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【ぼっち・ざ・ろっく】新たなバンド系4コマの傑作! 次のきらら系アニメ有力候補
出典 : Amazon.co.jp
次にくるマンガ大賞2019で8位にランクインするなど、今最も注目を集めているきらら系の漫画『ぼっち・ざ・ろっく』についてまとめました!
ぼっち&陰キャの主人公・後藤ひとりをはじめとした登場キャラの紹介、そしてアニメ化の可能に迫ります!
ギターヒーローの成長物語
【大阪展追加6作品ご紹介】はまじあき先生「ぼっち・ざ・ろっく!」!「ぼっち」こと後藤ひとりは、家で一人寂しくギターを弾くだけの毎日だったが、ひょんなことから下北沢のバンド「結束バンド」に加入する。全てのぼっちな少年少女に贈る最高にアツい音楽漫画!陰キャならロックをやれ!! #きらら展 pic.twitter.com/FZeQhCuWct
— まんがタイムきらら展 (@kiraraten_jp) July 27, 2019
『ぼっち・ざ・ろっく』は、はまじあき先生が2017年12月よりまんがタイムきららMAXで連載を開始した4コマ漫画作品。
友達ゼロ、家でギターばかり弾いてそれをネットにアップするだけの人生を送る陰キャ主人公・後藤ひとり(ごとう ひとり)をメインに描いたバンドものです。
ぼっちだけどバンド志望のひとりは、なんとかバンド仲間を得ようと学校にギターを持っていきアピールするも、全く気付かれず失敗。
失意のまま下校していた途中、ギタリストに逃げられ途方に暮れていた「結束バンド」のドラム、伊地知虹夏(いじち にじか)に強引に誘われ、ライブハウスへと連行され、その流れでバンドの一員となります。
バンドを組みたかったひとりにとっては理想的な展開かと思われましたが……長年1人でプレイしていた弊害でバンドとして音を合わせられず、毎日6時間の練習を2年間続け動画投稿サイトで10万再生を超えるほどになったその実力を全く披露できません。
そんなダメダメな彼女ですが、明るくまとめ役の虹夏、マイペースの実力派ベーシスト・山田リョウ(やまだ りょう)、そして一度は逃げた出戻りギタリスト(実はギター初心者)の喜多郁代(きた いくよ)と共にバンド活動を続け、バンドメンバーとして、そして人間として少しずつ成長していく……本作はそんな物語です。
ぼっち・ざ・ろっくの魅力は、キャラの描写と演出にあります。
常にネガティブで陰キャの権化のようなひとりは自虐も多く、メンタルが著しく崩壊すると顔面まで猛烈に作画崩壊する困った主人公です。
本来は実力者ながら、その性格から中々周囲から認められず読者をやきもきさせますが、虹夏の姉でライブハウス「STARRY(スターリー)」の店長や、その後輩のベーシストの廣井(ひろい)など、ひとりの実力を見抜く人も少数ながらいます。
そして、初めての本格的なライブを行うことになった日。
バンド全員の演奏が上手くいかず、皆が途方に暮れかけた時……ひとりはついに実力を発揮します。
第12話で描かれたこの一連の演奏シーンは激アツで、4コマ漫画のコマ割りを無視した演出は圧巻の一言。
日常ものでありつつ、青春もの、ひとりの成長物語としても非常に質の高い作品です。