原作での川崎さんはフラグ立てまくり？

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アニメの川崎さんは八幡への意識以外にも、性格の変化、小町や奉仕部との距離の縮まり方が唐突だった感がありますよね。
これもまた、原作の川崎さんに関するエピソードをカットしまくったことによる弊害だったりします。

例えば、初登場時の長編エピソードの後、原作では夏季講習で川崎さんと八幡が出くわすお話が描かれています。
ここで川崎さんは八幡にお礼を言いつつ、雪乃に対しては感謝はしているものの仲良くはできないと赤裸々に内情を語っています。

つまり、川崎さんは相性がハッキリしている人で、相手によっては苦手意識を露骨に出すタイプなのです。
だからグイグイ来る海老名にはいつもの不遜な態度を取れず、動揺を露わにしていたのでしょう。

このエピソードではその後も、小町に八幡との仲を冷やかされて、キレながらも思いっきり照れていた重要シーンがあります。
これが最初のフラグと言っても良いでしょう。
しかしアニメでは丸々カットされました。

6巻収録の文化祭では、八幡が逃亡した相模（さがみ）を探す最中、屋上に入る方法を川崎さんに尋ねる場面があります。
困惑しつつも答えた川崎さんに対し、八幡はノリで「サンキュー！　愛してるぜ川崎！」とお礼の言葉を告げ立ち去るのですが……あまり冗談が通じないタイプの川崎さんはどうもこれを真に受けたらしく、これ以降八幡を過剰なくらい意識するようになりました。
もちろん、アニメでは全カットです。

また、6.5巻では八幡が川崎さんに体育祭で使う服を作って欲しいと頼むシーンがありますが、ここでは八幡をメチャクチャ意識している川崎さんのしどろもどろな反応が描写されています。

これらのシーンを網羅していれば、アニメにおける川崎さんの変化や反応は決して唐突ではなく、自然な流れで八幡を気にかけるようになったことがわかります。
八幡が京華に対して優しい対応をしたことで、更にその意識は強くなったようです。

アニメではわかり辛いですが、原作を読む限り川崎さんは間違いなく八幡に気があると断言できます。

ゲーム版には川崎ルートも！

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俺ガイルは過去に2度、コンシューマゲーム化が行われています。
その両方に川崎さんは登場しており、しかも両作品とも川崎ルートが存在しているため、川崎さんのファンにはプレイ必至のゲームと言えるでしょう。

1作目『やはりゲームでも俺の青春ラブコメはまちがっている。』は、ゲーム全体の評価はあまり高くはありませんが、川崎ルートは人気があります。
水着姿や真っ赤になって照れる姿など、アニメではほとんど見られない乙女な川崎さんを堪能できるのが最大の魅力ですね。

1作目よりは評価の高い2作目『やはりゲームでも俺の青春ラブコメはまちがっている。続』でも川崎ルートは好評。
こちらは妹の京華も出番が多く、終始ほのぼのとしたストーリーが楽しめます。
特にエンディングは必見で、原作では決して報われることのない川崎さんの仄かな想いが報われる展開が待っています。

ヒロインのポジションではないので、CGやEDの数は決して多くはないものの、ファンからは「ゲームスタッフは川崎さんがお気に入りなんじゃないか」と言われているほど川崎さんは両作品で可愛く描かれています。
どちらもPlayStation Vita用ソフトとして発売されましたが、2017年に両作品をまとめたPlayStation 4用ソフト『やはりゲームでも俺の青春ラブコメはまちがっている。＆続 おまとめセット』がリリース済みなので、PS4を持っているならこちらを選択した方がお得です。

まとめ

アニメ1～2期は、尺の都合上仕方がない部分もあるとは思いますがカットが多く、川崎さんの可愛さが中々発揮出来ていなかった気がします。
3期では是非、京華ともども本来の魅力をしっかりと描写して欲しいですね！