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Sep
エロゲー原作アニメTO10! アニメではどれくらいエロい?
5位:D.C. ~ダ・カーポ~
出典 : Amazon.co.jp
CIRCUSの人気恋愛ADVがTOP5入り。
当時「水夏」などのスマッシュヒットで注目度が増していたブランドで、「ダーク路線の後に明るい学園モノを出せばヒットする」というLeafやKeyなどの成功を踏襲した結果、人気作となりました。
アニメ化は2003年にZEXCS制作で行われ、1.3万枚の大ヒットを記録。
のちにfeel.制作による2期も放送されました。
4位:真月譚 月姫
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TYPE-MOONの処女作で、同人ゲームの伝奇ビジュアルノベル『月姫』が4位にランクインしました。
エロゲが黄金期に突入する少し前、様々なブランドから毎月数多くの商業作品がリリースされる一方、同人ゲームも増加傾向にありましたが、当時はDL販売がなく流通経路もコミケでの配布など限定的でした。
そのため入手は決して容易ではありませんでしたが、ネット上を中心とした口コミで広まり、のちに訪れるTYPE-MOON時代の布石となりました。
アニメ化は2003年にJ.C.STAFF制作で行われ、1.4万枚の大ヒットを記録。
タイトルは商標の都合で「真月譚 月姫」に変更されていました。
3位:Kanon
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原作はKeyの処女作で、泣きゲーの元祖がTOP3入り。
当時TacticsというブランドにいたKeyのスタッフ陣が作った『ONE ~輝く季節へ~』がエロゲファンの間で高く評価されていたため、Key1作目ながら発売前から注目を集め、大ヒットを記録しました。
アニメ化は当初東映アニメーションが行い、そちらも約9000枚のヒット作となりましたが、その4年後の2006~2007年に京都アニメーションが再アニメ化を行い、1.8万枚を売り上げています。
エロゲなのに「エロシーンは不要」と言われるゲームだったので、当然のようにエロシーンは全カットです。
2位:AIR
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Keyのブランド力を決定付けた名作が2位にランクイン。
「泣きゲー」の決定版として、非常に前評判の高い中で発売され、エロゲ史上に残るヒットを記録しました。
アニメ版は京アニとKeyの初タッグ作品であり、本作のヒットを皮切りに京アニの快進撃が始まりました。
Key作品なのでエロシーン自体薄く、アニメではKanon同様全カットです。
なお、Key作品は他にも「CLANNAD」「リトルバスターズ!」がアニメでもヒットしましたが、これらは原作がエロゲではなく一般ゲーです。
ただしリトバスは18禁版もリリースされているので、エロゲと見なすこともできます。
1位:Fate/stay night
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エロゲー原作アニメで最も売れた作品はやはりこれ。
「月姫」で大きな注目を集めたTYPE-MOONが商業デビュー作品として製作・販売したこのゲームは、エロゲーでありながら中二心を擽る伝奇活劇ビジュアルノベルとして熱い注目を集め、メガヒットを記録しました。
最初にアニメ化されたのは2006年で、スタジオディーンによってセイバールートを映像化し、こちらも2.6万枚の大ヒットを記録しましたが、第四次聖杯戦争を描いた『Fate/Zero』のアニメ版は更なるヒットを記録。
その勢いもあって、2014~2015年放送のufotable制作『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』は3.8万枚を売り上げ、以降様々な外伝、スピンオフ、派生作品を生み出しています。
なお、アニメではエロいシーンはほぼカットされています。
今の時代にエロゲは必要?
出典 : Amazon.co.jp
エロゲは1999年代末からアニメ化されるようになり、数多くの大ヒット作を生み出してきました。
ゲーム原作アニメの場合、ゲームの売上とアニメの売上が必ずしも一致する訳ではなく、それはエロゲも同じで、特に2010年代はその傾向が顕著に出ています。
例えば2010年の大ヒット作『星空へ架かる橋』『恋と選挙とチョコレート』、2013年のNo.1ヒット『大図書館の羊飼い』などはアニメでは大きなヒットには至っていません。
一方で、原作も大ヒットしつつ、アニメで確かな爪痕を残した作品もあります。
2005年に1期が放送された『SHUFFLE!』はゲームも大ヒットしましたが、アニメも「空鍋事件」というインパクトを残し、売上も好記録を残しています。
「Nice boat.」の名言を生んだ『School Days』は、アニメ売上ではTOP20入りがやっとですが、その知名度は現在もかなり高いようです。
グリザイアシリーズのように新シリーズをクラウドファンディングによって制作するなど、近年はファン向けにアニメ化するパターンもあります。
エロゲが多数の人気ライターを生み出したのは前述した通りですが、『efシリーズ』のOPアニメーションを新海誠監督が手がけていたことからもわかるように、この業界は自由度が高い分、いろんな表現者を生み出す土壌になっています。
近年はエロゲ業界自体が厳しい状況ですが、クリエイターの人材育成という観点からも、残り続けて欲しい文化です。
順位
*1位 Fate/stay night
*2位 AIR
*3位 Kanon
*4位 真月譚 月姫
*5位 D.C. ~ダ・カーポ~
*6位 To Heart
*7位 乙女はお姉さまに恋してる
*8位 君が望む永遠
*9位 ヨスガノソラ
10位 うたわれるもの
まとめ
今後エロゲという文化がどう様変わりしていくのかはわかりませんが、エロが男のロマンであり続ける以上、エロゲを求める声も決して消えないと思います。
いつか、このトップ10に割って入る新作が出ることを期待しましょう!