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【新サクラ大戦】東雲初穂はこう見えて乙女? 豪快でガサツに見える彼女の本当の姿
2020年4月よりテレビアニメがスタートする『新サクラ大戦』のメインキャラの1人、東雲初穂についてまとめました!
豪快でガサツな印象とは裏腹に乙女な一面を持っている彼女の魅力、そして親友さくらとの関係性について徹底解説します!
東雲初穂(しののめ はつほ)キャラクター紹介
『新サクラ大戦』に登場する女性キャラクターで、本作のヒロインの1人。
降魔大戦の10年後、一度は消滅したものの再び結成されることになった新生「帝国華撃団・花組」の一員として奮闘しています。
年齢は17歳で、同い年の天宮さくら(あまみや さくら)とは幼なじみの間柄。
帝都に代々続く東雲神社の看板娘でもあります。
赤髪を右側でまとめたサイドポニーの髪型と、普段着にしている巫女装束および両肩に巻き付けたしめ縄がトレードマーク。
花組の中ではアナスタシア・パルマに次ぐ高身長です。
自分の身長と同じくらいの巨大な大鎚を武器としています。
イメージカラーは赤。
髪と緋袴だけでなく、足に履いている下駄も真っ赤なカラーリングです。
下町で生まれた生粋の江戸っ子で、周囲からの人望が厚い人情派。
巫女としての能力も高く、大帝国劇場(帝劇)の中庭に安置してある巨大な霊力水晶の制御および管理も担っています。
気風が良い性格で、よく言えば大らか、悪く言えばガサツ。
ハッキリと物を言うタイプで、それが良い方向に働く場合もあれば、衝突の原因になってしまうこともあるようです。
怒りっぽい反面、基本的には優しく思いやりに溢れた女の子で、花組メンバーからの信頼は厚く、まとめ役として頼りにされています。
担当声優は内田真礼(うちだ まあや)さん。
ガサツに見えて実は乙女?
胸元を大きく開けた格好、挑発的な表情、そして得物が大槌……と、初穂のビジュアルはあらゆる面でガサツさを感じさせます。
そして実際、荒っぽさは彼女の性格の一端でもあります。
良くも悪くも歯に衣着せない物言いで自分の意見をぶつけるタイプで、喧嘩っ早く手もすぐ出るので、日頃の言動に注意深さや繊細さはありません。
しかし一方で、人の心を思いやれる優しい性格でもあります。
同時に、意外にも花組の中で最も現実的な考え方ができるバランス型の人間でもあるのです。
本作の主人公、神山誠十郎(かみやま せいじゅうろう)が帝国華撃団・花組の隊長に任命され帝劇を訪れた際、花組で活動していたのは初穂、さくら、クラリス、望月あざみ(もちづき あざみ)の4人。
その内、あざみは別任務で帝劇を離れていた為、実質3人と接することになるのですが、さくらは自分の理想に一直線、クラリスは悲惨な華撃団の現状をひたすら嘆く……といった具合に、かなり極端な姿勢を見せます。
かつて隆盛を極めた花組ですが、真宮寺さくら(しんぐうじ さくら)をはじめとしたかつてのスタァは行方不明となり、唯一残った神崎すみれ(かんざき すみれ)も現役を退いており、新メンバーはいずれも新米という状況なので、一見するとクラリスが最も現実を見据えているようにも思えますが、彼女の場合は最初から諦めきっており、少なくともこの段階では「何をやっても無駄」と決めつけている印象です。
一方のさくらも、花組を復活させるという己の夢と信念を貫くあまり、盲目的な面は否めません。
そんな彼女たちと比べると、初穂の姿勢は常識的な範疇です。
自分の演技力に自信がなく、「ももたろう」の公演で失敗を重ねていた際にはネガティブな発言もしていましたが、それでも沈滞ムードを嫌い明るく振る舞っています。
新隊長の誠十郎に対しても初対面時からとてもフレンドリーに接しており、排他的な面は一切ありません。
彼女が花組のまとめ役となっているのは、このバランス感覚あってこそ。
通常ならムードメーカーっぽい雰囲気のキャラですが、実際には猪突猛進タイプのさくらに感化されつつも完全には同調せず、クラリスのネガティブさを否定もせず、かといって我関せずではなく、どこか一歩引いたところから花組を盛り立てています。
そういった立ち位置のキャラは、いわゆる「おかんタイプ」になりそうですが、初穂はそのポジションでもありません。
花組の中では比較的安定している印象ですが、彼女自身はまだまだ未熟で分別があるとは言えず、成熟した大人とまで言えません。
それでもバランスを保てるのは、初穂の中にガサツなだけではなく「乙女」の一面があるからです。
誠十郎と接していくうちに彼を信頼するようになった初穂は、女性として見て欲しいという気持ちを表情や態度で示し、デートに誘われると恥じらい、褒められると素直に喜ぶなど、年相応の女の子らしい部分を随所で見せるようになります。
自分が周囲からどう思われているかを理解していて、そこからズレないよう、普段は本来の女性らしい部分を隠しているようです。
大雑把な性格なのは確かですが、同時に繊細な面も持っている彼女は、もしかしたら花組で一番乙女かもしれません。