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【回復術士のやり直し】2期の可能性を徹底検証! 紳士アニメのプロたちが作った渾身の一作
出典 : Amazon.co.jp
2021年冬に放送されたアニメ『回復術士のやり直し』の2期が制作される可能性を徹底検証!
円盤予約状況、配信実績、1期の評価、過去のエロ重視アニメの状況などから、アニメ化展開が続いていくかどうかを検証しました!
紳士アニメ制作の精鋭達が集った極上の「エロ」で円盤売上好調
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『回復術士のやり直し』のアニメ化が決まった際、多くのファンがまず気にしたのは「エロ描写はちゃんとやってくれるのか?」という点だったと思われます。
というのも、この作品はエロ描写にかなり力を入れているからです。
元々は小説家になろうで投稿されていたWeb小説でしたが、2019年に作者の月夜涙先生が自ら削除しています。
削除理由に関しては、月夜先生がなろうの活動報告欄で「昨今、ますますなろう内においてエロへの風当たりがきつく、回復も危ないなと危機意識を持ちまして、一度なろう版を取り消して(以下略)」と明言されています。
現在は、Web小説より遥かにエロ描写を濃くした書籍版でのみ連載が行われている形です。
そんな曰く付きの作品だけあって、果たしてファンの望むアニメになるかどうかと心配されていましたが、それは杞憂に終わりました。
このアニメを制作したのは、エロに重きを置いているアニメ作品、いわゆる「紳士アニメ」のエキスパート達だったのです。
監督は『閃乱カグラ SHINOVI MASTER -東京妖魔篇-』『神田川JET GIRLS』の演出などを手掛けた朝岡卓矢さん。
シリーズ構成は『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』『異種族レビュアーズ』の筆安一幸さん。
キャラクターデザインは『School Days』『ハイスクールD×D』のごとうじゅんじさん。
そしてアニメーション制作は『健全ロボ ダイミダラー』など数々の紳士アニメを作ってきたティー・エヌ・ケー。
紳士アニメを知り尽くしたプロフェッショナル達によって、テレビの規制に則った「テレビ放送ver.」、配信で若干規制が緩めになった「やり直しver.」、AT-Xのド深夜で放送された「完全≪回復≫ver.」の3パターンが作られた回復術士のやり直しは、深夜アニメ史上トップクラスにエロいアニメとして、ネット上で大きな話題になりました。
その話題性もあって、2021年3月24日に発売されたBlu-ray・DVD(円盤)第1巻は3,000枚の売上を記録しました。
これは豊作と言われた2021年冬クールでも上位に入る好成績です。
また、各配信サイトの順位でポイントを算出しているサイト「ランキングストーカー(仮)」で冬クール12位と、配信もまずまずの位置に付けています。
原作売上も好調。
アニメ放送前はシリーズ累計170万部でしたが、放送中に200万部を突破しており、小説版、漫画版ともにアニメ化効果がしっかり出ています。
これらの状況を考慮する限り、アニメ2期の可能性はあります。
ただし、過激すぎる内容のためビリビリ動画では削除されており、Netflixでも配信は行われていませんので、製作は日本国内の企業がメインになるでしょう。
エロ特化のアニメは2期が来やすい? OVA展開は?
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紳士アニメは社会現象級の特大ヒットこそありませんが、中ヒット~大ヒットは比較的出しやすく、昔からコンスタンスに結果を残してきた分野です。
主な紳士アニメの売上
10,800枚 To LOVEる ダークネス(2012)
10,300枚 クイーンズブレイド(2009)
*9,800枚 ハイスクールD×D(2012)
*7,800枚 ヨスガノソラ(2010)
*6,600枚 聖痕のクェイサー(2010)
*5,400枚 異種族レビュアーズ(2020)
*5,300枚 kiss×sis(2010)
*5,000枚 モンスター娘のいる日常(2015)
*4,900枚 新妹魔王の契約者(2015)
*3,700枚 魔装学園H×H(2016)
紳士アニメの特徴は、2巻以降の売上があまり落ちず、最終巻まで非常に安定した売上を記録する点にあります。
2020年冬に放送され、久々の紳士アニメ枠のヒット作となった『異種族レビュアーズ』の円盤は全3巻で発売され、その全てが5000枚を突破しました。
非常に強固な固定ファンを生みやすいジャンルと言えるでしょう。
固定ファンが多い作品は、2期で売上が大幅に落ちることがなく、ある程度の売上が計算できるため、続編の企画を立てやすいと思われます。
実際、上記の10作品の内、実に5作品で2期が作られています。
2期が作られたなかった作品の内、ヨスガノソラは十分に2期が作れる売上でありながら、ゲーム原作のため1期の時点で物語として完結しており、続編を作りようがないという事情がありました。(『ハルカナソラ』というファンディスクで続編が作られているものの、ボリューム的に1クールは厳しい)
異種族レビュアーズは放送されて1年なので(2021年4月現在)、ストックがまだ完全に溜まりきっていません。
こういったやむを得ない理由で2期が発表されていない作品もありますが、基本的には一定以上の売上があれば2期のGOサインが出やすいジャンルなのは間違いないでしょう。
一方、『kiss×sis』や『モンスター娘のいる日常』のように、テレビアニメ2期ではなくOVAシリーズでアニメ化展開が続く場合もあります。
OVAはテレビよりも更に過激な表現ができるメディアなので、紳士アニメとの相性が良く、『ストライク・ザ・ブラッド』はOVAだけで4期まで制作されています。
2期以上をやった作品でもOVAシリーズ化するケースは多く、このジャンルにおいてOVA化はある種のエリートコースとさえ言えるでしょう。
回復術士のやり直しは小説、漫画ともに現在も刊行が続いているので、2期の有無にかかわらず、今後の新刊にOAD付き特装版を付ける可能性もあります。
勿論、単独でOVAを出すことも十分に考えられます。