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20

Nov

【ファイアーエムブレム】全作品をまとめてみた! 新作「風花雪月」は海外でも大ヒット

ファイアーエムブレム 覚醒

再びプラットフォームを携帯ゲーム機に移した、FEシリーズ最大の転換点と言える作品です。
2012年にニンテンドー3DS用ゲームとして発売された本作は、『暁の女神』の2.5倍以上となる45万本の国内セールスを記録。
更に海外でも人気を博し、全世界累計で193万本を売り上げ、FEシリーズ久々の大ヒット作となりました。

多くの新規ファンを獲得したのと同時に、これまでのFEシリーズのファンを最も困惑させた作品でもあります。
そういう意味では、シリーズ最大の問題作とも言えそうです。

システム自体は大幅に変更した訳ではなく、「フリーマップ」「結婚システム」など過去シリーズの特徴的なシステムを導入しています。
大きく変わったのは作風です。

コザキユースケさんをキャラクターデザインに招いた本作は、キャラ描写を現代的にシフトし、アニメやラノベのテンプレ的なキャラがかなり増えました
キャラ数自体もかなり多く、育成面も自由度が高く、結婚システムを含む恋愛要素を前面に打ち出したことで、完全にキャラゲーの様相を呈しています。
これによって新たなファン層の獲得に成功しました。

一方で、ゲーム性に関してはマップの単調さや戦略性の薄さが目立ち、難易度も低く、これまでのFEシリーズの「手強いシミュレーション」という部分がスポイルされました
この点に不満を感じたファンは少なからずいるようです。
また、任天堂作品初になる有料DLCに関しても賛否両論となりました。

ファイアーエムブレムif

2015年にリリースされた3DS用ソフト。
「白夜王国」「暗夜王国」2パッケージで発売され、その後第3のシナリオとしてDLC「インビジブルキングダム」が配信されました。

「白夜」正義サイドを主人公にしたストーリーで、初心者向けの難易度。
「暗夜」悪サイドを主人公にした中・上級向けの内容になっています。
売上は依然好調で、2パッケージ合算とはいえ50万本を越える国内セールスを記録し、全世界累計は184万本に達しています。

前作『覚醒』の路線を踏襲しつつも、『覚醒』ほどキャラに偏った内容ではなく、過去のFEシリーズ同様の戦略性、やり応えをしっかり味わえる作品です。
一方でストーリーに関しては強引な面が多く、高い評価を得るには至っていません。

ファイアーエムブレム 風花雪月

2019年に発売されたNintendo Switch用ソフトで、シリーズ最新作です。
据置型ゲーム機でのリリースは『暁の女神』以来、12年ぶり。
「士官学校編」「戦争編」の二部構成で、前半で選んだ学級によって後半のストーリーが変化します。

士官学校という、これまでにない学園要素を導入していますが、FEらしさはしっかりと受け継いだ作品です。
キャラ描写の強さはそのままに、コーエーテクモゲームスが開発に加わったことで重厚なストーリーが用意され、シナリオ面では過去最高との評価を獲得しています。
難易度も「ノーマル」は初心者向け、「ハード」は中・上級向け、「ルナティック」は過去トップクラスと、非常にバランス良く設定されています。

クラスチェンジシステムは「平民」「貴族」と出自が関係するようになり、資格試験を受けクリアすることで上位のクラスに変更することができるシステム。
声優陣の豪華さも目を見張ります。
ロード時間が長いなど、若干の問題はあるものの、ほとんどの面において高評価を得ており、古参ファンでも本作を最高傑作と断言する人がかなり多いようです。

売上は非常に好調で、国内出荷+ダウンロードのトータルで48万をセールス。
世界累計は229万に達し、過去最高の数字を記録しています。

ファイアーエムブレム ヒーローズ

出典 : © 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS : ファイアーエムブレム ヒーローズ | Nintendo

シリーズ初となるスマホ向けアプリ
2017年に配信を開始し、1170万DL以上を記録しています。
『覚醒』以降、新たなファンを獲得してきたFEシリーズですが、このスマホゲーによって一気に若い世代に広まっていきました。

本作は、歴代のFEシリーズのキャラが集結したオールスター感満載のゲーム
戦闘のテンポがかなり良く、サクサクプレイできる点はスマホならではの長所と言えます。
ただしその分、戦略性がかなり低めなところもスマホゲーならではですね。

キャラゲーに特化しているゲームなので、手軽にFEを楽しみたい人、FEシリーズに興味があるけど難しいゲームは無理……という人向けです。

まとめ

シリーズ開始から約30年が経っていながら、最新作が最高傑作と言われるほどの鮮度を保っているのは本当に凄いですね!
この時代にコンシューマ作品が新規ファンをここまで大勢取り込んだ例は、他にほとんどないんじゃないでしょうか?

これまでFEシリーズはOVA化はされていますが、テレビアニメ化は一度もありません。
30周年になる2020年に、もしかしたら派手なメディアミックスが行われるかもしれませんね。
それくらい、今のFEには勢いがあります!

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