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『がっこうぐらし』『ヒナまつり』『あそびあそばせ』『彼方のアストラ』……ネット人気が高いアニメの円盤があまり売れないのはなぜ?

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ミステリー・サスペンス系は円盤が売れにくい?

出典 : Amazon.co.jp

高評価でも売れにくいタイプの作品として、ストーリーものが挙げられます。
随所で「面白い」「傑作」「完成度が高い」などの高評価を得ていながら、円盤のセールスに結びついていない作品は毎年のように登場しています。

2019年に放送されたアニメの中で、このタイプに該当する作品といえば『彼方のアストラ』でしょう。

この作品は原作が完結してからアニメ化されましたが、その原作は連載直後から人気があったとは言えず、地味な良作というポジションでした。
しかし終盤、伏線が鮮やかに回収されていき、タイトルの真の意味が明らかになるスリリングなサスペンス展開が評判を呼び、更新時にTwitterでバズるなど大きな話題になりました。
つまり、原作が既にスロースターターだったのです。

当然、アニメも同じ流れになります。
各キャラとも個性的で魅力がありますし、各話の引きも強く、序盤から見せ場も十分にあったものの、本作の核となる部分が発揮されていくのは中盤以降で、キャラ萌えというタイプの作品ではないので、前半の時点ではそこまで目立ってはいませんでした。
そのため、高評価を得ている終盤の展開に差し掛かり、観ている人の大半が興奮と感動を覚えても、視聴者の数自体がそこまで多くなかったため、円盤売上はそこまで伸びなかったのだと思われます。

同じくストーリー評価が非常に高かった『僕だけがいない街』も同様です。
こちらもサスペンス系の作品で、心を抉るような主人公の後悔の念と奮起を描き、中盤以降の展開は特に高い評価を得ています。
アニメも各話の引きの強さ、丁寧な描写で喝采を浴び、年度を代表するアニメになる勢いでしたが……それでも円盤売上は4000枚程度の売上でした。

元々、ミステリー・サスペンス系のアニメは余程キャラ受けが良くない限り円盤売上で高セールスを記録するのは困難です。
次話を観たいと思わせる力、結末を知りたいと引き込む力は他のどのジャンルよりも強い一方で、一旦結末まで観た後でもう一度観直そうと思わせるのが最も難しいジャンルだからです。
謎解きと結末にカタルシスがある以上、既にそれを味わった後で高いお金を払って円盤を買うとなると、その作品に余程思い入れがない限りは中々踏み出せないでしょう。

ただし、だからといってこのジャンルの作品がアニメ向きではないかというと、決してそうではありません。

僕だけがいない街はアニメが放送されて以降、原作コミックス全巻が売れに売れ、放送前は167万部だった発行部数は3ヶ月で295万部にまで増加
その後も実写映画の影響で更に売れ、最終的には全9巻で429万部を売り上げました。
がっこうぐらし同様、原作への効果が顕著で、間違いなく大成功したアニメ化と言えます。

アニメの面白さ・質が円盤売上と関連しているのは確かです。
ただ、必ずしも直結する訳ではなく、人気が円盤売上に繋がりやすいジャンルもあれば、原作漫画の方に繋がりやすいジャンルもあるのです。

まとめ

近年のパッケージ商品には大抵、イベントチケット優先販売申込券をはじめとした豪華特典が付いているため、円盤売上はその作品のグッズ売上の期待値やイベントへの求心力をも内包しています。
円盤自体が作品のコレクターグッズの1つと見なすこともできるでしょう。
よって、円盤売上はグッズを集めたい、イベントに行きたい……と思わせるキャラが強い作品やアイドル&歌モノが有利ですね。

でも、そういったタイプのアニメばかりが放送されるより、気楽に観られて程よく癒やされる作品、じっくりとラストまでストーリーを楽しめる作品、少し下品だけどノリが良くてスカッと笑える作品、考察し甲斐がある作品……など、いろんなアニメがある方が面白いですよね。
円盤売上だけが成功の指標ではなくなってきている現在のアニメ業界は、決して悪い方向には進んでいないと思います!

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