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Oct
ゴジラの身長はなぜ伸び続ける?ゴジラの成長が止まらない理由について考察してみた
出典 : Amazon.co.jp
日本を代表する怪獣特撮のゴジラシリーズ。国内だけでなくハリウッドでも制作され、アニメ作品も制作されるほどの人気シリーズです。
そんなシリーズの主役であるゴジラはこれまでに様々な個体が登場していることを知っていますか?作品ごとに見た目が異なるだけでなく、身長もバラバラなのです。
今回はそんなゴジラの身長を作品ごとにまとめ、身長が伸び続けている理由についてまとめました。
ゴジラの身長の移り変わり
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国内版やハリウッド版、アニメ版などで様々なゴジラが登場してきましたが、それぞれの身長はどのくらいなのでしょうか?
これまでに登場したゴジラの身長の移り変わりは以下の通りです。
・初代ゴジラ:50m
・昭和シリーズ:50m
・VSシリーズ:80m〜100m
・ミレニアムシリーズ:55m〜100m
・『シン・ゴジラ』:118m
・アニメ版(『GODZILLA 怪獣惑星』〜『GODZILLA 星を喰う者』):300m
・ハリウッド版(1998年『GODZILLA』):60m
・ハリウッド版(2014年『GODZILLA ゴジラ』):108.2m
・ハリウッド版(2019年『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』):119.8m
シリーズを重ねるごとにゴジラの身長が伸びていることがわかりますね。
ゴジラの身長が伸び続ける理由
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初代ゴジラの50mから始まり、作品数が増えるたびに身長が伸びているゴジラ。実写は約120m、アニメ作品では300mと初代ゴジラに比べて2.4倍〜6倍にまで身長が伸びています。
同じゴジラという怪獣でありながら、なぜこれだけ身長が違っていたり、伸び続けていたりするのでしょうか?それには下記の理由が関係しています。
時代とともに高層ビルが増加している
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アニメ版を除き、実写作品のゴジラは実在する都市に出現しています。この「実在する都市に出現」というのがゴジラの身長が伸びるポイントです。
初代ゴジラが登場したのは戦後間もない日本。戦後すぐの日本には現代のような高層ビルはありませんでした。
建築基準法でも建物の高さは31m以下と決められていたため、50mあるゴジラが都市を蹂躙するだけで迫力は十分。50mあるだけで国内のどんな建物よりも大きいわけですからね。
その後、1968年に147mの高さを誇る霞が関ビルが建ちます。建築基準法の内容も緩和され、31m以上の高層ビルが乱立するように。
50m以上の建物が増えたため、ゴジラの身長をこれまで通り50mにするとビルに埋もれてしまい迫力が出せません。
ゴジラ作品の醍醐味は巨大なゴジラが都市を破壊することですからね。これまで以上に迫力や絶望感を出すためにゴジラの身長を大きく設定することが決定し、高層ビルに埋もれることがないように100m近い大きさのゴジラが誕生します。
ゴジラの身長が初めて100mを到達したのは1991年に公開された『ゴジラvsキングギドラ』にて。高層ビルの多い新宿を舞台にしたため、100mとこれまで以上に大きなゴジラが誕生することになりました。
これまで以上に大きくなった体で243mの高さを誇る東京都庁も破壊しています。ゴジラも建物も大きくなったため、これまで以上に迫力のある描写を実現することが可能になりました。