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Jan
2期で失速してしまったアニメを原因別にまとめてみた!『けもフレ』『おそ松さん』だけじゃない!
出典 : Amazon.co.jp
最初のアニメ化では大人気だったにもかかわらず、2期では大きく売上や評価を落としてしまった事例を様々な角度から徹底検証!
実際にどんな作品が2期で勢いを失ったのか、またその原因が何だったのかをまとめました!
2期で大きく落としたアニメは……
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1期で大ヒットを記録し、多くのファンに愛されたはずのアニメが、2期になると途端に勢いを失う……そういったケースは今も昔も少なからず見受けられます。
代表的なのは『けものフレンズ』と『おそ松さん』ですね。
どちらも1期は社会現象級の大ヒットとなりましたが、2期では勢いを失い、売上も1期を大幅に下回りました。
ただ、この2作品以外にも2期で売上を大きく落としたアニメはたくさんあります。
2期Blu-ray・DVD売上の下落率が大きいアニメ(1期平均5000枚以上のみ)
-90% 生徒会の一存
-87% 進撃の巨人
-86% ガッチャマン クラウズ
-85% おそ松さん
-83% 青の祓魔師
-81% もやしもん
-77% デュラララ!!
-75% 探偵オペラ ミルキィホームズ
-71% SHOW BY ROCK!!
-70% GRANBLUE FANTASY The Animation
-67% アイドルマスター シンデレラガールズ劇場
-65% LAST EXILE
-65% 血界戦線
-63% マギ
-59% 蟲師
-58% みなみけ
-56% おおきく振りかぶって
-55% 中二病でも恋がしたい!
-55% スクールランブル
-54% 侵略!イカ娘
-54% 涼宮ハルヒの憂鬱
-54% よんでますよ、アザゼルさん
-54% B-PROJECT
-53% ガンダムビルドファイターズ
-51% K
-51% のだめカンタービレ
-51% IS<インフィニット・ストラトス>
-50% オーバーロード
不明 けものフレンズ
これらのアニメには、大きく数字を落としてしまった原因がそれぞれにあるはずです。
その原因を検証していきます。
1期から期間が空き過ぎたケース
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1期から放送期間が何年も空いてしまったアニメは、どうしても2期に売上を大きく落としてしまいます。
最も顕著なのは『進撃の巨人』です。
1期は平均5万枚を超えるビッグセールスを記録し、今や1億部を突破したメガヒット漫画のアニメに相応しい数字を残しましたが、2期は1期から4年後の放送になったため、約9割のファンがBlu-ray・DVD(円盤)の継続購入を止めてしまいました。
『デュラララ!!』に関しては、1期から5年が経過した2015年に2期を放送。
しかも分割3クールという長期放送になったことで、更に継続購入が難しいアニメになってしまったようです。
この2作の他にも、『青の祓魔師』『もやしもん』『LAST EXILE』『蟲師』といった作品が4年以上の期間を空けて2期を放送した結果、セールスを大幅に減らしてしまいました。
放送期間が空くと、購入者のモチベーションはどうしても下がりますし、作品自体の勢いや鮮度にも陰りが見られるのは必定。
期間が空き過ぎるのを懸念して、1期と2期の間にショートアニメやスピンオフ作品の映像化でファンの関心を繋ぎ止めようとすることもままあります。
全体の傾向として、1期から2年以内に2期を放送した場合はある程度売上を保ちやすいようです。
3年以上空いてしまうと、50%前後の大幅なダウンになるケースが増えていきます。
ファンの反感を買ってしまったケース
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非常に勿体ないと思わざるを得ないのがこのパターン。
1期が好調だったにもかかわらず、内容以外の理由でファンの気持ちが冷めてしまい、2期の売上を大きく落としてしまう……というケースです。
最も有名なのは、もちろん『けものフレンズ』。
1期が誰も想像しないような大ヒットとなり、これから更に盛り上がっていくと思われた矢先に監督の降板が明るみに出て、ファンが嘆き悲しみ炎上騒動となった結果、2期は放送前から既に終戦ムードが漂ってしまいました。
『みなみけ』の2期もファンの反感を買ったことで有名です。
このアニメは少々特殊で、1期放送が2007年秋で2期が2008年冬と、空白期間がなく連続で2期がスタートしているのですが、制作スタッフは一新されています。
最初から異なる制作陣にそれぞれ1クールずつ担当してもらうという企画だったのか、それとも1期の好評を受け急遽2クールにしようとしたものの制作が追いつかず急遽他の制作会社に依頼したのか……いずれにせよ両スタジオの連携があまり取れていなかったらしく、南家3姉妹の住むマンションの外観が1期と2期で全く異なるなど、整合性がとれてない箇所が散見されました。
ただ、それ以上にファンから拒絶されたのが、原作とは異なる空気感とオリジナルキャラクターの追加。
原作の雰囲気にそぐわないアニメになってしまい、多くのファンに酷評される事態になってしまいました。
これらの例は極端ですが、他にも制作会社や主要スタッフの変更、人気キャラの不遇な扱い、人気エピソードの削除など、様々な理由でファンの不興を買い、評判を落とした2期は少なくありません。
オリジナルアニメの場合は、1期と作品のカラーを大きく変えてしまうとマイナスになりやすいですね。
『ガッチャマン クラウズ』『ガンダムビルドファイターズ』はこれに該当すると推察されます。