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Jul
【俺ガイル】三浦優美子(あーしさん)は作中の女性陣で一番の人格者? 徹底検証
「実は良い奴」への転機は?
優美子ハピバウェーイ!www\(^o^)/乙女だし姐御だしオカンだしあーしさん可愛いよあーしwww "@anime_oregairu: 優美子!誕生日おめでとう! pic.twitter.com/fsoxkeOZtn"
— 堀井茶渡 (@chado_horii) December 12, 2015
あーしさんに対するファンの印象の変化は、八幡のモノローグとほぼリンクしていると思われます。
つまり、八幡がモノローグであーしさんに対して悪く言えば、読者や視聴者の印象も悪くなりますし、その逆もまた然り。
元々、主人公の視点で語られるラノベは読み手の共感性、同調性が自然と高くなる媒体ですが、俺ガイルは特に主人公の八幡に感情移入するファンが多いため、よりリンク率が高くなるのです。
その点を踏まえると、八幡はリア充を呪うのが趣味のような奴ですし、1巻の時点ではあーしさんに対する情報も興味もなかったため、彼自身が思いっきり先入観で語っていたのは間違いありません。
よって、八幡バイアスがかかっていたモノローグによって読者はミスリードされていた面も多少はあります。
1巻時点でのあーしさんの結衣への態度は確かに高圧的に映りますが、その後のあーしさんの振る舞いを見る限り、「結衣の風見鶏のような態度はよくないから改めさせたい」という彼女の姿勢は、自分色に染めたいという認識もなくはないでしょうが、それ以上に「周囲からの印象が悪くなるから止めさせたい」という純粋な気持ちからのものと強く推察できます
付き合いが悪いと苛立ったのも、論点のすり替えではなく、単純にそのことが一番気になっていたんでしょう。
このことを踏まえると、あーしさんに対するファンの認識が決定的に変わったのは、八幡があーしさんに対し好意的な印象を持ったシーンだと思われます。
4巻の時点では、自分を“ヒキオ”と呼ぶあーしさんを八幡は「バカにされている訳じゃなく、興味がないだけ」と分析しています。
1巻の頃ほど悪感情を抱いていないものの、まだ好印象には至っていません。
6巻収録の文化祭の準備を行っているシーンでは、結衣の意思確認など一切せず、客を呼び込む係を自分と結衣がやると当然のように断言。
それを結衣本人に指摘されると、若干狼狽していました。
そんなナチュラルに唯我独尊だけど憎めない点を八幡も理解するようになっていて、「本当に三浦さんらしいですよね」と感想を述べていました。
このように、少しずつあーしさんへの印象を変えていった八幡ですが、決定的に彼女の評価を変えたのは7巻収録の修学旅行編。
アニメ2期2話で映像化されたそのシーンは、葉山グループの戸部(とべ)からの依頼で彼と海老名さんをくっつけようと画策している最中、立ち寄ったコンビニであーしさんと偶然遭遇した場面です。
海老名さんにちょっかい出すのを止めろと警告するあーしさんに、八幡はどうやってあしらうか考えていましたが……その後、彼女がグループ内の人間関係や各人の性格を正しく認識した上で、グループ崩壊に繋がりかねない事態を未然に防ぐべく発した警告だったと知り、「本当の意味で、三浦が俺をちゃんと見たのはこれが初めてだ」と感じました。
アニメでは八幡のモノローグが大幅にカットされていましたが、それでも十分にあーしさんがグループを大事にしていること、壊れるのを恐れていることは伝わりました。
これ以降、八幡は結構露骨にあーしさんに対して好印象を持つようになっており、モノローグでもやたら肩を持つようになります。
あーしさんが雪乃に対して攻撃的な言動を見せるシーンでも、他の誰より彼女のことを理解し、「可愛い女の子」と表現するまでになりました。
実はちょっと天然気味な、恋する乙女の女王様。
そんな認識が根付いた今となっては、あーしさんを作中の女性陣で一番の人格者と思うファンも少なからずいるはずです。
まとめ
屈折したものを抱えているキャラが多い俺ガイルの中で、一番純粋な女性キャラはあーしさんで間違いないと思います。
彼女には幸せになって欲しいですね!