Steins;Gateシリーズ

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科学アドベンチャーシリーズの2作目として制作された人気ゲームのアニメ化シリーズ。
厨二病の大学生・岡部倫太郎（オカリン）がタイムマシンによって様々な世界線を行き来し、限りなく確定に近い「2人のヒロインの内どちらかが死ぬ未来」を回避した世界線“シュタインズゲート”を目指す物語です。

伏線を張り巡らせた第1話をはじめ、序盤はやや取っつき難く、ハイテンションで奇妙な事ばかり言うオカリンについて行けるかどうかで視聴を継続するかどうかが決まる……と言われるほど。
しかしストーリーが動き始める中盤以降はスリリングかつドラマティックな展開の連続で、次々と明らかになる伏線、そして衝撃のクライマックスに、多くのアニメファンが大きな満足を得ていました。

レベルE

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『幽遊白書』『HUNTER×HUNTER』の冨樫義博先生が、その二大連載の前後に連載したオムニバス形式のSF作品です。
地球外の星からやって来た奇想天外な王子を中心とした群像劇。
幽白もH×Hもストーリーが高く評価されている作品ですが、これらはキャラや設定も人気の大きな要素なのに対し、このレベルEはストーリー特化の作品と言えます。

内容は、少年漫画とは思えないブラックユーモアとシュールさに溢れたオカルトコメディ。
「茶化し」「スカし」も多く、確実に人を選びますが、予想外のオチや意外性を求める人には最高のショート集です。
ちなみに、今では一般化された「予想の斜め上」という表現を世に広めた作品でもあります。

涼宮ハルヒの消失

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シリーズ累計2000万部を記録する大ヒットラノベで、深夜アニメ増加の要因になるなど一大ブームを巻き起こした『涼宮ハルヒ』シリーズの映画作品です。
4巻『涼宮ハルヒの消失』が原作で、テレビアニメ2期の続編となります。
ハルヒシリーズの最高傑作と言われるエピソードですね。

ある日突然消滅したはずのクラスメイト・朝倉涼子（あさくら りょうこ）が現れたことに端を発し、ハルヒと古泉（こいずみ）は別の学校の生徒となり、みくるもキョンを知らず、長門（ながと）は普通の文学少女になっている……という一連の流れは、それまでテレビシリーズを観ていた人にとって非常に衝撃的な展開。
162分というアニメ映画としては異例の長さですが、それを全く感じさせない名作です。

若おかみは小学生！(映画)

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児童文学のアニメ化作品です。
両親を亡くした小学6年生の女子・おっこが、祖母の旅館で若おかみとして修行し、成長していくお話。
幽霊が登場するなどファンタジー要素もありますが、基本的には現代の成長物語ですね。

テレビシリーズも高く評価されましたが、より大きな反響を呼んだのは同年に公開された映画の方です。
原作のエピソードを厳選しつつ、オリジナルの要素やエピソードを追加した作品になっています。

テレビシリーズ以上におっこと両親との別れや成長物語の部分を強化しており、児童向けでありながら大人も、いや大人こそ感動できる映画です。

宇宙よりも遠い場所

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南極を目指し旅する女子高生4人の物語。
全体を通してコメディ色が強くてテンポも良く、その一方で涙腺を刺激するエピソードが幾つも用意されています。

本作のストーリー面での魅力は、非常に丁寧に作られているところにあります。
トラウマや裏切りなど、人間の弱い部分、醜い部分を結構な頻度で描いているものの、後味の悪い終わり方をする回は1つもなく、それぞれのエピソードで必ず決着を付けているため、気持ちよく見終わることができます。
旅が終わり、それぞれの生活に戻っていく中、4人それぞれのラストシーンに合わせて1人1人キャストのクレジットがされる演出も、この丁寧に綴られた物語の最後に相応しい演出です。

聲の形

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聴覚障害者への虐めを題材とした異例の漫画として物議を醸し、京都アニメーションによってアニメ映画という形で映像化された作品です。
非常に重いテーマで、内容もそれに沿ったものになっていますが、シリアスなだけではなく、人の心の醜い部分、綺麗な部分の両面を描いています。
考えさせられる作品ですが、決して暗い気持ちになるだけの物語ではありません。

この世界の片隅に

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「戦争と広島」をテーマに、絵を描くことが得意な女性・すずの半生を描いた作品。
戦争の悲惨さ、空しさを訴える作品はたくさんありますが、本作ほど広い世代に届けられた例は稀有でしょう。

それが実現した大きな理由は、本作で描かれている日常にこそあります。
決して特別ではないすずの日常は、それでもいろんな出来事があって、夫婦間の問題や人間関係の軋轢もあって、楽しい時間もあって……そんな日常のストーリーがとても身近に感じられるほど丁寧に描かれているからこそ、戦争によって全てが奪われることの口惜しさが現代を生きる人々にも伝わったのだと思います。

たまこラブストーリー

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2013年に放送された京アニのオリジナルアニメ『たまこまーけっと』の劇場版として、翌2014年に公開。
テレビシリーズは、当時の京アニのイメージにあまりない人情コメディだったこともあって評価はまちまちでしたが、この映画は主人公たまこの恋愛に焦点を当て、非常に高い評価を得ています。
テレビシリーズでは恋心に疎く、まだ子供という印象だった彼女の恋愛感情をピックアップしたことで、その心の成長も感じることができました。

SHIROBAKO

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高校時代に同好会のメンバーだった5人の女性を中心に、アニメ制作に携わる人々の大変な日々を描いた群像劇です。
「リアルじゃない」という感想を抱く業界人の方もいるようですが、そこが本作最大の魅力。
物語として楽しめる、感動できることを前提に、業界の闇を垣間見ることができる内容だからこそ、ここまで多くの人に支持されたのだと思います。

2020年には劇場版が制作され、好評を博しています。

宇宙兄弟

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累計発行部数2400万部の大ヒット漫画をアニメ化し、2012～2014年に全99話で制作されたロングランの映像作品です。
子供の頃に誓った宇宙飛行士になるという夢を、それぞれの歩幅で進むふたりの兄弟の物語が描かれています。
30歳を過ぎて、あらためて夢に向かってチャレンジするムッタの姿に、多くの人が共感を覚えていました。

まとめ

ストーリー重視というと、大人が観るような渋いアニメを想像されがちですが、エンターテイメントに富んだ作品の中にもストーリーが面白い作品はたくさんあります！
今後も物語に没頭できるアニメがどんどん生まれて欲しいですね！