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Jan
2020年漫画売上ランキングTOP20を発表! 鬼滅の刃が歴史的ヒットを記録
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2020年に発売された全漫画の中から、売上TOP20に入った作品をランキング形式で発表!
果たしてどの漫画が最も売れたのでしょうか!?
なお、公平を期すために「各作品における2020年にリリースした中で最も売れた巻」を対象としています。
20位 ワールドトリガー(22巻)
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元ジャンプ連載作品で、現在はジャンプスクエアで連載中。
2013年に連載を開始したので、もうすぐ8年になります。
今や文句なしの長期連載作品ですね。
移籍後も安定した人気をキープしていて、実売(紙媒体のみ。以下の作品も同様)で単巻35~40万部を記録。
2020年に唯一発売された22巻は、前巻を上回るペースで売れています。
2021年1月より、テレビアニメ2ndシーズンの放送をスタート。
約5年ぶりとなる新作とあって、ファンからの期待もかなり高まっているようです。
19位 かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~(17巻)
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ヤングジャンプで連載されているラブコメ作品です。
元々漫画好きの間では有名な作品でしたが、2019年のテレビアニメ化&実写化で一気に知名度を上げ、2020年春にはアニメ2期が放送されました。
2020年10月時点で、シリーズ累計発行部数は1300万部を突破。
この数字は同人版などのスピンオフ作品も含んでいるので、純粋に本編だけの部数ではありませんが、本編の売上だけで大半を占めていると思われます。
3週で実売28万部に達しており、累計では35~40万部を記録していると推測できます。
ネット上では「シリアス展開よりギャグ回の方が好き」という声が目立ちますが、シリアス展開が増えた氷かぐや編以降も人気は衰えるどころかむしろ高まっていて、コミックス売上も未だ右肩上がり。
シリアス展開が敬遠されていることはないようです。
テレビシリーズ3期および実写映画2作目の制作が決まっています。
18位 七つの大罪(40巻)
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マガジンの看板作品が2020年、ついに完結しました。
全41巻(全346話)の大長編となり、累計発行部数は3700万部を記録。
ライジングインパクトの頃から「面白いんだけど売れない」と言われていた鈴木央先生のマイナー感を吹き飛ばす、歴史的ヒット作となりました。
さすがに長くなり過ぎたためピーク時よりも売上は落ちていましたが、それでも2020年に発売された40巻および41巻は実売35~40万部のペースで売れています。
2021年1月よりアニメ完結編となる『七つの大罪 憤怒の審判』の放送が行われてるため、もう少し伸びるかもしれませんね。
17位 薬屋のひとりごと(6巻)
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小説家になろう発のファンタジー作品。
2種類の本編コミカライズがありますが、こちらはねこクラゲ先生が月刊ビッグガンガンで連載されている方の漫画ですね。
主に「スクエニ版」と呼ばれています。
2019年の時点でかなりヒットしていて、アニメ化は確実と思われていましたが、更に人気を拡大させたにもかかわらず2020年内には実現せず。
今やシリーズ累計発行部数1150万部、このスクエニ版だけでも500万部以上を記録しているビッグタイトルなので、各制作会社がこぞって手を挙げて中々決まらずにいるのかも?
ちなみに、もう1つの本編コミカライズ「サンデーGX版」もファンからの人気は高く、こちらの方が好きという声もよく聞かれます。
サンデーGX版の累計発行部数は380万部で、セールス面でも決して低くはありません。
16位 チェンソーマン(5巻)
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2020年、最もネット上で騒がれた漫画はこの作品かもしれません。
まさかの展開の連続、そして一切引き延ばすことなく完結、更には連載終了と同時にアニメ化&第2部の発表……と、最後までファンの心を揺さぶった漫画でした。
2019年まではネット人気に特化していた印象ですが、2020年に入ってからは売上も大幅に伸び、人気に見合った数字を記録するようになりました。
1巻の実売は50万部を突破しており、2020年に発売された5巻以降も40万部以上は売れていると思われます。
アニメ化によって更に伸びるのは間違いないでしょう。
名実ともに人気作になったことでファンの目も肥えてきているのか、パワー離脱以降の終盤の展開は結構賛否が分かれていました。
ただ、最終回に関しては「しっかり伏線を回収してくれた」「思った以上に綺麗に終わった」といった賛美の声が多く見られ、大半のファンが満足していたようです。
15位 名探偵コナン(98巻)
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連載開始から26年が経過し、長らくサンデーの看板&国民的アニメとして君臨している定番作品ですが、近年も安室透という超人気キャラを生み出すなど、話題に事欠かないところはさすがの一言。
2021年には、いよいよ大きな区切りとなる100巻のリリース&アニメ1000話を迎えることになるでしょう。
売上的には、リリースペースのダウンに加え、安室ブームが一段落したこと、スピンオフ作品が多数発売されたことの影響でやや下落傾向ですが、それでも単巻45万部前後を記録。
累計発行部数は歴代5位の2億3000万部ですが、4位のNARUTO(2億5000万部)をいずれ抜くかもしれません。
14位 ヲタクに恋は難しい(9巻)
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Web漫画最大のヒット作と言っても過言ではない本作が、2020年も引き続き人気をキープし、単巻50万部前後を記録。
2020年は9巻のみのリリースでしたが、樺倉&小柳の結婚回ということもあって、ファンの満足度が非常に高い1年になったと思われます。
この作品は少し異質なところがあって、2018年にアニメ化、2020年に実写映画化を果たし、それぞれ一定の結果を残しているのですが、それがあまりコミックスの売上増加には繋がっていません。
一方で人気が落ちることもなく、新規獲得はないけどファンの脱落も少ないという状態が長年続いています。
今後も、連載が終わるまで追いかけようという大勢の濃いファンに支えられていく作品になりそうです。