10位：聖闘士星矢

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1986～1989年に放送されたテレビアニメ。
星座を模した聖衣（クロス）をまとい戦う聖闘士（セイント）たちの戦いを、青銅聖闘士（ブロンズセイント）5人を中心に描いたバトルアクションです。

本作は子供と女性からの支持が厚く、いわゆる「腐女子」をたくさん生み出した作品でもあります。
そういった意味で、その後の男性向け漫画・アニメに多大な影響を与えたと言えるでしょう。
視聴率はそれほど高くはなかったものの、商業展開で大きな成功を収めたアニメでもあります。

2019年にはWebアニメ『聖闘士星矢: Knights of the Zodiac』が配信されるなど、近年もアニメ化や連載は続いています。

9位：Dr.スランプ アラレちゃん

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1981～1986年に放送されたテレビアニメ。
鳥山明先生の漫画『Dr.スランプ』を原作としたアニメで、ペンギン村に住む則巻千兵衛（のりまき せんべえ）が作った人間型ロボット・則巻アラレ（のりまき あられ）とペンギン村の住民によるドタバタ劇が描かれています。

瞬間最高視聴率36.9％、平均視聴率22.8％はいずれもジャンプアニメ史上最高で、「んちゃ！」「ほよよ？」「きーん！」「バイちゃ」などのアラレ語、「おはこんばんちは」といった言葉は流行語になり、当時の子供の間で爆発的なブームとなりました。

しかしその後、鳥山先生が更なる代表作『ドラゴンボール』を生み出したこと、流行語の多さから時代性が強い作品になったこと、日常ものなので大きな展開がないことなどから、00年代以降はネット上であまり語られていない作品です。

8位：魔法の天使クリィミーマミ

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1983～1984年に放送されたテレビアニメ。
10歳の女の子・森沢優（もりさわ ゆう）が妖精ピノピノに魔法のステッキを授かり、16歳の姿に変身した際に芸能事務所にスカウトされ、アイドル「クリィミーマミ」としてデビューする……というお話です。

80年代を代表する魔法少女アニメとして、非常に根強い人気を誇っています。
このアニメに影響を受けて芸能界入りを目指した女の子は数知れず。
今尚グッズ展開が行われてます。

7位：超時空要塞マクロス

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1982～1983年に放送されたテレビアニメ。
宇宙を舞台に、可変戦闘機「バルキリー」のパイロット・一条輝（いちじょう ひかる）、芸能界に憧れる歌姫リン・ミンメイ、マクロスの航空管制主任オペレーター・早瀬未沙（はやせ みさ）による三角関係を描いたSFラブロマンスです。

のちにシリーズ化し、一大ブランドを築き上げたマクロスシリーズの1作目ですが、同時に「歌で敵に対抗する」という設定のパイオニアで、恋愛面を前面に打ち出したロボットアニメのパイオニアでもあります。
どうしてもガンダムシリーズの影に隠れがちですが、ロボットアニメだけでなく別ジャンルにまで大きな影響を与えた歴史的名作です。

6位：北斗の拳

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1984～1988年に放送されたテレビアニメ。
荒廃した世界を舞台に、伝説の暗殺拳「北斗神拳」の伝承者・ケンシロウをはじめとした拳士たちの生き様を描いたアクション大作です。

ジャンプの第一次黄金時代を作った大ヒット作で、アニメも平均視聴率16.1％と好成績をマーク。
当時は「ひでぶ」「あべし」「あたたたたたた！」などの流行語が人気でしたが、ネット普及後は「お前はもう死んでいる」「我が生涯に一片の悔い無し」「汚物は消毒だ～!!」など数々の名言が好評を博し、00年代以降も頻繁に話題になっている作品です。

2006～2008年に『真救世主伝説 北斗の拳』というタイトルでリメイクされた他、数多くの派生作品を生み出しており、近年も作品展開は続いています。

5位：機動戦士Zガンダム

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1985～1986年に放送されたテレビアニメ。
一年戦争を描いた『機動戦士ガンダム』の7年後に起きたグリプス戦役の映像化作品です。

前作が濃いファンを多数生み出したこともあり、放送当時はかなり賛否両論だったようですが、 2018年にNHKで実施された「全ガンダム大投票 40th」の作品部門では堂々2位にランクイン。
現在もガンダムファンから厚い支持を得ています。

なお、主人公のカミーユ・ビダンは「最もイカれた主人公」の筆頭格として語り継がれています。

4位：タッチ

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1985～1987年に放送されたテレビアニメ。
双子の兄弟・上杉達也（うえすぎ たつや）、和也（かずや）と幼なじみの女の子・浅倉南（あさくら みなみ）の三角関係から始まり、和也の死後、彼の甲子園に出るという夢を受け継いだ達也が野球にのめり込んでいく姿が描かれた青春ドラマです。

メインキャラの死という衝撃的な展開もあり、社会現象にまで発展する爆発的ヒットを記録。
平均視聴率25.6％は80年代アニメのトップで、最高視聴率は31.9％をマークしました。

南は当時のシンボル的なヒロインとなり、夕方のニュース番組で「南ちゃんを探せ！」というコーナーが設けられ、しかも名物コーナーになるほど。
バトル要素のない、日常系のアニメでメインキャラに死者が出たことも含め、様々な面で語り草となっています。

主題歌の「タッチ」はJOYSOUNDの平成カラオケランキングで11位に入りました。
2021年にはマクドナルドのCMに起用されるなど、今もなお目にする機会が多い作品です。

3位：うる星やつら

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1981～1986年に放送されたテレビアニメ。
宇宙からやって来た鬼っ娘ラムと、ナンパが趣味の諸星あたる（もろぼし あたる）を中心に、友引町を舞台に様々な騒動を描いたドタバタラブコメディです。

ラムの「～だっちゃ」という口調、個性的過ぎるキャラたちが多くのファンを生み、最高視聴率24.7％の大ヒットアニメになりました。
劇場版も多数制作され、特に『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』はループものの名作として今も語り継がれています。

そして本作は何より、いわゆる「萌え」と「日常もの」を両立させた作品の原点でもあります。
のちのハーレム系ラブコメとは全く違う内容ですが、ヒロインであってもクセが強く、キャラの個性を何より重視したスタイルはまさに現代ラブコメの原点。
回が進む毎に個性的なキャラが更に個性を磨き、あたるが比較的まともな部類になっていく様は、日常コメディのフォーマットとさえ言えます。

また、ラムの格好はコスプレを大きく広める一因にもなりました。

2位：キャプテン翼

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1983～1986年に放送を開始したアニメ。
「ボールはともだち」と公言するサッカー好きの少年・大空翼（おおぞら つばさ）がサッカーを通して様々なライバルたちと切磋琢磨し、全国大会で勝ち上がっていくサッカーアニメです。

恐らく最も世界に影響を与えたアニメ。
本作を観てサッカーを始めた子供、サッカーを好きになった少年は日本のみならず世界各国に多数いて、その中にはのちに世界最高峰のプレイヤーとなった人も大勢います。
もちろん日本でも大人気で、最高視聴率の21.2％はテレビ東京放送のアニメの歴代1位となっています。

何度もアニメ化されており、2018～2019年には3度目のテレビシリーズのリメイクが行われました。

1位：ドラゴンボール

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1986年に放送を開始したアニメ。
山奥で1人暮らしていた野生児の孫悟空（そん ごくう）と、7つ集めれば何でも願いが叶うドラゴンボールを探していた少女・ブルマの出会いから始まり、やがて宇宙規模の戦いに突入していく壮大な物語です。

90年代もずっとアニメが放送され、以降も再放送や再編集版、続編などがあるため、80年代のアニメという感じはあまりしませんが、紛れもなくこの時代を代表する作品です。
というのも、本シリーズの最高視聴率29.5％は今の誰もが知る『ドラゴンボールZ』より前、バトルより冒険が強めに出ていた無印時代に記録しており、平均視聴率も無印時代が上。
この当時から大ヒットアニメだったのです。

本作が後年に与えた影響は、今更語るまでもないでしょう。
あらゆるバトル作品がドラゴンボールの影響下にある、と言っても過言ではないくらいです。
漫画やアニメだけでなく、数多のゲーム作品やカードも大ヒットし、その経済効果は計り知れません。

順位

*1位　ドラゴンボール
*2位　キャプテン翼
*3位　うる星やつら
*4位　タッチ
*5位　機動戦士Zガンダム
*6位　北斗の拳
*7位　超時空要塞マクロス
*8位　魔法の天使クリィミーマミ
*9位　Dr.スランプ アラレちゃん
10位　聖闘士星矢
11位　美味しんぼ
12位　キテレツ大百科
13位　伝説巨神イデオン
14位　ストップ!! ひばりくん！
15位　キン肉マン
16位　めぞん一刻
17位　YAWARA！
18位　機動警察パトレイバー
19位　六三四の剣
20位　忍者ハットリくん
21位　まいっちんぐマチコ先生
22位　きまぐれオレンジ☆ロード
23位　ハイスクール！奇面組
24位　The・かぼちゃワイン
25位　シティーハンター
26位　Gu-Guガンモ
27位　ときめきトゥナイト
28位　悪魔くん
29位　スペースコブラ
30位　らんま1/2

まとめ

今回は1期が80年代以前の作品（鬼太郎やルパンなど）は外しました。
それでもこれだけ豪華なラインナップなんですから、この時代のアニメは凄まじいですね。
今後もいろんな作品がリメイクされ、語り継がれていくでしょう！