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Apr
【呪術廻戦】虎杖悠仁の生い立ちの謎や両親からパチンコ事件まで詳しく解説!(ネタバレ)
盛り上がった呪術廻戦のアニメも終わってから少し。”呪術廻戦ロス”を起こしている方も少なくないのではないでしょうか。
今回の記事では、そんな呪術廻戦の主人公・虎杖悠仁についてご紹介。
声優や技の解説、パチンコ事件や虎杖の正体への考察までしていきたいと思います。
※単行本、本誌、ファンブックのネタバレを一部含みます。本誌についてのネタバレ部分は該当文の前に注意書きを入れています。
虎杖悠仁のプロフィール
引用:abema.tv
基本情報
CV
榎木淳弥
生年月日(誕生日)
3月20日
身長
173cmくらい
所属
東京都立呪術高等専門学校1年生
等級
?(一級推薦中)
趣味・特技
カラオケ・テレビ鑑賞・ものまね
ストレス
理系科目(molで躓いた)
好きな食べ物
丼もの・麺類
嫌いな食べ物
なし
「鬼滅の刃」や「ジョジョ」…声優・榎木淳弥の代表作
虎杖悠仁の声優を務めるのは、榎木淳弥さん。
とくにここ数年ではメインキャラクターも多く担当しています。
- 鬼滅の刃(煉獄千寿郎)
- 刀剣乱舞(堀川国広)
- トニカクカワイイ(由崎星空)
- ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風(パンナコッタ・フーゴ)
- アイ★チュウ(黎朝陽)
- アイドルマスター side:M(舞田類)
- 半妖の夜叉姫(日暮草太)
また、洋画の吹き替えの担当声優はトム・ホランド。
あのスパイダーマン(ピーター・パーカー)の声を吹き替えているんですね…!
ちなみに呪術廻戦で共演した五条の声優、中村悠一さんはキャプテンアメリカの吹き替えを担当。マーベル作品でも共演済みです。
引用:renote.jp
虎杖悠仁とは
両面宿儺の「器」
当初は宮城県仙台市の杉沢第三高校でオカルト研究会として活動していた虎杖は、特級呪物「両面宿儺」の指の回収任務に訪れていた伏黒恵と出会い「呪い」という現象に直面。
呪いに巻き込まれた研究会の先輩とピンチに陥った伏黒を助けるために、呪力を得ようと宿儺の指を飲み込みます。
普通であれば強力な呪いに体が耐え切れず即死するはずが、虎杖は宿儺の指に耐性があるだけでなく、宿儺の意思を抑え込む力を持っていたため、両面宿儺の「器」となりました。
五条曰く、このような耐性を持つのは「千年生まれてこなかった逸材」。
しかし類稀なる才能の反面、宿儺が出てくる危険性もゼロではないため、呪術高専上層部によって秘匿死刑が決定してしまいます。
特級呪物「両面宿儺の指」の呪いは強力で、体の一部分、しかも指という小さな部位の呪物にもかかわらず、最強の呪術師五条をはじめ誰にも破壊することはできません。
唯一両面宿儺の指を消滅させることができるのは、受肉させた器ごと死ぬこと。
そこで五条は「すべての指を取り込ませてから死刑にする」ことを上層部に提案。
執行猶予中という立場に近いところですね。
いますぐ死刑にされるか、すべての指を取り込んでから死ぬか、という決断を迫られた虎杖は、自分を育ててくれた祖父の遺言「オマエは強いから人を助けろ」「オマエは大勢に囲まれて死ね」を基に自分の信念を見出し、呪術師になることを決意します。
常軌を逸した身体能力
呪術界に足を踏み入れる前から、異常な身体能力を持っていた虎杖。
砲丸投げで30m弱(世界記録は23m弱)の記録を出したり、4階の窓を外から蹴り割って侵入したり…と、宿儺の指を飲み込む前、いわゆる呪力を得ていない状態でもこれほどの身体能力が。
しかもこのときの砲丸投げはピッチャー投げ、加えてサッカーのゴールポストにめり込んで止まったことから、実のところはこれよりもさらに記録が伸びたと思われます。
そのため、当時通っていた杉沢第三高校では「50m3秒で走る」「SASUKEを全部クリアしたことがある」「ミルコ・クロコップの生まれ変わり」などと噂されるほど。
呪力を得た後でもその能力は変わらず、むしろ力を増しており、作中屈指といえるもの。
打撃の強さだけでいうと一級術師・七海建人とタメを張れるほどであり、”化け物”ともされる京都校の一級術師・東堂も「自分より上」と評価していました。
特級呪霊の脹相ですら、虎杖の打撃を3発喰らっただけで行動が制限されるほどのダメージを負うほどです。
”ネアカ”な人柄
素直で人懐っこく、誰でも分け隔てなくフレンドリーに接することができる人柄。
高専の先輩にも初対面からわずかな時間で「善人」「呪術師には珍しいネアカ」といわれるほどでした。
しかし祖父に育てられた影響なのか、カラオケやテレビ鑑賞といった男子高校生らしい趣味がある一方でパチンコなどにも精通しており、作者曰く「年齢確認ボタンはノータイムで”はい”を押す」という一面も。
作中では呪いを全く知らない状態でも現れた呪霊にそこまで取り乱すことはなく、さらに呪物とされる宿儺の指を躊躇せずに飲み込むところを見ると、身体能力だけでなく精神的な部分でも少し人より変わっているともいえますね。
しかし特級呪霊・真人により異形変えられた人間を前にしたときは激しい怒りと悲しみを表しており、七海に「この子は他人のために本気で怒ることができる」と評価されています。
任務で呪霊に襲われた人であれば、たとえ犯罪者の遺体であろうと持ち帰ろうとするなど、やはり根は「善人」なのでしょう。
ちなみに京都校の東堂に好みの女性のタイプを聞かれた際には「強いていえばケツとタッパのデカい子」と答えていましたが、中学時代の同級生との会話の中では容姿ではなく内面や振る舞いを重要視していたため、好みのタイプはあくまでも強いていえば、というレベルなのかもしれませんね。
とはいえ部屋にはグラビアポスターを貼っており、年相応の少年らしいところもあります。
公式イメージソングと考察
作者の芥見先生は、呪術廻戦のメインキャラクターにイメージソングを選んでいます。
虎杖のイメージソング2曲はこちら。
- 9mm Parabellum Bullet「ハートに火をつけて」
- 口ロロ「いつかどこかで」
とくに9mm Parabellum Bullet「ハートに火をつけて」は、内に宿儺を秘めた虎杖そのものを表しているかのよう。
ー君はとてもついてる 深い傷がついてる そしてそれを忘れている
ー君と僕はついてる 固く結びついてる 一筋縄ではいかない
深い傷、そして忘れている、というのは宿儺との契闊(この言葉を唱えると1分間体を明け渡すという縛り)を忘れていることに加えて、虎杖の生い立ちに関わることにもリンクします。
生まれながらにして天与呪縛かと考えられるほどの異常な身体能力、父親については少し覚えているけど母親は覚えていないが、祖父は亡くなる直前に両親について話そうとしたこと、そして脹相との関係……などからも考えられるように、虎杖は自分の過去について重要なことを忘れている可能性が高いですよね。
”固く結びついてる”というのも、まるで宿儺との関係性のようです。
ー孤独を燃やして 秘密を燃やして 灰にならないか 灰にならないか
ー二人を燃やして すべてを燃やして
115話では、炎を用いた術式も披露していた宿儺。
また、特級呪物である宿儺の指を消せるのは指を取り込んだ器が死ぬこと。灰にならないか、という歌詞からも、宿儺を消すためなら自分が死ぬことも選択肢として厭わない虎杖を感じられます。
虎杖悠仁の術式・技
引用:nijimen.net
術式はないが宿儺の影響はあり
虎杖の戦闘スタイルは、殴る、蹴る…など基本的に肉弾戦。
もとは非術師であり他の呪術師のように生まれ持った生得術式もないため、いわゆる「術式」を使うこともできません。
しかし、宿儺の指を取り込み続けることで、宿儺の術式が虎杖にも刻み込まれる可能性はあります。
現時点では宿儺の術式を使えない虎杖ですが、猛毒である宿儺を体に宿しているためあらゆる毒に耐性がつくなど、少なからず宿儺の影響を受けている部分も。
加えて内に宿儺という別の魂があることで”魂の輪郭”を無意識に知覚しているため、肉体の攻撃が効かない真人を魂の形ごと殴った場面もありました。
逕庭拳(けいていけん)
宿儺の指を飲むことで呪力を得た虎杖の、通常時のパンチ。
虎杖は異常なほどの身体能力による瞬発力があるため、速すぎる体の動きに呪力の流れが追いつかないことで起こる現象です。
結果として、殴るときに拳に纏わせた呪力と虎杖の素早い動きにズレが生じて、拳による打撃と呪力が流れたときの二回に分かれてインパクトが生まれるんですね。
五条には「これは大きな武器になる」と評価された一方で、東堂は「特級相手には通用しない」と酷評。
東堂の指導によって黒閃を会得してからは逕庭拳が出ることはありませんでしたが、後の脹相戦にて癖ともいえる逕庭拳が再発。
これ以降は通常の打撃と逕庭拳を使い分けることで、相手を混乱させることも可能になりました。
黒閃(こくせん)
京都校交流戦で出会った東堂に体の動きと呪力の流れに大きな差が出る”逕庭拳”を酷評され、彼にレクチャーされることで会得した「黒閃」。
逕庭拳とは真逆ともいえる技で、打撃と呪力のズレが0.00001秒以内に衝突した際に発生します。その効果はなんと、通常の25乗もの威力にも。
はじめて会得した際には、当時の黒閃連続記録保持者・七海建人の記録”4回”と同じ数の黒閃を発生させました。
引用:amazon.com
「存在しない記憶」は虎杖の能力?洗脳?
京都校交流戦で初めて東堂の対峙した際、
「オマエはどんな女がタイプだ?」と聞かれた虎杖。
「強いていえば 尻とタッパがデカい女の子」と答えた刹那、虎杖と東堂が普通の制服姿で雑誌を読んでいる場面に転換します。
ー「瞬間 東堂の脳内に溢れ出す 存在しない記憶」
普通の学校に通い青春らしい学生生活を送る記憶が一通り流れたあと、東堂は
「どうやら俺とオマエは 親友のようだな」と号泣。
この時点では、いかにも変わった東堂のおかしさを表現するギャグ展開だと思われていましたが…….
その後渋谷事変で脹相と対戦し、虎杖は重症を追い窮地に。
弟達の仇を打つためトドメを刺そうとした脹相が「あの世で弟達に詫びろ」といったそのとき、
ー「突如、脹相の脳内に溢れ出す 存在しない記憶」
壊相や血塗といった自らの兄弟とともに、一緒に楽しく食卓を囲む虎杖の記憶が。
かなり動揺した脹相は、虎杖にトドメを刺すことなく、覚束ない足取りでその場を去っていきます。
この脹相の一件を得て、読者の間では「”存在しない記憶”は虎杖の能力では?」「洗脳によって干渉する術式では?」との憶測が有力になっていました。
※以下、ファンブックと軽い本誌のネタバレ
しかし芥見先生によって、「存在しない記憶」は虎杖の能力・術式ではないことが発覚。
東堂と脹相では別の理由でフラッシュバックさせた、とのことで同じくだりをかぶせただけだったというわけです。
脹相は実際に虎杖の出生に関係していたわけですが、こうなると東堂の方は本当に東堂のヤバさを描写しただけのギャグ展開だった可能性も高いですね。
「虎杖の”人の善さ”がわかる」?パチンコ事件の考察
引用」:livedoor.blogimg.jp
64話「そういうこと」にて、任務終わりに虎杖がパチンコに行っていたシーンが。
ジャンプとしてはコンプラ違反だとしてお叱りを受けたそうなのですが、芥見先生の意向で本誌も単行本も修正無しでGO。
実際に「パチンコ」という言葉は直接的に出ていないものの、明らかではありましたね。
この話の補足で、芥見先生は「この一連の非行の中に虎杖の人の善さが出てる部分があるので推理してみてね」と発言。
虎杖の人の善さとはどの部分で表現されているのか、考えてみました。
話の流れとしては、とある用事(任務などではない)で釘崎が「ファミレスに来い」と虎杖を呼び出し。
虎杖は理由を尋ねますが、「いいから来い」と押した釘崎に了承してファミレスに向かいます。
そしてその直後、虎杖はたくさんお菓子の入った無地の紙袋を片手に到着。パチンコの景品ですね。
ここまでで考えられる虎杖の人の善さとは、”当たり台で勝っていた状況にも関わらず、すぐに釘崎の呼び出しに駆けつけた”ことが一つ。
景品の量はかなり多く、それなりに勝っていたことがわかります。
普通であれば、仕事などの重要な要件でない限り当たり台を手放して店を出るなんてことは論外。そこで構わずに駆けつけるところが虎杖なんですね。
さらに虎杖は、抱えている紙袋を見られて「何それ」と聞かれた際には「換金所探すのめんどいから景品交換しちゃった」とも。
比較的に景品交換よりも換金する人が多いのですが、パチンコでは景品交換は店内で出来る一方で換金は店外なことが基本。
そのため、出来るだけ早く向かうために時間短縮になる景品交換を選んだという可能性もありますね。
しかし気を遣わせないために、しれっと”めんどいから”と言っているところも、10点満点の札を挙げたくなってしまうポイントです。
引用:appmedia.jp
【本誌ネタバレ】虎杖悠仁の正体や両親が確定!?
いままで、両親や生まれについては一切謎だった虎杖。
しかし今回、はじめて虎杖の両親の姿が公開されました。
赤ちゃんである虎杖を腕に抱いている父親の図。眼鏡をかけたその男性は虎杖そっくりです。
しかし、虎杖の父親と祖父・倭助は何か揉めている様子。
倭助は、こう続けます。
「あの女だけはやめとけ」「死ぬぞ」
「オマエが子どもを欲しがっていたことも 香織との間にそれが叶わなかったことも知ってる」
「だが香織が死んだのは」!
ー「お義父さん、何のことです?」
そこで出てくるのが、黒髪ボブの一人の女性。
虎杖の父親と夫婦だった香織という女性は死んだはず…そして香織との間には子供が出来なかったということで、この女性が虎杖の母親だと思われます。
しかしこの女性の額には、縫い目が……
というのが虎杖の両親の初登場シーンでした。
額に縫い目といえば、今の夏油傑。そして夏油だけでなく過去には加茂憲倫を乗っ取っていた脳みそ。
あの脳みそが手を加えた、というところでいうと、存在しない記憶で虎杖を兄弟と錯覚している脹相とも本当に兄弟ともいえます。
脳みそ(夏油)も以前虎杖に対し、「”我ながら”宿儺の器 タフだね」と言っていますね。
受胎九相図の”九相図”は元々、野外に打ち捨てられた死体が朽ちていく九段階にわけた描いた絵画が由来。
この九相図は生前の姿を加えた十段階で描かれることもあり、これが虎杖に当てはまるのかもしれません。
今の虎杖が、脳みその目指した完成形だとも考えられますね。
一つひっかかるのは、虎杖の母親と思われる女性の額の縫い目が少し違う点。
夏油や加茂のように糸を通したような縫い目ではなく、ケロイドのようなものになっています。
加茂と夏油の間にこの女性を挟んでいた…と考えてもおかしくはないですが、この縫い目の違いが何か今後影響するのかが気になるところですね。
本誌では、虎杖たちが天元様と丁度対面したところ。
虎杖の生い立ち、本当の正体についてはこれからの展開に期待ですね。