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【とある魔術の禁書目録】4期の可能性を徹底検証! 3期の評価は……?
3期の評価は? 一部で酷評も売上は安定
出典 : Amazon.co.jp
禁書の1期および2期の円盤売上は非常に高く、BOXも含めると共に平均2万枚を超えています。
劇場版は興行収入約5億円&円盤6万枚、レールガンも1期はBOX込みで3.5万枚、2期が2万枚を売り上げており、とにかく禁書関連のアニメはなんでも大当たりするというくらい抜群のセールス力を誇っていました。
しかし円盤不況が訪れ、更に2期から8年という途方もない月日が流れたことで、3期はかつてほどの売上には至っていません。
それでも平均約4300枚を売り上げており、近年のアニメの中では十分に売れたと言える結果になりました。
ただ、この3期はかなり評価が分かれていて、酷評するアニメファンも少なくありません。
実際「禁書3期」で検索すると、サジェストキーワードに「意味不明」「酷い」「失敗」などの文字が表示されています。(2020年2月現在)
その理由は明白で、3期は詰め込み過ぎだったと思われます。
1~2期同様2クールでの放送だったにもかかわらず、1~2期が原作6~7冊分の消化だったのに対し、3期は9冊分。
『ソードアート・オンライン』の3期、アリシゼーション編が10冊分を4クールで放送していることを考えると、到底2クールでやる分量ではありません。
その結果、ダイジェストと揶揄されるほど駆け足になってしまい、スケジュールに余裕がないため作画も安定せず、一部のアニメファンに酷評されることに繋がったのでしょう。
一方で、3期だけの推移を見れば売上自体は比較的安定しています。
1巻の売上は5000枚弱で、2巻と3巻はいずれも微減。
4巻以降は4000枚強で完全に安定し、そのまま最終巻まで4000枚以上を維持しました。
固定ファンの結束力が可視化されたことで、今後禁書の4期が制作される可能性はかなり高くなりました。
以前ほどの売上ではないとはいえ、安定して4000枚以上を売り上げるアニメは近年そうそうなく、今の時代に続編を作る上では十分な数字です。
原作が圧倒的な売上を記録しているのも、出資の点でプラス材料ですね。
一方で、懸念材料も幾つかあります。
とあるシリーズはあまりにも大きくなり過ぎて小回りが利かなくなってきている印象で、3期の制作に関しても、レールガン3期や『とある科学の一方通行』のアニメ化など様々な企画を同時進行するビッグプロジェクトの一環として行われました。
今後、禁書の4期に限定したアニメ化プロジェクトが立ち上げられるかは微妙なところです。
レールガンの3期は2クールで、かつオリジナルはやらないとのことなので、原作をかなり消化することが予想され、4期のストックが貯まるのは当分先になるでしょう。
よって、もし両作品の4期を同時期に進行するとなると、発表されるまでしばらくかかりそうです。
現在の原作の状況は?
出典 : Amazon.co.jp
もし4期が制作される場合、原作の新約1巻から映像化されることになりますが、その新約は2019年に発売された22巻リバースをもって完結しました。
そして2020年2月、新章突入となる『創約 とある魔術の禁書目録』を刊行。
「1巻」という表記はありませんが、これは新約の時もそうだったので、新シリーズとして今後も展開していくのは間違いありません。
よって、禁書は今後も続いていくことが確定している状態。
20周年を迎える2024年までに完結する可能性は低いでしょう。
そうなると、この20周年を祝うプロジェクトとして4期が制作される可能性が出て来ます。
『ブギーポップは笑わない』も20周年を記念してテレビアニメ化が行われましたし、『魔術士オーフェンはぐれ旅』も25周年記念で再アニメ化されました。
歴史的ヒット作のアニバーサリーを盛大に祝う上で、アニメ化は最も相応しい企画なのです。
まとめ
3期はちょっと突貫工事的な感じがしたので、4期はぜひじっくりと作って欲しいところです。
2024年まで待つのはちょっと長すぎますけど、クオリティの高いアニメになるのなら文句はありません。
もちろん、それより早く高品質のアニメ化を行ってくれるなら、それに越したことはありませんが!