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Apr
【イエスタデイをうたって】ハル(野中晴)はどうしてここまで一途なのか? 徹底検証
2020年4月よりスタートした『イエスタデイをうたって』のメインヒロイン“ハル”こと野中晴についてまとめました!
カラスを連れたミステリアスな少女と思いきや、一途に主人公を想う乙女な彼女の魅力、恋愛が苦手な理由を徹底検証します!
野中晴(のなか はる)キャラクター紹介
『イエスタデイをうたって』に登場する女性キャラクターで、本作のメインヒロインの1人。
主人公・魚住陸生(うおずみ りくお)を一途に想い続けている女の子で、リクオからは「ハル」と呼ばれています。
両親は離婚し、母親は旧姓の「秋本」となりましたが、自身は「野中」姓を名乗り続けています。
身長は148~150cmくらいで、母に似ず小柄。
鳥が羽を広げたような外ハネの黒髪が特徴的で、カジュアルな服装を好み、エンジニアブーツを愛用しています。
年齢は推定18歳前後で、原作では喫煙者。(のちに禁煙)
幼稚園児の頃に両親が離婚し、中学教師の母親と一緒に暮らしていたものの、母の再婚を機に亡くなった祖父の家で一人暮らしを開始。
ただし母親との仲はそれなりに良好のようです。
高校を中退し、現在はミルクホールというバータイム有りの喫茶店でウエイトレスとして働いており、仕事中はメイド服風の制服で接客しています。
かなりの甘党で、赤福などのあんこを使ったお菓子を特に好んでいます。
その嗜好がこじれたのか、料理を作る際にはおにぎりにあんこやチョコレートを入れるなど、かなり奇抜な物を生成してしまう模様。
脚が悪いカラスのカンスケを飼っています。(実際に飼ったら鳥獣保護法違反なので注意)
担当声優は宮本侑芽(みやもと ゆめ)さん。
ミステリアスな少女ではなく距離感を弁えた一途な女の子
ハルは初登場時、かなりミステリアスな子でした。
カラスを手懐け、格好はいつも黒ずくめで、常に微笑みを絶やさない少女
妙に人懐っこく、それでいてアウトローな雰囲気を持つエキセントリックな彼女に、リクオは戸惑いを覚えながらも話し相手になっていました。
そんなハルがリクオと出会ったのは、5年前の雪の日に遡ります。
当時中学生だったハルは現在と全く違った見た目で、メガネをかけた三つ編み少女。
大学受験当日、リクオの落とした受験票をハルが拾い、それを手渡しただけの接点でした。
リクオは当時のことを最初は覚えていませんでしたが、それも無理のない話です。
しかしハルの方は、その日を境にリクオのことを忘れられなくなったようです。
自身いわく「あたしの頭の中に何かのスイッチが入ったんだと思う」とのこと。
どうやらリクオに一目惚れした模様。
それから5年もの間、ハルはリクオの影を探し続けます。
大学行きのバス停でリクオが並んでいる姿を見かけると常に気にかけ、その姿が見えなくなっても忘れられず、大学の学祭に行って捜したこともあったようです。
のちに本人が述懐していますが、彼女の想いはかなり重く、それ故に一途。
もし心の制御ができない人物がここまでの恋心を持ったなら、それこそストーカー行為にまで発展しそうですが、幸いにもハルは人の心の機微に敏感なので、そういった迷惑行為に及ぶことはありません。
むしろ、常にリクオの迷惑にならないかを心配しながら行動しており、だからこそ5年もの間ずっと彼の前に現れず、遠くから見守り続けていました。
その後、リクオがコンビニでバイトしていることを知り、半年ほど悩んだ挙げ句ついに話しかけることができましたが……彼にはずっと想い続けている女性がいました。
かつてハルの所属していたクラスで副担任をしていた女性、森ノ目榀子(もりのめ しなこ)です。
折角勇気を出して話しかけたというのに、待っていたのは辛い現実だった訳です。
それでもハルは諦めず、かといってリクオの邪魔をすることもせず、一定の節度を保ちながらリクオへの接近を試みます。
報われることのない恋に何度も打ちのめされ、時に涙しながらも、彼女の健気なアタックは続き、次第にリクオの心を揺るがすほどの存在になっていきました。