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15

Aug

【ニセコイ】最終回に物申す!!小野寺ファンから批判殺到した理由とは【ネタバレあり】


引用:amazon.com
ニセコイは2011年から2016年まで週刊少年ジャンプで連載していたラブコメ漫画です。
原作者は古味直志で、コミックは全25巻となっています。アニメ化も2回され、中島健斗と中条あやみのW主演で実写映画化までされました。
人気があったのにも関わらず最終話が終わった時に批判が殺到して、ネットで炎上してしまったのです。
今回はそんな炎上してしまうほどの最終回についての批判理由について紹介していきたいと思います。
最終巻の内容のネタバレをしていますので、注意してください。

ニセコイ概要

ニセコイは週刊少年ジャンプで連載していた学園系人気ラブコメ漫画です。
ヤクザの2代目として生まれた男子高校生一条楽とその対立関係にあるギャングの令嬢の桐崎千棘が出会います。そして、ヤクザとギャングの抗争を止めるために、ニセモノの恋人を演じることになりました。
しかし、主人公の一条楽は小さいころから同級生の小野寺小咲に想いを寄せている上に、10年前に結婚を約束した女の子がいたのです。楽は約束の女の子のことを思い出すことが出来ませんが、思い出の品であるペンダントの錠を持ち続けています。
カギをもつ女の子は1人でなく桐崎千棘、小野寺小咲、橘万理花、羽姉も同様にカギを持っていて、錠に合う約束の女の子を探しつつ、一条楽のハーレム学園生活が送られるのです。
また最終回に約束の女の子が誰なのかも明かされます。

引用:hatena.com

ラストシーン

当時、楽は千棘、小野寺、万理花たちと千棘のお屋敷で集まって遊んでいました。あまりの楽しさに時間を忘れ気づけば、帰らなくてはいけない時間になっていたのです。そこで、別れ際に将来また会うという意味を込めてペンダントと鍵を用意します。
運命の鍵を誰が持つのかを決めるのは楽でした。
話の中から曖昧だった記憶が明らかになり、約束の子が誰であったのかを思い出します。
その相手とは、小野寺でした。つまり、昔から楽は小野寺のことが好きだったわけです。
そこで小野寺と結ばれると思いきや、小野寺も楽のことを好きと知った千棘は1人で姿をくらましました。みんなは心配して探しますが見つからず、千棘のお母さんから連絡が来て千棘が天駒高原にいることを知ります。
楽は千棘を探すために天駒高原に向かいました。
そんな中アメリカで入院中の万理花が動き出し楽に告白しますが、楽は「お前と友達になれて良かった。」とはっきりと告白を断るのです。
その後、小野寺と2人きりになった際に、小野寺は楽の好きな人が千棘だと直感で気付きましたが、今まで言えなかった告白をするのです。楽は小野寺の告白に真剣に向き合い涙を流しながら振ります
そして天駒高原の頂上にたどり着き千棘とようやく会えました。千棘は楽に告白しないで逃げ回っていたので未練を残さないためにも楽に告白をしました。そこで、楽は小野寺のことを振ったことと楽の好きな人との思い出話をします。ようやくお互いの誤解が解けて
二人が結ばれるのです
それから数年が経って、楽は公務員でヤクザの2代目、千棘は世界的なファッションデザイナーとなり、久しぶりに天駒高原で再開してキスをしてニセコイの物語は完結します

ニセコイ最終回に物申す

ニセコイでは小野寺の熱狂的なファンが多く、小野寺エンドを望む人がたくさんいました。そのため、千棘と結ばれる結末に納得いかない批判の声が多数寄せられています。
最終回の結末に批判が相次ぎ、ニセコイの評価がかなり低くなってしまいました。
実はニセコイ批判には千棘との結末だけでなく、他にも理由があったのです。
僕が思うその主な批判理由を大きく分けると以下の3つになるのかなと思います。
●勇気を振り絞った小野寺の告白の邪魔
●10年前のペンダントと鍵が埋められ、千棘と楽の二人に約束が上書きされてしまう
●最終回に小野寺の表情がわからない

ここからは、その一つ一つを振り返ってみたいと思います。

引用:entertainment-topics.jp

勇気を振り絞った小野寺の告白の邪魔

ニセコイ批判理由1つ目は小野寺の告白を何度も邪魔されたことです。
もともと楽は千棘を好きなる前から小野寺のことが好きでした。小野寺も楽同様に中学の時から、いえ初恋をした10年前に出会った時から楽のことが好きだったのです。つまり、10年前から小野寺と楽は両想いだったわけです。
そのため、どちらかが早い段階で告白をしていれば、楽が千棘と付き合うことはもちろん、好きになることもありませんでした。そんな状況の中で、小野寺が勇気を振り絞って何度も楽に告白をしようとしましたが、その都度空振りとなり、告白が失敗となってしまいます。
この時から、作者が小野寺と楽を結びつけるエンディングがないという作者の意志が感じとれるのです。
いくつかの小野寺の告白をしようとした例を紹介します。
●小野寺が校内で楽に告白しようとしたとき、野球ボールが窓を割って邪魔されます。
●肝試しで置き去りにされてしまい、海辺で楽に告白したときには、楽が寝ていて聞いていないこともありました。
このように小野寺が勇気を振り絞って楽に告白する場面はことごとく邪魔をされてしまっていたのです
そして、小野寺が誰にも邪魔をされずに告白できた最後の場面では、楽が千棘との未来を決意した状態だったため振られてしまいます。つまり、最初から小野寺と楽が結ばれることはなかったのです。
タイトルの「ニセコイ」というのもニセモノの恋が本物の恋になるという結末ということからも、小野寺は引き立て役となっていたと考察できます。そのため小野寺小咲は悲劇のヒロインとなってしまいました。
このような小野寺への対応がニセコイ批判の要因の1つとなったのではないでしょうか。

引用:meigenkakugen.net

10年前のペンダントと鍵が埋められ楽と千棘の約束へと上書き

ニセコイ批判理由2つ目はペンダントと鍵が埋められて約束が上書きされてしまうことです。
10年前の想い出の場所天駒高原で楽に振られるだけでなく、2人のペンダントと鍵は決別として埋めてしまいます。そして、楽と千棘はペンダントを新しくして千棘にプロポーズするのです。
また、10年前に小野寺と楽が約束した時に使った「ザクシャ イン ラブ」を千棘とのプロポーズに使われてしまったことで、過去の記憶を上書きしました。
小野寺は10年前の約束は裏切られて、約束の時の言葉も他の人に使われてしまっているのは残酷すぎると批判が殺到してしまったのです。

引用:amazon.com

小野寺の表情がわからない

ニセコイ批判理3つ目は最終回の小野寺の表情がわからないことです。
小野寺はニセコイの2大ヒロインでしたが、最終回には顔が描かれていません。舞子、るり、京子先生、羽姉、万理花、誠士郎などの他の主要キャラクターはみんな顔が出ているのに、小野寺だけは顔が描かれていないのです。
数年後の小野寺はパティシエとなっていて、楽と千棘のウェディングケーキを作っていました。約束の子で両想いであったはずの小野寺が楽と千棘のケーキを作るのは残酷なのではないでしょうか。
その際に小野寺がどんな表情心情でウェディングケーキを作っているのかは顔が描かれていないためわかりません。
最終回に2大ヒロインの小野寺の表情が見ることが出来ないのは批判の要因の1つになったのではないでしょうか。

まとめ

ニセコイの最終回の批判の理由について紹介してきました。
ニセコイの約束の女の子は小野寺でしたが、千棘と結ばれて完結します。

ニセコイは最終回の内容にたくさんの批判がありましたが、裏を返せば、それだけキャラクターへの思い入れがあったからなのではないでしょうか。
仮に小野寺と結ばれる結末になったとしても、千棘ファンが黙っておらず批判炎上という形になっていたかもしれません。
それだけ、ニセコイのキャラクター1人1人に魅力があったのだと思います。
このようなことからニセコイは学園系のラブコメとして人気を誇り、たくさんの方に愛されてきた作品だったのではないでしょうか。

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