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22

Jan

2期で失速してしまったアニメを原因別にまとめてみた!『けもフレ』『おそ松さん』だけじゃない!

1期が盛り上がり過ぎたケース

出典 : Amazon.co.jp

1期がスタッフも想定しないほど盛り上がり、勢いに乗って円盤も売れた作品は、2期になるとその熱が冷め、売上が大幅にダウンしやすい傾向が見受けられます。
この場合、2期が大きく落としたというより1期が売れ過ぎたと言った方が正しいでしょう。

最たる例が『おそ松さん』です。
このアニメの1期は盛り上がり方が異常で、円盤1巻の売上は10万枚を越え、明らかに常軌を逸した勢いで売れました。
しかしその勢いを数年継続させるのは不可能で、やはり2期には大きく下落し、1期から85%ダウンという結果になってしまいました。

そのおそ松さんを越える下落率だったのが、ラノベアニメの『生徒会の一存』
原作のシリーズ累計発行部数は600万部と、ラノベとしては大ヒットを記録している作品で、1期が売れたのは決してフロックではないでしょう。
ただ、1期を放送した2009年はまだラノベ原作の日常アニメが普及していなかった時代だったのに対し、その後『バカとテストと召喚獣』『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』『僕は友達が少ない』など様々な人気作が誕生したこと、2期が放送された2013年冬には『はがない』2期をはじめ8作品ものラノベアニメが放送され競合したことがネックになったと思われます。

このような1期が盛り上がり過ぎた作品は、「熱しやすく冷めやすいタイプの作品」とも言えます。
傾向としてはギャグアニメが多く、おそ松さんの他にも『探偵オペラ ミルキィホームズ』『侵略!イカ娘』『よんでますよ、アザゼルさん』などが該当します。

1期から既に購入者が離れていたケース

出典 : Amazon.co.jp

ある意味最もシビアなのが、このパターンです。
1期の時点で、巻が進むにつれて円盤売上が落ちていて、最終巻がリリースされる頃には購入者が半分以下になっている……という作品は、2期が放送される頃になると更に離脱者が増えるのは必然です。

例えば『青の祓魔師』は、1期1巻が2.4万枚の大ヒットを記録しましたが、その後は大きめに数字を落としていき、最終10巻の売上は1万枚を切っていました
『マギ』も1期1巻は1.7万枚を売り上げていながら、最終10巻は0.4万枚まで落ちています。
『SHOW BY ROCK』『スクールランブル』もこの傾向が見受けられました。

こういったケースは原作人気とも直結しており、原作の人気が放送中や放送直後に落ちてしまった場合は、自然とアニメ円盤の購入者も減ってしまいます。
特に人気キャラの出番の激減やストーリーの超展開などは、そのような事態を招きやすいと思われます。

まとめ

内容が理由で売上を落とすのは仕方ないですけど、それ以外の理由で人気が落ちてしまうのは悲しいですよね。
特に近年は一つの会社がたくさんの作品を制作している状況なので、続編までにどうしても時間がかかってしまい、その間に飽きられてしまう……という悪い流れが出来てしまっている気がします。
ファンが望む適切なタイミングで続編が世に出る、そんなアニメ業界であって欲しいと切に願います。

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