11
Jul
【俺ガイル】戸塚彩加は果たして「男の娘」なのか? 徹底検証
主人公(八幡)への並々ならぬ愛情
出典 : Amazon.co.jp
戸塚を語る上で欠かせないのが、八幡に対する無償の愛です。
八幡が文化祭の時に相模南(さがみ みなみ)をディスってクラス中から冷たい視線を向けられていた期間でさえ、戸塚が彼から離れることはありませんでした。
一体何が戸塚をここまで夢中にさせているのでしょう。
確かなことは、戸塚が八幡に対し憧れを抱いている点です。
八幡が1人で物事を解決しようとする姿勢を、戸塚は「かっこいい」と評しています。
また、普段から散々不平不満を口にしている八幡を「辛くても大変でも、泣き言いわないで一人で頑張ってる」とも言っていました。
八幡が口に出している泣き言や恨み言は、本当の意味での泣き言や恨み言ではないと理解している証です。
そこまで彼のことをわかった上で、憧れを抱いているのです。
男の娘キャラの恋愛対象は、異性の場合もあれば同性の場合もあります。
どちらが多いというものでもなく、同性を好きだから男の娘という定義付けも存在していません。
女の子になりたい、つまり男性と恋愛がしたい男の娘もいれば、単に見た目が女子っぽいだけで異性が恋愛対象の男の娘もいます。
ただ、女子のような見た目をしていて、かつ男性に対して恋愛対象を抱いている場合は、合わせ技一本ではないですが、男の娘と断定されるのが一般的。
戸塚の八幡への好意が、恋愛対象としてのものなのか否かは極めて重要です。
結論を言えば、戸塚の好意は憧れの対象に向けたもの。
人当たりが良い一方で、意外と友達が少なく人間関係の構築や自分の在り方に苦慮していた戸塚にとって、同じ問題を抱えていながら物ともしない八幡は、自分が理想とする姿であり、そこに少しでも近付きたいという思いが作中の随所から滲み出ています。
よって、戸塚の八幡への並々ならぬ愛情は、男の娘であると決定付ける要素にはなり得ません。
公式がヒロイン扱い
出典 : Amazon.co.jp
戸塚を男の娘認定しているサイトは多く、例えばウィキペディアの「男の娘」のページにある「男の娘キャラクター」の欄には、しっかりと戸塚の名前が記載されています。
その他、ピクシブ百科事典の記事「男の娘一覧」や、ニコニコ大百科の記事「男の娘」にも戸塚の名前はあります。
gooのアンケート『アニメ史上最も可愛い「男の娘」キャラといえば?』の3位をはじめ、様々なサイトの男の娘ランキングでも軒並み上位にランクインしており、戸塚が男の娘キャラであることは周知の事実と言って良いでしょう。
一方、公式ではどうなのかというと、戸塚を完全にヒロイン扱いしています。
学園ラブコメのライトノベルの挿絵は通常、主人公とヒロインが大半を占め、主人公以外の男キャラは数巻に1度描かれば良い方。
しかし戸塚は2~5巻で毎回描かれ、5巻に至っては表紙まで飾っています。
中盤以降はさすがに八幡とヒロイン勢がメインになるので頻度は減りますが、10巻および10.5巻では再度挿絵を飾っています。
極めつけはグッズ。
ラブコメの男性キャラは通常、グッズが作られることなどほとんどなく、メインキャラ全員を描いた集合絵を用いたグッズですらハブられることも多いのですが、戸塚は描き下ろしイラストが複数用意され、多くのグッズが作られています。
しかもそのイラスト、かなり際どい格好をしているものも少なくありません。
また、コンシューマーゲーム『やはりゲームでも俺の青春ラブコメはまちがっている。』では当然のように攻略対象となっており、しかもメインヒロインの雪乃、結衣と並んで複数のルートが用意されるVIP待遇。
続編でもしっかり個別ルートが用意されています。
これらのことを総合すると、戸塚は完全にヒロインの1人として表現されています。
以上のことから、戸塚は男の娘でありヒロインでもありますが、どちらかというとヒロイン要素の方が強い印象を受けます。
男の娘寄りのヒロインと結論付けることができるでしょう。
まとめ
男の娘というのは、広義的には女性性を持った男性キャラとまとめることができます。
そのため、女の子のような容姿を持つ戸塚は男の娘の要素を持っており、男の娘キャラのカテゴリーに含まれる点に異論はありません。
でも、それ以上にヒロインとしての要素が強く、男の娘である前に八幡とみんなの嫁と言った方がよりしっくり来ます。
つまり何が言いたいかというと、戸塚きゅんマジ天使。