17
Nov
【ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会】鐘嵐珠(ランジュ)は炎上騒動で嫌われキャラになった? 徹底検証
炎上は必然? 「ストーリーありき」の展開に不満続出
https://twitter.com/LLAS_STAFF/status/1325679696139280384
この炎上事件の背景には、幾つかの要素が絡まっています。
火元となったのは第20章の内容に対する不満ですが、それも一面的な問題ではありません。
ただ、炎上した最大の原因を1つに絞るとなると、やはり「一部の同好会メンバーを自分の意思で同好会から離れさせたから」に尽きます。
極端な話、これさえなければ他の要素で賛否両論はあっても炎上にまでは発展しなかったでしょう。
端的なことを言えば、移籍したメンバーに対し「裏切り者」のレッテルが貼られてしまったのです。
彼女たちの動機を好意的な目で見れば、その心情は全く理解できない訳ではありません。
果林は元々モデル志望で、自分のやり方でスクールアイドルの頂点を目指すと豪語していたので、同好会よりもその方向性に近い部があれば、そちらに移るのは彼女のキャラ的にあり得る行動です。
愛は元々いろんな人と仲良くなりたい、いろんな景色を見たいという願望を持っているので、スクールアイドル部を経験したい、ランジュというニューフェイスと近付いてみたいと思うのも理解できます。
しずくも女優を目指すという夢があり、スクールアイドルとしての活動で自分に足りないものを補おうとしていたので、よりそれを実現できるかもしれないスクールアイドル部に強い関心を抱くのは自然と言えます。
栞子については、元々ランジュと親友の間柄だったので、彼女を放っておけないという気持ちが強かったと思われます。
何より虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会は、個々の方向性を尊重することを前提としたグループ。
自分のやりたいことを重視し、その上でお互い切磋琢磨し高め合うというスタンスで活動しています。
この20章、そして2nd Seasonのストーリーは、「他にやりたいことが見つかったらグループを離脱するのもアリ」という極端な形でニジガクの個性を打ち出していると解釈することが可能です。
ただ、これらはあくまで好意的に解釈した場合の話。
果林も愛も、自分たちが離脱することで他のメンバーが傷付くということがわからない性格ではなく、そこの葛藤が全く描かれていなかったため、強い違和感を覚えます。
しずくも過去に一度同好会から離れ、そのせいで同好会が潰れかけた経験をしており、にもかかわらず再度離れるという選択をしたことに、多くのファンは納得をできずにいました。
そして、最大の問題点が「監視委員会」の存在です。
栞子はランジュを「決して悪い人じゃない」と言い、悪気はないけど自分の意見を押しつけるタイプとして描かれていますが、実はランジュ、同好会を露骨に妨害しています。
同好会の活動を一切認めず、練習やライブをしようとすると監視委員が妨害するという、嫌がらせ以外の何物でもない暴挙に出ているのです。
スクスタやニジガクに限らず、これまでのラブライブにおいて、グループの解散や危機的状況は何度も描かれてきましたが、「裏切り」「嫌がらせ」といったドロドロの展開はありませんでした。
この状況にファンは反発を覚え、炎上騒動に発展したのです。
当然、その主因たるランジュもやり玉にあげられました。
ランジュは嫌われてる?
前述した事情から、ランジュは登場早々嫌われ役を担うことになりました。
ただ、実はランジュをそれほど嫌っていないファンも少なからずいます。
「見た目が好み派」「無問題ラが可愛い派」など幾つかの派閥がありますが、その中でも特に冷静な印象を受けるのが「敵キャラとして見れば悪くない派」です。
確かにランジュは、ファンから反感を買う要素を複数持っています。
でもそれは、敵キャラとして見ればむしろ魅力に繋がります。
敵は嫌われてこそ光る存在だからです。
最終的に同好会メンバーが彼女に敗北を認めさせ、そこでカタルシスを生み出すには、性格に難があればあるほど好ましい訳で、その点で言えばランジュは十分及第点。
根っからの悪人ではないためグッドルーザーになれる要素もあり、今後の展開次第では流れが変わることもないとは言い切れません。
ファンの総意……かどうかはわかりませんが、多くのファンが口にしているのは「公開された以上は受け止めるしかないから、ここから良い方向に持っていって欲しい」という希望の言葉。
その良い方向の鍵を握っているのはランジュであり、彼女が本当の意味で嫌われてしまうのか、それとも風向きが変わるのかは、これからのストーリーが重要になってくるでしょう。
まとめ
現状では「ランジュにも魅力的な面がある!」と言ったところで、伝わりようがないといった印象です。
彼女の救済のためにも、スクスタのスタッフには頑張って欲しいですね!