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初監督作品から20年未満の若手・中堅のアニメ監督の中で、特に優れた実績を残しているアニメ監督20名を独断と偏見によるランキング形式で発表！
歴史的ヒットを記録した方から、多くのファンに期待されている新進気鋭の監督まで、幅広くチョイスしました！

20位　太田雅彦

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作画・演出出身の監督で、初監督作品は2006年放送『夜明け前より瑠璃色な ～Crescent Love～』です。
翌2007年に『みなみけ』でブレイクし、2011年には代表作となる『ゆるゆり』で大ヒット。
以降も『干物妹！うまるちゃん』『ガヴリールドロップアウト』など様々な作品を手がけています。

日常系のアニメを得意としており、動画工房のアニメを手がけることが多く、ユルい空気感の中にキレのあるギャグを入れるタイプの作品を特に多く指揮しています。
脚本家のあおしまたかしさんをはじめ、同じスタッフを重用することでも知られていますね。

19位　津田尚克

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演出出身の監督で、初監督作品は2012年放送『妖狐×僕SS』です。
このアニメが見事ヒットを記録し、同年秋からは代表作となる『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズに着手。
2016年には『planetarian』のWeb版、劇場版の両方を手がけました。

ジョジョの監督として有名な方ですね。
そのジョジョが顕著ですが、原作の雰囲気を大事にするタイプの監督で、手がけた作品はいずれも原作ファンから高い評価を得ています。

18位　藤田陽一

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サンライズ出身で、制作進行、演出と経験し、2006年に『銀魂』第100話より高松信司監督の跡を継いで監督デビューを果たしました。
2015年には『おそ松さん』を手がけ、爆発的ヒットを記録。
銀魂は第2期（全265話）および『劇場版 銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』まで監督を務め、以降は監修という形で関わっています。

卓越したコメディセンスで原作のノリを更に加速させるサービス精神の豊富さと、原作へのリスペクトを忘れない点から、銀魂ファンから絶大な支持を得ました。
いわゆる「悪ノリ」というジャンルに関しては、右に出る人はいない監督です。

17位　小野学

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メカアニメーターから演出へと転身し、2005年放送『トランスフォーマー ギャラクシーフォース』で監督デビュー。
当初は2007年に手がけた『咲-Saki-』がヒットしたことで日常系やラノベ原作アニメを手がける機会が増え、『Aチャンネル』『境界線上のホライゾン』『魔法科高校の劣等生』と次々にヒットさせていきます。
2018年よりスタートしたSAO3期『ソードアート・オンライン アリシゼーション』では、伊藤智彦監督の跡を継いで指揮を執っています。

境ホラ、劣等生、そしてSAOまで手がけたことで、電撃ラノベの監督というイメージが定着してきましたが、メカが登場する作品への情熱は失われておらず、2020年には『新サクラ大戦 the Animation』の監督およびシリーズ構成を担当しました。

16位　武本康弘

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京都アニメーションに入社し、演出家として高い評価を得て、京アニ初の制作元請（タツノコプロと共同）となるOVA『ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて』で監督デビュー。
その後『フルメタル・パニック』でも好評を博し、『らき☆すた』では4話で任を解かれた山本寛監督の後を引き継いで大ヒットに導き、『氷菓』も好評。
2期で監督（総監督は石原立也さん）を手がけた『涼宮ハルヒの憂鬱』に関してはエンドレスエイトで評価を落してしまいましたが、翌年公開の『涼宮ハルヒの消失』は非常に高い評価を得ました。

多くの作品で優れた才能を発揮していた監督でしたが、残念ながら2019年に永眠しました。

15位　京極尚彦

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サンライズのデジタル制作部でCGエフェクトを学び、演出家を経て『ラブライブ！』のPV監督や『プリティーリズム』シリーズのプリズムショー演出を担当し、2013年放送『ラブライブ！』でテレビアニメ監督デビュー。
以降、『ラブライブ！サンシャイン!!』『ラブライブ!スーパースター!!』とラブライブシリーズの監督を手がけつつ、『GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』『宝石の国』といったヒット作品でも指揮を執っています。

ラブライブの知名度が突出しているため「ラブライブの監督」という印象が強いですが、宝石の国ではCG出身らしい映像美でアニメファンを魅了するなど、その才能を遺憾なく発揮し、高い評価を得ています。

余談ですが、『ゆるキャン△』の京極義昭監督とは血縁関係はないとのことです。

14位　いしづかあつこ

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大学在籍中に数々の賞を受賞し、マッドハウス入社直後の2004年にNHKみんなのうたのアニメーションを担当、2006～2007年放送『NANA』で助監督を務め、2009年に青い文学シリーズ「蜘蛛の糸」「地獄変」でテレビアニメ監督デビューを果たしました。
単独で一作品の監督を担当したのは2012年『さくら荘のペットな彼女』からです。
その後、2014年放送『ノーゲーム・ノーライフ』『ハナヤマタ』で好評を博し、2018年のオリジナルアニメ『宇宙よりも遠い場所』では非常に高い評価を得ました。

プロになる前からその卓越したセンスが注目を集めていた逸材で、マッドハウス入社5年で監督、10年でヒット作の監督、15年でエースというエリート。
大ヒットゲーム『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』および『ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ』のアニメーション監督も担当しています。