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【リゼロ】エキドナは2期の鍵を握る重要人物? 『強欲の魔女』を検証
制服姿は本編の1シーンって本当?
「Re:ゼロから始める異世界生活10」ピンナップ初公開一枚目はこちら!
学校で佇むスバルと謎の美少女! はたしてこの新キャラクター・美少女の正体は? #rezero pic.twitter.com/11J8jrzmwM— 『Re:ゼロから始める異世界生活』公式 (@Rezero_official) September 30, 2016
第四章では、人間の価値観で見ると「性格破綻者」「サイコパス」としか言いようのないエキドナの行動を幾つも垣間見ることができます。
最もヤバさを感じられるのは、やはりベアトリスに対する仕打ちでしょう。
アニメ1期で憎まれ口を叩きながらもスバルを何度も助けていたベアトリスは、エキドナによって作られた人工精霊であり、エキドナのことを「母様」と呼び慕っています。
そんな娘も同然のベアトリスを400年も禁書庫に縛り付けた契約というのは「『その人』という人が禁書庫を訪れるまで、そこを管理をする」という内容のものでした。
一見すると、特に悪意のある契約には思えませんが……この契約の問題点は『その人』という曖昧すぎる表現にあります。
エキドナを慕うベアトリスは、エキドナとの契約をとても重く受け止めており、当然『その人』に対するハードルも凄まじいほど上げることになります。
日常の中で遭遇する人物の中から、安易に選ぶことはできません。
ベアトリスの中で『その人』は余程の人物でなければならないという思いが募り、その結果、400年経っても誰一人該当者がいないという結果になりました。
エキドナは当然、彼女がそういう未来を辿る可能性も考慮していました。
その他にも、彼女が契約を破るか否かで悩み、死を望む未来すら観測対象としていました。
そして何より、この契約を「ベアトリスに与えた生きる目的」と言い切っています。
こんな激ヤバな魔女のエキドナですが……それでもファンから支持を得ているのは、人の感情を理解できないのを自覚しつつ、人を理解しようとしているところではないかと思われます。
のちにどれだけ異常な計算高さを持っているとわかっても、微かでも人間らしさを感じられるため、「嫌な奴」と切り捨てるまではいかないのです。
その一環とも言えるのが、『聖域』の試練に挑んだスバルの前に制服姿で現れたシーンです。
原作を読んでいない人は、学生服Ver.のフィギュアのために描かれた絵、もしくはスピンオフ作品の1シーンと思ってしまいそうになりますが、ちゃんと本編です。
こういったシーンがあることで、エキドナは魔女であっても遠い存在には感じられず、1人の可愛い女性キャラとして受け入れられているのでしょう。
まとめ
原作ファンの間では人気の高いエキドナが、いよいよアニメでも観られますね!
彼女の妖しさと可愛らしさのバランスは絶妙で、それが動きを声を得ることでどれほど魅力的になるのか、今から楽しみです!