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『かぐや様は告らせたい』『キングダム』『デスノート』……実写で成功する漫画・アニメ作品の特徴とは?

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出典 : ©2019 映画『かぐや様は告らせたい』製作委員会 ©赤坂アカ/集英社 : 映画『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』公式サイト

漫画、アニメの実写化はあまりファンに好まれない印象ですが、中には『かぐや様』や『デスノート』のような成功例もあります。
一体どんな作品が好まれ、どんな作品が失敗しているのか、その傾向や特徴を徹底検証します!

実写化に拒否反応? 複雑なファン心理

出典 : Amazon.co.jp

2019年11月、全く同じタイミングで『ゆるキャン△』『ぐらんぶる』実写化が発表されました。
ゆるキャンは深夜ドラマ、ぐらんぶるは映画化とメディアの違いはあるものの、実写化のニュースが被るのはかなり異例の出来事……と書いた傍から、今度は『女子高生の無駄づかい』『浦安鉄筋家族』の実写化が同日に発表されました。
こういう事が十分に起こり得るくらい、近年はアニメや漫画からの実写化が渋滞を起こしています

これだけ頻繁に実写化が行われるということは、それだけ需要がある証……と言いたいところですが、実際には必ずしもファンから望まれている訳ではありません。
もちろん、実写化のニュースを聞いて喜ぶファンもたくさんいますし、人気作品であればそのニュースは大きく取り上げられ、トレンド入りするのが恒例ですが……一方で「また実写化か」と落胆する声も聞こえてきます。
特に濃いファンの方々に限って、その傾向が強く見受けられる印象です。

実際、人気アニメや漫画の実写化が失敗した例は少なくありません。
発表時が一番盛り上がり、以降はあまり話題にならず、ひっそりと公開や放送を終えた作品もたくさんあります。

例えば以下のような作品の実写映画は、原作の人気からすれば成功とまでは言えないでしょう。

・ドラゴンボール
「DRAGONBALL EVOLUTION」のタイトルでハリウッドで映画化されるも国内での興行収入は10億円前後

・こちら葛飾区亀有公園前派出所
ドラマ化されるも平均視聴率10%に届かず、映画も10億円未満

・黒執事
映画完全オリジナルストーリーの意欲作だったが6億程度

・僕は友達が少ない
深夜アニメからの映画化としてはそれなりの規模で上映したものの振るわず

・進撃の巨人
前後篇で公開され、前篇は32.5億円に対し後篇は16.8億円と大幅ダウン

・テラフォーマーズ
スクリーン数327という大規模での上映で10億円に遠く及ばず、続編は白紙に

・3月のライオン
スクリーン数293ながら前後編共に10億円に遠く及ばず

・ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない
大人気原作が満を持して映画化するも10億に届かず、「第一章」と銘打ったものの続編の予定なし

・鋼の錬金術師
最大規模となる342館441スクリーンで展開するも、11億円止まり

・坂道のアポロン
289スクリーンで公開するも5億円に届かず

・ママレードボーイ
累計発行部数1000万部の少女漫画、293スクリーンで公開するも5億円に届かず

・BLEACH
329スクリーンで5億ちょっと

・ニセコイ
295スクリーンで5億ちょっと

これらの映画の原作は例外なく大ヒットしており、多くの人から「面白い」と称賛された名作ばかり。
にもかかわらず、実写映画では期待されたような結果を出すことができませんでした。

『進撃の巨人』は前後篇合わせると約50億円の興行収入を記録しており、通常なら十分ヒットと言える数字ですが……僅か1ヶ月後に公開した続編で前篇の観客を半分しか呼び込めなかった点は大きな失敗と言えます。
その後続編が作られなかったことから考えても、成功とまではいかなかったようです。

大ヒットした漫画やアニメを原作としていながら、実写化が失敗に終わるケースが後を絶たない理由は複数あります。
一番の理由は、漫画およびアニメと実写との間にある大きな隔たりです。

同じ二次元媒体で、ストーリーも基本原作をなぞり、多くの場合は絵柄も原作に近いようにするのが漫画原作アニメ。
しかしそれだけ親和性が高いアニメでも、オリジナルのキャラやストーリーを出した場合は一気に視聴者の目が厳しくなります。
原作に愛着がある人ほど、原作との乖離に抵抗感を覚えるのしょう。

よって、設定とストーリー以外は原作と全く違う「実写」という分野を受け入れがたいと感じるのは当然のこと。
まして実写映画やドラマを観る習慣のない人なら尚更、関心を持つには至らないでしょう。

加えて、もし実写化に失敗した場合、その作品に対してマイナスなイメージが付くという心配もあります。
「嫌なら見なければいい」とよく言われますが、それだけでは消化しきれない複雑な思いをファンは抱えているのです。

失敗ばかりじゃない! 当たると大きい実写

出典 : Amazon.co.jp

失敗例ばかりを挙げましたが、実際には人気漫画・アニメの実写化は必ずしも失敗ばかりではありません。

日本国内では毎年多くの映画が公開されていますが、その中で興行収入10億円を越えるのは50~60作品で、そのうち実写邦画は半分もありません。
2019年に10億円を上回った実写邦画は19作品しかなく、そのうちの5作品が漫画およびアニメ原作の作品です。
また、ドラマに関しても10%を越えた16作品のうち、4作品が漫画原作。
大成功とは言えないまでも、一定の利益を生む好結果を残した作品は、実はたくさんあるのです。

そして実写化における大成功は、作品に莫大な利益をもたらします。

2006年秋にドラマ化され、平均視聴率18.9%を記録した『のだめカンタービレ』は、ドラマ放送前から発行部数1300万部(巻平均81万部)の大ヒット作ではありましたが、ドラマが放送されると全国の書店からコミックスが消える事態となり、最終的には3700万部(巻平均148万部)まで伸びました。
更に、作中で使用されたクラシック曲をまとめた音楽CDも異例の売り上げとなり、クラシックブームまで巻き起こす社会現象となったのです。

『デスノート』も実写版で大きな成功を納めた作品です。
ドラマ版も作られましたが、大きなヒットとなったのは映画で、原作が完結して1ヶ月後の2006年6月に前編が公開されました。

今や定番となった前後編での映画公開ですが、邦画では本作が初。
前編の興行収入は28.5億円で、これでも十分なヒットでしたが、後編はなんとその倍近い52億円を記録。
このデスノートの成功があったからこそ、その後に前後編で公開する映画が増えたのです。

映画公開前は1500万部(巻平均125万部)だった原作コミックスは、完結しているにもかかわらず伸び続け、2700万部(巻平均225万部)以上を記録。
シリーズ累計では全世界累計3000万部以上という驚異的な数字に達しました。
更に本作は映像ソフトも20万本を越える大ヒットとなっています。

既に大ヒットしていて完結した後でも伸びまくったデスノートの例が顕著ですが、実写化で成功すると普段漫画を読まない層にまで作品が届くため、凄まじい勢いで新規開拓が行われていきます。
作者や出版社にとっては、これが実写化における最大のメリットです。

ただ、ファンにとってはあまり関係のないメリット。
それどころか、自分達ではない別の方向を作者や出版社が見ているという疎外感を抱くことも、もしかしたらあるかもしれません。

達観したファンは「実写化は漫画ファン、アニメファン以外の層に観て貰うためにやるんだから応援しないと」と正論を言います。
でも、そう簡単に割り切れないのもまた、確かなファン心理。
この制作側とファンとのすれ違いも、実写化における弊害と言えます。

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