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【はたらく魔王さま】奇跡の2期制作決定! どうして1期から8年が経った今なのかを徹底検証
次回作への販促?
出典 : Amazon.co.jp
とはいえ、既に完結している作品の2期を8年ぶりに制作するのは、少々リスキーのように思えます。
いくら1期が売れていたからといって、これだけの時間が流れているとなると、2期もヒットするという保証はありません。
まして既に原作は完結しており、しかも全27巻(特別編含む)というボリュームなので、これから新規ファンを獲得するのも簡単ではないでしょう。
そこで考えられるのが、「和ヶ原先生の次回作への販促」という側面です。
和ヶ原先生は現在、『正解するカド』のキャラクター原案などで知られる有坂あこ先生をイラスト担当に据えた『ドラキュラやきん!』を刊行中ですが、あまり大きな宣伝が行われておらず、大ヒット作を手掛けた著者の新作の割に知名度不足は否めません。
ドラキュラやきん!は、はたらく魔王さまと作風がかなり近いので、違う作品のアニメとはいえ販促効果はある程度期待できますし、何より2期決定のニュースの時点で「作者は今、こういう新作を手がけている」と、はたらく魔王さまのファンに周知できます。
また、今後はたらく魔王さまの続編やスピンオフを執筆することも十分考えられます。
この場合、「2期決定の反響を見て続編が支持されるかどうかを見定める」パターンと、「既に続編等の構想・企画があり、2期放送に合わせて開始し販促効果を狙う」パターンの2つがありますが、いずれにせよ2期がメリットになるのは言うまでもありません。
アニメ制作は、作者や編集部、そしてファンの想いだけで実現するものではありません。
製作委員会方式の場合、出資する会社が一定以上いなければ成立しませんし、出資に見合うメリットがなければ手は挙がりません。
このタイミングで2期が制作されるのは、このタイミングだからこそ成立した何らかの事情があって然るべきなのです。
また、これはすごく穿った見方なのですが、担当編集さんが偉くなって企画が通しやすくなった……ということも一応考えられます。
2期は原作何巻まで?
出典 : Amazon.co.jp
はたらく魔王さまの1期は、原作の1~2巻(および短編)を映像化しました。
よって、2期では3巻以降の内容を放送することになるでしょう。
1クールの場合は、恐らく5巻までの映像化になると思われます。
2クールで制作されるのであれば、10巻までアニメ化されると予想します。
8~10巻で描かれたエンテ・イスラ編は非常に評判が良く、ファンからの人気が高いエピソードなので、ここまで映像化するのを前提に企画が進むことになるでしょう。
区切りという意味でも、10巻で終わるのが最も自然です。
まとめ
以前、2期の可能性があるかどうかを検討した際には「可能性は十分あるけど実際には難しいかも」と結論付けましたが、見事実現しましたね!
ログホラもそうでしたが、もう無理と誰もが思っていたところからの2期実現はテンション上がります!
制作会社や放送時期がどうなるのか、それも楽しみです!