アニメ・漫画・ゲーム・コスプレなどの気になるコンテンツ情報が盛りだくさん!

MENU

12

Jan

アイマス、月姫、封神演義……ファンが作り直して欲しいと願うアニメとは?

出典 : Amazon.co.jp

原作ありのアニメの場合、原作ファンが大満足するアニメもあれば、ファンから不興を買ってしまったアニメもあります。
その中でも特にファンが「作り直して欲しい!」と訴え続けている作品と、その傾向および特徴についてまとめました!

作画が崩壊したアニメは?

出典 : Amazon.co.jp

アニメ化における最もわかりやすい失敗例として「作画崩壊」が挙げられます。
予算やスケジュールの都合で、どうしても実力の伴わないアニメーターや丁寧さに欠けるスタジオに任せざるを得ず、手直しする余裕もないために起こってしまう悲劇です。

ただし近年は作画崩壊という言葉が一人歩きしており、実際にはそこまで乱れていない絵に対しても用いられたり、中割り(原画と原画の間で動きを表現するために用いられる絵)やロングショットの小さな絵の一瞬の歪みをピックアップしていたりするケースも少なくありません。
特に後者に関しては、ほとんどのアニメにおいてどこかに生まれるものであり、わざわざそれをピックアップする必要はないのですが、ネット上で面白おかしく取り上げられることも多々あります。

このようなエセ作画崩壊の場合は当然、ファンも問題視はしません。
12~13話中、1話だけ作画のクオリティが明らかに低いアニメもかなり多く見受けられますが、それも許容範囲でしょう。
しかし中には、擁護が難しいレベルの作画崩壊を頻繁に起こしているアニメも存在しています。

2010年代後半で作画崩壊したアニメとして有名なのは、“いもいも”こと『俺が好きなのは妹だけど妹じゃない』ですね。
かなりの頻度で質の低い原画が使用されており、普通の絵の方が少ないのではと思わせるほど。
この作品の場合、作画崩壊が一つの売りになってしまい、内容よりも作画で有名になってしまいました。

同じような例として、『俺、ツインテールになります。』『夜明け前より瑠璃色な』『ロスト・ユニバース』なども挙げられます。
ファン以外にとっては作画崩壊が一種の娯楽のようになっており、実況で盛り上がったなどプラスの面もあったようですが、原作ファンにとっては残念な出来になってしまいました。

ただ、それ以上にファンにとって辛いのは、作画崩壊が起こってしまうほど予算がなかった、つまりあまり期待されていなかったという現実を突きつけられてしまうことにあります。
作画崩壊アニメとは、作画だけでなくファンや原作者のメンタルも崩壊させてしまうアニメなのです。

また、止め絵ばかりで全く動かない『ハーメルンのバイオリン弾き』、原作と全く別の絵になった『悪の華』なども、映像に対するファンの不満という点では共通しています。

しかし、これらの作品はネタにされることはあっても、実際に作り直して欲しいと願う人はそう多くはない印象です。

アニオリ要素やカットが受け入れられなかったアニメは?

出典 : Amazon.co.jp

失敗と言われるアニメで作画崩壊と並んで多いのが、アニオリ要素にファンがNOを突きつけるケースです。
原作にない要素は原作ファンにとって異物であり、それが良い方向に作用することもありますが、拒否反応を示される場合の方が多い印象です。

アニオリ要素で特に問題視されるのは、作品のカラーに即さないエピソードや新キャラの追加です。
有名なのは『みなみけ』の2期で、南家三姉妹の中に弟ポジションの根暗キャラ・冬木真澄(ふゆき ますみ)を登場させ、全体的に重めの雰囲気にしたことで、原作ファンから総スカンを食らいました。

『Fate』で知られるTYPE-MOONの処女作『月姫』のアニメとして2003年に放送された『真月譚 月姫』も、アニオリ要素を快く思わないファンからリメイクを求める声がかなり多く挙がっています。
『魔法先生ネギま!』メインヒロインが火葬されるというとんでもないアニオリをやってしまい、最終的には死なずに済んだものの、ちょっとした騒動になりました。
『くまみこ』も原作にはない展開や酷い言動で主人公の雨宿まち(あまやどり まち)を追い詰めてしまい、炎上騒ぎを起こしてしまいました。

アニオリ追加とは逆で、原作の名シーンをカットしたり、人気キャラクターの出番を減らしたりした場合も問答無用で一刀両断されます。
例えば1期が大ヒットした『血界戦線』は、新キャラ投入をはじめアニオリ要素がかなり多く、賛否ありながらも一定数以上のファンが高く評価していましたが、最終回に本来ならまだ先の話(それも一番人気のエピソード)で使用される重要なセリフを前倒しで使ってしまい、2期にまで影響を及ぼす事態となり、原作ファンの不興を買ってしまいました。
『ようこそ実力至上主義の教室へ』は、原作で一番人気、今やラノベを代表する人気ヒロインの軽井沢恵(かるいざわ けい)の出番が一部他のヒロインに差し替えられる事件が起こり、これもファンからブーイングを浴びていました。

また、過去の長編作品をアニメ化・リメイクする場合、尺の都合でエピソードがかなりカットされることが多く、それもファンの落胆に繋がることがあります。
カットするだけならまだしも、尺が足りないためにダイジェストのような駆け足展開となり、構成に無理が生じストーリーやキャラの性格がねじ曲げられ、それでもなお矛盾が生じ、せっかくの名作が「言うほど大した作品じゃないじゃん」と思われてしまう事態に陥ってしまうと目も当てられません。

ジャンプで人気を博した漫画の2度目のアニメ化となった『覇窮 封神演義』がこの典型。
1度目のアニメ化も決して評価は高くありませんでしたが、このリメイクは更に低評価となってしまい、ファンを憤怒させていました。

こういったアニメに関しては、ファンが切実な思いで作り直しを訴えています。
同時に、それが難しいことも重々承知しているので、願いというよりは収まらない怒りをその訴えにぶつけているという方が正しいのかもしれません。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です