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【新サクラ大戦】天宮さくらは真宮寺さくらを超えられるのか?
出典 : Amazon.co.jp
2020年4月より放送予定のテレビアニメ『新サクラ大戦』のメインキャラで、アニメでは主人公を務める天宮さくらについてまとめました!
彼女の憧れであり、絶対的な存在でもある真宮寺さくらを果たして越えられるのか、様々な観点から徹底検証します!
天宮さくら(あまみや さくら)キャラクター紹介
出典 : Amazon.co.jp
『新サクラ大戦』に登場する女性キャラクターで、本作のヒロインの1人。
真宮寺さくら(しんぐうじ さくら)に幼少期命を救われ、彼女に憧れて帝国華撃団に入隊した少女です。
黒髪を背中まで伸ばし、左側頭部には桜色のリボンを付けています。
母・ひなたの形見である日本刀「天宮國定」を帯刀しており、普段は空色の着物と臙脂色の袴を着用。
イメージカラーは桜色で、左胸には桜の花飾り、着物の袖には満開の桜を施すなど、徹底して桜をトレードマークにしています。
華撃団および歌劇団で真宮寺さくらと共に活躍することを夢見ていましたが、10年前の降魔大戦によってかつての帝国華撃団は消滅しており、真宮寺さくらも行方不明。
そして後継として再編された新生「帝国華撃団・花組」は、自身も含め新米隊員のみの弱小華撃団で、予算もキツキツ。
それでもなんとかして花組を立て直したいと思っているものの、具体的な策はなく沈滞ムードが漂っている最中、幼なじみである神山誠十郎(かみやま せいじゅうろう)が隊長に就任し、彼女の運命は大きく動き出します。
性格は明るく快活。
自身の夢に対して直向きに努力を重ねており、そんな彼女の姿が花組メンバーに与える影響は大きく、花組の中心的存在として全員から一目置かれています。
反面、思い込みの強さが視野の狭さに繋がる場合も多々あり、融通が利かず、自分の感情を制御できずに仲間に対し攻撃的な言葉を浴びせてしまうことも。
一旦落ち込むと誰の言葉も耳に入らないほど自分の世界に閉じこもってしまうなど、何かと面倒な性格でもあります。
担当声優は佐倉綾音(さくら あやね)さん。
立ちはだかる厚い壁
出典 : ©SEGA : 新サクラ大戦(PlayStation®4専用ソフトウェア)
作中における天宮さくら(以下さくら)と真宮寺さくらの関係性は一筋縄ではいきません。
というのも、ただ単に憧憬の念を抱いているだけの関係ではなくなるからです。
両者の出会いは1930年。
新サクラ大戦開始時から遡ること10年、当時7歳だった天宮さくらが降魔に襲撃された際、出撃していた真宮寺さくらによって救われたことに端を発します。
ちなみに、1作目『サクラ大戦』は1923年の物語で、真宮寺さくらが帝国華撃団に入隊したのもこの時期。
それから7年が経過しており、既に真宮寺さくらは何度も帝都と日本を救った英雄であり、押しも押されもせぬ花組のトップスタァでした。
そんな人物に命を救われ、しかも同じ名前という共通点まであるのですから、憧れないはずがありません。
この瞬間、さくらの夢は「真宮寺さくらを追いかけること」に固定され、彼女が所属する帝国華撃団が目標となりました。
しかし、真宮寺さくらはさくらを助けた直後、降魔大戦を終結に導くため帝都にて実行された二都作戦に参加し、降魔皇の封印と引き替えに他の仲間と共に自身も封印の対象となり、帝都から姿を消してしまいました。
当時既に引退していた神崎すみれ(かんざき すみれ)を除くメンバー全員を失った帝国華撃団は消滅。
その後10年の空白を経て、さくらが真宮寺さくらの入隊時の年齢と同じ17歳になった1940年、新生・帝国華撃団が再結成されることになり、さくらは入隊を果たすことができました。
しばらくは新米ばかりの隊員、霊子戦闘機の整備すら覚束ない低予算といった厳しい状況でしたが、誠十郎が隊長に就任し、様々な劇団を渡り歩くスタァのアナスタシア・パルマが加入したのときっかけに、花組は反撃を開始。
各国の華撃団が競い合う「世界華撃団大戦」で何度も格上の相手を下す快進撃を見せ、さくらもまたアナスタシアを師事したことで演劇の才能を開花させ、着実に憧れの存在へと近付いていきます。
そんな折、さくらは度々帝都を襲っていた上級降魔・夜叉(やしゃ)の姿を見て愕然とします。
仮面こそしていたものの、彼女の姿は自分が現在も憧れ続けている真宮寺さくらと瓜二つだったからです。
夢であり目標だった存在が、帝都を破滅へと導く降魔に堕ちたかもしれないと嘆き悲しむさくらは、失意のあまり心を閉ざしてしまいます。
この一連のシーンは非常に痛々しく、ユーザーの中には彼女の心の弱さを指摘する人もいました。
とはいえ、10年もの間ずっと想い続けていた相手が人類の敵になっていたとすれば、心が荒んでしまうのも仕方がないでしょう。
その後、一時は再起不能とも懸念されたさくらですが、仲間たちの必死の説得によって無事復帰。
「もし真宮寺さくらさんが悪に堕ちたのなら、彼女を引き戻すのが自分の役目」と決意を新たにし、かつての恩人とあらためて向き合うこととなりました。