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【彼女、お借りします】桜沢墨は作中トップの人気ヒロイン? 検証まとめ
墨の人気はどれくらい?
出典 : Amazon.co.jp
『彼女、お借りします』は公式で人気投票を行っていないので、誰が人気No.1なのか正式には判明していません。
ただ、人気ランキングや投票アンケートを募集しているサイトやSNSでは全て、千鶴、瑠夏、そして墨がTOP3になっています。
つまり、墨は作中トップクラスの人気を誇るヒロインなのです。
人気を示すパロメータの1つであるファンアートの数はどうでしょうか。
pixivに投稿されているイラストの数は、千鶴に次いで作中2位。
初登場が5巻と比較的遅いことを考えると、かなりの検討と言えるでしょう。
また、アニメの公式アカウントでは「かのかりコール」というサービスを行っていて、特定の時間帯に指定された電話番号にかけると各ヒロインに電話をかけることができるようになっています。
この告知をヒロイン毎に複数回行っているのですが、墨のかのかりコールは他のヒロインよりリプライの数が多く、ディープなファンが多いことを示しています。
これらの事を総合すると、墨は作中でもトップクラスの人気を得ているヒロインと見なせます。
作者自ら描くスピンオフ『彼女、人見知ります』の主人公に抜擢
墨の人気が非常に高いことを裏付ける根拠として、2020年6月にスタートしたスピンオフ作品『彼女、人見知ります』の存在は欠かせません。
この『彼女、人見知ります』は、アニメ放送に先駆けスタートしたマンガで、スピンオフとはいえアニメの宣伝も兼ねた重要な作品。
しかも作者の宮島礼吏先生が自ら手がけており、かなり力が入っています。
その主役に、墨が抜擢されたのです。
アニメ化を契機にスタートした作者自ら描いたスピンオフの例としては『干物妹!うまるちゃん』が挙げられます。
うまるちゃんは1期の放送直後にキャラクター人気投票を実施し、そこで1位になった海老名菜々というキャラを主役にしたスピンオフを開始し、2期に繋げました。
マンガではありませんが、数多くのスピンオフ小説をリリースしている『この素晴らしい世界に祝福を!』も、その第一弾は人気No.1キャラのめぐみんを主人公にした『この素晴らしい世界に爆焔を!』。
アニメ2期を直前に控えた2016年末には、同シリーズの続編『続・この素晴らしい世界に爆焔を!』も発売されました。
これらの前例からもわかるように、スピンオフでメイン以外のヒロインを主人公に抜擢する際には、多くの場合人気No.1のキャラが起用されます。
求心力の高いキャラを前面に出すことでアニメに興味を持ってもらう、若しくはアニメを観た人にスピンオフまで手を伸ばしてもらう……という狙いがあるのでしょう。
つまり、ファン人気が高いだけでなく、ファン以外にも好きになってもらえると期待できるキャラが、アニメ放送前後に立ち上げられるスピンオフでは重宝されるのです。
『彼女、お借りします』に登場するヒロインは、言いたいことをスバスバ言う千鶴、ドロドロしたものを抱えている七海麻美(ななみ まみ)、肉食系ヒロインの瑠夏、マイペースな現代っ子の八重森みに(やえもり みに)とアクティブなキャラが多く、1人だけカラーが異なる墨を主人公にすることで受け皿を広くする狙いもあったのかもしれませんが、いずれにしても人気ヒロインでなければアニメ放送という大事な時期に主人公に抜擢されるはずがなく、彼女の人気が高い証拠と言えるでしょう。
ちなみに、このスピンオフ作品は冒頭で「極度の人見知りである墨が日々降りかかる障害に立ち向かい時に勝利し時に敗北していく、そんな彼女の人生を覗き見る人見知り奮闘成長譚」と紹介されている通り、墨の日常を描いた恋愛の絡まないユルめの物語ですが、千鶴と初めて出会ったエピソードや本編でほぼ絡みのない麻美・瑠夏とのニアミスエピソードなど、スピンオフならではのお話が目白押し。
本編では見られない墨を見られるため非常にファンからの評判も良く、連載しているマガジンポケットでは更新する度に毎回1位を取っているようです。
その結果も、墨の人気を裏付ける確固たるデータと言えるでしょう。
まとめ
人見知りヒロインはラブコメの中では王道ともいえるキャラですけど、この作品の中では結構異質な存在で、墨回の『かのかり』は他のヒロイン回とは違ったテイストを楽しめます。
特に主人公の和也は基本クズですが、彼女と接している時は下心を封印しているためか、クズな面がほとんど目立ちません。
そのため「墨の出る回は特に好き」という人がかなりいると思います。
アニメ化で彼女の癒やしっぷりがより顕著になると思うので、更にファンが増えそうです!