11
Aug
なろう最新の流行「ざまぁ系」って一体どんなジャンル? 検証まとめ
ざまぁ系の人気作品は? アニメ化の可能性は?
出典 : Amazon.co.jp
上記のざまぁ系作品の数の推移からもわかるように、このジャンルは毎年倍増するペースで作品が増え続けています。
特に2019~2020年の増加スピードは凄まじく、なろうの週間ランキングでも上位を占めることが増えており、現在ブームの真っ直中と言えるでしょう。
今後もしばらくこのブームは続くと思われます。
ただ、ブーム化してからまだあまり時間が経っていないので、現段階では有名作の数はあまり多くありません。
それでも、悪役令嬢もの(主に婚約破棄)も含めると、既にヒット作になっているタイトルが複数あります。
『勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う』は2019年に書籍化を果たし、コミカライズも行われ、この漫画版が絶好調。
シリーズ累計35万部に達しており、このまま順調に伸び続ければアニメ化も十分にあり得る勢いです。
『「攻略本」を駆使する最強の魔法使い ~〈命令させろ〉とは言わせない俺流魔王討伐最善ルート~』も典型的なざまぁ系のストーリーで人気作となり、シリーズ累計10万部を突破しています。
テンプレのざまぁ系とは少し違いますが、異世界召喚ものの『暗殺者である俺のステータスが勇者よりも明らかに強いのだが』もざまぁ要素のある作品です。
こちらも漫画版が非常に好調で、シリーズ累計50万部に達しています。
『実は俺、最強でした?』も、異世界転生ものですがざまぁ系にも属している作品ですね。
シリーズ累計30万部に達しており、順調にファンを増やしています。
悪役令嬢のざまぁ系では『悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される』が定番作で、シリーズ累計は170万部を突破。
いつアニメ化されても不思議ではありません。
なお、既にアニメ化が決定している『回復術士のやり直し』は、一見するとざまぁ系に近いタイプのようですが、本作はエログロ重視の復讐劇なので、ざまぁ系に求められているものとは少し傾向が異なるかもしれません。
まとめ
ある意味「水戸黄門」や「半沢直樹」といった作品に通じるところがあるジャンルですよね。
これらの作品も、勧善懲悪もので主人公が悪人を懲らしめるストーリーですけど、視聴者はそれよりも悪人がどんなふうにボロを出すか、屈辱を受けるかを楽しみに見ていた人は多いと思います。
そういう意味では、流行って当然のジャンルと言えるかも知れません。