10位　映画けいおん！

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2011年12月3日公開、テレビアニメ『けいおん！』1～2期の後日談であり、シリーズ完結編です。
ストーリーはほぼオリジナル。
卒業を控えた唯（ゆい）たち放課後ティータイムの面々が卒業旅行でロンドンに出かけ、その中でテレビシリーズのラストで梓（あずさ）に贈った曲「天使にふれたよ！」を制作していくストーリーになっています。

感動シーンはその「天使にふれたよ！」を演奏する場面ですが、それだけでなく物語全体が楽しいけれど少し寂しい「青春の終わり」を感じさせるような内容で、一つの時代の終焉を感じさせます。

9位　この世界の片隅に

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2016年11月12日公開、漫画原作のアニメ映画です。
戦争をテーマに、広島で生まれ育った女性・すずの半生を描いた作品。
前半はほのぼのとした作風ですが、戦争によってその日常が無残に破壊され、物語も苛烈になっていき、心を揺さぶられていきます。

ミニシアターでの上映から始まり、口コミで一気に広まり、第41回アヌシー国際アニメーション映画祭長編部門審査員賞など国内外で約70もの様々な賞を受賞。
2019年12月20日には約40分間の映像を追加した『この世界の（さらにいくつもの）片隅に』も公開されました。

8位　さよならの朝に約束の花をかざろう

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2018年2月24日に公開された、岡田麿里さんの初監督作品。
10代半ばで外見の成長が止まった不老長寿「イオルフの民」の少女マキアが、親を亡くし天涯孤独となった人間の赤ん坊エリアルを育て、共に成長していくオリジナルアニメです。

ハイファンタジーでは珍しく、アクションやバトルよりも親子の絆をメインに描いたお話。
やはりラストが最大の感動ポイントですね。

7位　若おかみは小学生！

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2018年9月21日に公開された、児童文学を原作としたアニメ映画です。
小学6年生の女子・おっこが、祖母の旅館で若おかみとして修行し、少しずつ成長していくお話。
2018年4～9月に放送されたテレビシリーズと同じタイトルですが、総集編ではなく独立したストーリーになっています。

内容が高く評価され、口コミで広がり多くの人から称賛された作品です。
第22回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞などを受賞。
2020年5月16日にはEテレで放送され、トレンド上位を独占するなど話題になりました。

6位　ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形-

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2019年9月6日に公開された、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の劇場版作品。
元々はOVA2作で展開する予定が、1作の劇場版として発表することになったため、前半はかつてエイミーと名乗っていた女性イザベラ、後半はイザベラに引き取られ妹として育ったテイラーがメインで描かれています。
しかし独立したストーリーではなく、彼女たちがヴァイオレットと出会ったことをきっかけに繋がりを取り戻していく1つの物語になっています。

最大の感動シーンはエイミーの手紙でしょう。
テレビシリーズ同様、温かい気持ちで見終えることができる作品です。

5位　ONE PIECE THE MOVIE エピソードオブチョッパー+ 冬に咲く、奇跡の桜

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2008年3月1日に公開された、『ONE PIECE』劇場版の第9作目です。
ONE PIECEの劇場版は『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』『ONE PIECE FILM Z』など数多くのヒット作がありますが、泣ける作品と言えばこれしかないでしょう。
桜が絶対に咲かない島に桜が咲くシーンは、やはり屈指の名場面です。

第32回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞を受賞しています。

4位　青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない

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2019年6月15日公開、テレビアニメ『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』の劇場版です。
テレビシリーズの完全続編で、テレビシリーズでは謎の少女のままで終わった牧之原翔子（まきのはら しょうこ）をメインキャラとしたストーリーが展開されます。

彼女の正体だけでなく、咲太の傷の理由なども明らかになり、テレビシリーズの集大成とも言える内容で、またテレビシリーズを超えるエモーショナルな物語になっています。
麻衣（まい）のヒロイン力をあらためて思い知らされるエピソードでもあります。

3位　聲の形

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2016年9月17日に公開された、漫画原作のアニメ映画。
先天性聴覚障害によって他者とのコミュニケーションを諦めていた西宮硝子（にしみや しょうこ）と、小学生時代に軽い気持ちから彼女を苛めていた石田将也（いしだ しょうや）の不器用な支え合いを描いたお話です。

障害を題材にした作品はどうしてもその部分がクローズアップされる宿命を背負いますが、本作は心の在り方を最初から最後まで見つめ続けたお話。
美しい映像も、壮絶なシーンも、全てその為の道しるべと言えます。

2位　planetarian～星の人～

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2016年9月3日公開のアニメ映画です。
Keyのゲーム作品『planetarian ～ちいさなほしのゆめ～』を原作とした劇場版で、配信アニメの再構築および後日談「星の人」によって構成されています。

人々から見捨てられた街「封印都市」を舞台に、廃墟から使えそうな物を見繕う「屑屋」と、少女の形をしたロボット「ほしのゆめみ」が出会い、心を通わせていく感動ストーリー。
この作品で描かれる機能停止と死は決して悲しいものではなく、でもやはり寂しく、希望と悲哀が同時に詰まった感動シーンになっています。

1位　クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ！オトナ帝国の逆襲

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「感動する映画」というと、この作品はどうしても外せません。
2001年4月21日公開、『クレヨンしんちゃん』劇場映画シリーズ9作目で、テーマパーク「20世紀博」に夢中になり大人たちが街からいなくなっていく……というお話。
しんのすけが鼻血を流しながら東京タワーを駆け上がるシーン、ひろしの回想シーンはどちらもアニメ史上に残る名場面ですね。

このオトナ帝国の逆襲は『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』『ルパン三世 カリオストロの城』と同じで、「クレしんらしさ」のない物語と言われ、公開当時は「別にクレしんでやらなくてもいいストーリーだ」と否定的に捉える人もいました。
しかし結果として多くの人に受け入れられ、「クレしんの映画＝感動」という図式を確立させたのです。

そういう意味では、泣けるアニメ映画の金字塔と言えるでしょう。

順位

*1位　クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ！オトナ帝国の逆襲
*2位　planetarian～星の人～
*3位　聲の形
*4位　青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない
*5位　ONE PIECE THE MOVIE エピソードオブチョッパー+ 冬に咲く、奇跡の桜
*6位　ヴァイオレット・エヴァーガーデン　外伝　永遠と自動手記人形
*7位　若おかみは小学生！
*8位　さよならの朝に約束の花をかざろう
*9位　この世界の片隅に
10位　映画けいおん！
11位　Colorful
12位　劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
13位　ももへの手紙
14位　冴えない彼女の育てかた Fine
15位　言の葉の庭
16位　ノーゲーム・ノーライフ ゼロ
17位　ペンギン・ハイウェイ
18位　劇場版 響け！ユーフォニアム～誓いのフィナーレ～
19位　思い出のマーニー
20位　心が叫びたがってるんだ。
21位　STAND BY ME ドラえもん
22位　劇場版 艦これ
23位　おおかみこどもの雨と雪
24位　劇場版 のんのんびより ばけーしょ
25位　君の膵臓をたべたい
26位　ん劇場版 デート・ア・ライブ 万由里ジャッジメント
27位　たまこラブストーリー
28位　涼宮ハルヒの消失
29位　プロメア
30位　劇場版 SHIROBAKO

まとめ

劇場で観ると感動も一入ですが、家で一人で観ることで気づきや発見があって、余計ラストがグッと来る……ということもよくあります。
今だからこそ、家でアニメ映画を観ましょう！