね。以上、イーサン・ウィンターズと登場作について紹介しました。