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【幼なじみが絶対に負けないラブコメ】可知白草はクーデレヒロインの理想像? 徹底検証
クーデレヒロインの勝率は?
出典 : Amazon.co.jp
クーデレというジャンルが確立されたのは、2000年代後半になってからです。
基本的にはツンデレの派生ですが、ツンデレと正反対の「素直クール」という属性が生まれたことで、その類似属性として誕生した言葉とも言われています。
ツンデレは「好きな相手に素直になれずツンツンした態度を取る人」もしくは「最初は本当に嫌っててツンツンしていたけど、何らかのきっかけがあってデレた人」に用いられます。
これに対し、素直クールは「常にクールな態度を崩さず、自分の好意や愛情表現に対しても感情の起伏を見せず素直に、時に積極的に表現する人」です。
ツンデレには複数の解釈がありますが、素直クールはほぼこの解釈で固定されています。
一方、クーデレはツンデレ同様に複数の解釈があり、白草のようなタイプの他、ツンデレのクールバージョン、すなわち「好きな相手に素直になれずクールな態度を取る人」もしくは「最初は何とも思わず冷めた態度で接していたけど、何らかのきっかけがあってデレた人」というタイプもあれば、素直クールとほぼ同じ意味で用いられるタイプもあります。
かなり幅広い解釈を持つ属性なのです。
そのためクーデレに該当するキャラは多く、年々増加傾向にあります。
主なクーデレヒロイン
綾波レイ(新世紀エヴァンゲリオン)
セイバー(Fateシリーズ)
長門有希(涼宮ハルヒの憂鬱)
銀(DARKER THAN BLACK)
金色の闇(To LOVEる)
戦場ヶ原ひたぎ(化物語)
天使(Angel Beats!)
シノン(ソードアート・オンライン)
霧切響子(ダンガンロンパ)
鳶一折紙(デート・ア・ライブ)
ミカサ・アッカーマン(進撃の巨人)
アイズ・ヴァレンシュタイン(ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか)
火々里綾火(ウィッチクラフトワークス)
千斗いすず(甘城ブリリアントパーク)
中野三玖(五等分の花嫁)
桐須真冬(ぼくたちは勉強ができない)
緒方理珠(ぼくたちは勉強ができない)
ミーシャ・ネクロン(魔王学院の不適合者)
古くは綾波、セイバー、長門。
そして近年でも三玖や真冬先生と、時代に左右されず圧倒的人気のヒロインを生み出し続けており、ツンデレが下火になって以降も安定した需要を勝ち取っている属性です。
一方、意外とメインヒロインになるケースはあまり多くない属性でもあります。
クールキャラは2番手、3番手あたりに配置されることが多く、それは今も昔も変わりません。
また、ひたぎ(ツンドラからのデレ)やミカサ(初期はヤンデレ気味)のように、解釈が幅広いゆえにやや特殊なタイプも多く、典型的なクーデレがメインヒロインになるケースは稀です。
当初メインとして扱われていたヒロイン以外が最終的にヒロインレースで勝利するケースは決して多くはなく、結果としてクーデレヒロインの勝率も低めです。
そして、白草もまたポジション的には2番手。
そんなビハインドの状況を彼女が覆せるかどうかに注目です。
まとめ
『いちご100%』のようにファンから圧倒的な人気を得たヒロインが最後に主人公と結ばれる作品もあります。
また、本作のタイトルが『幼なじみが絶対に負けないラブコメ』なのを考慮すると、幼なじみでメインヒロインの志田黒羽が勝ち確のように思えますが、前述したように白草も末晴の幼なじみなので、仮に勝利しても矛盾はありません。
もし白草がヒロインレースで勝利することがあれば、クーデレの歴史が動くかもしれませんね!