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26

Aug

ジャンプアニメは原作売上の割に売れないって本当? 検証まとめ

ジャンプの購買層の変遷

出典 : Amazon.co.jp

最後に、ジャンプの読者層について見ていきたいと思います。

ジャンプといえば少年誌の王様で、黄金期と呼ばれ歴代最高の653万部を発行していた時代は、読者の大半が10代でした。
しかし時代が移り変わり、少年誌が必ずしも少年向けの雑誌とは言えなくなっているのが現代。
昔は「大人になっても漫画を読むなんて恥ずかしい」なんて言われていたようですが、今や子供の娯楽はLINEやtiktokなどのアプリやスマホゲームが主流で、漫画はむしろ大人の娯楽という印象すらあります。

では、今のジャンプ読者の年齢層はどのような分布になっているのでしょうか?

集英社広告部によって展開されている「SHUEISHA ADNAVI」によると、25歳以上の読者は約27%
19歳~24歳が約26%で、大学生以上の読者が半分以上を占めています。

ただ、裏を返せば高校生以下の読者が47%もいるということ。
中学生以下の読者に絞っても約30%と、意外と多い印象です。

男女比については、2016年の時点で男7:女3だと当時の副編集長が語っています。
少年誌の中では最も女性読者が多い雑誌と思われます。
その後、鬼滅の歴史的ヒットがあったので女性ファンが更に増えている可能性もありますね。

これらのデータから、ジャンプアニメは今後、他の雑誌の漫画原作作品よりも売れやすくなると推察することができます。
女性読者が多く、多感な時期を迎える若い読者と経済的に余裕のある社会人の割合が半々と理想的で、円盤ヒットと配信ヒットの両方が期待できる状態だからです。

「ジャンプアニメは原作売上の割に売れない」という先入観は、もはや時代遅れと言うべきでしょう。

まとめ

配信で好調な作品が多いのは強みですよね。
アニメ化を控えている『呪術廻戦』や、今後アニメ化に期待がかかる『チェンソーマン』なんかは配信でウケそうなダークファンタジーなので、更に時代をリードしていくことになりそうです!

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