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Dec

鬼滅の刃・名言集〜宇髄天元編〜柱で一番ド派手な色男!かぶき者の言葉がいつも派手にかぶいている件

「俺は派手にハッキリと命の順序を決めている まずお前ら三人 次に堅気の人間たち そして俺だ」

鬼殺隊として任務に向かう三人の奥さん、「須磨」「まきを」「雛鶴」に向けた宇髄天元の名言です。女忍者「くの一」として育てられた三人は忍としての教育を受けてきた際、男の忍と比べるとどうしても力が劣ってしまうため、命を賭けることは最低限の努力でした。しかし天元は、自分の命のことだけを考え、他の何を置いてもまず俺の所に戻れ、任務遂行よりも命を大切にしろと三人に言います。鬼殺隊である以上当然一般人も守るが三人の方が大切だから死ぬなと言われ、そんなことを言ってもいいのか、自分の命なんか優先していたら大した仕事できないけどいいのかとまきをは悩みます。しかし雛鶴に、生きていたいと思うのだって悪いことではない、そういう自分が嫌じゃなければそれでいいと言われ、まきをも気持ちが変わっていきます。

忍であった天元が何故任務よりも命を大切にするのか。それは、忍であった頃から抱えていた葛藤が天元の中にはあったからです。元々九人の兄弟が存在していましたが、天元が十五歳になるまでに七人が死んでしまいます。一族が衰退していく焦りから天元の父親は取り憑かれたように厳しい訓練を生き残った二人の兄弟達に強制します。天元の弟は父親と同じ考え、同じ言動を取り、部下は駒、妻は跡継ぎを生むためなら死んでもいいと本人の意思は尊重しない無機質な人間になってしまいます。そんな弟を見て、あんな人間にはなりたくないという想いから抜け忍となり鬼殺隊に入ります。

自分を形成する幼少期に植え込まれた価値観を否定しながら戦いの場に身を置き続け、様々な矛盾や葛藤を抱えながらそれでも前を向き人の命を守るために戦ってくれることに感謝するとお館様である産屋敷耀哉に言われ、天元の心は晴れていきます。命を賭けて当然、全てのことはできて当然、矛盾や葛藤を抱える者は愚か者、ずっとそんな環境で育ってきた天元にとって、お館様から言われた労いの言葉は何よりも心に響き救われたのでした。このことから天元は自分の心に従って行動するようになります。命の順序、一般の人よりも、何よりも妻である三人の命を大切にしたいと思う天元。柱としてそれでいいのかと疑問に思う節もありますが、天元らしさが現れる名言です。


引用:pinimg.com

「譜面が完成した!!! 勝ちに行くぞォオ!!!」

遊郭・花街にて上弦の陸である妓夫太郎、堕姫との死闘の際、音柱である宇髄天元が発した名言です。通常、鬼は陽光を浴びた特殊な鉱石で作成された日輪刀で首を落とすことで絶命させることができますが、上弦の陸である妓夫太郎、堕姫は片方の首を落とすだけでは倒すことができません。それぞれの首を切り落とした状態にしないと倒せないのです。

妓夫太郎を天元と炭治郎、堕姫を伊之助と善逸で同時に撃破することを試みます。しかし、妓夫太郎の武器「血鎌」には猛毒があり、天元の体を徐々に蝕んでいきます。妓夫太郎の大技で分離される天元と炭治郎。作戦を変更し、炭治郎、伊之助、善逸で堕姫の首を落とすことにします。伊之助を援護しながら何とか堕姫の首を落とすことに成功しますが、妓夫太郎の毒で天元が倒れてしまいます。妓夫太郎と堕姫の攻撃により再び劣勢を強いられる炭治郎達。妓夫太郎の血鎌が炭治郎に襲いかかる瞬間、倒れていたはずの天元が戻ってきます。「譜面が完成した!!! 勝ちに行くぞォオ!!!」天元は筋肉で自らの心臓を一時的に止め、毒の巡りを抑えていたのでした。譜面とは、天元独自の戦闘計算式です。分析に時間がかかりますが、敵の攻撃動作の律動を読み、音に変換します。癖や死角も分かるようになり、唄に合いの手を入れるが如く音の隙間を攻撃すれば敵に打撃を与えることができます。しかし、毒が回った体では妓夫太郎の攻撃を捌くのが限界。炭治郎が首を落とさなくてはいけません。譜面により妓夫太郎の技を全て捌く天元。炭治郎も体中から力を捻りだし、額に「痣」を発現させ妓夫太郎の首を落とします。

「まとめ」

遊郭・花街での上弦の鬼との死闘では、譜面が完成した際も天元は己の体の限界から炭治郎に全てを託しています。任務開始時点では階級の低さから足手纏いと判断し、花街から出るように指示しますが、上弦の鬼でも臆せず立ち向かう彼らを見て徐々に信頼し、最後は譜面として炭治郎が止めを刺す未来が見えていたのかもしれません。天元の口癖でもある「ド派手」という表現には、幼少の頃、忍として自分を殺して生きてきた事に対する反動があるような気がします。自分の心に正直に、自分の存在を見せつけるように、派手に振る舞い鼓舞していく。そんな気持ちが天元の名言にも表れています。

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