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【名探偵コナン世紀末の魔術師】ネタバレありのあらすじ!コナンの前に新一登場!?
1999年に公開された『名探偵コナン』の劇場作品第3弾、『世紀末の魔術師』。
2019年現在でも人気の高いこの作品をネタバレを含んで考察してみました。
【『世紀末の魔術師』のストーリーの流れ】
①キッドの予告状
いきなり怪盗キッドが小学一年生の歩美ちゃんをたぶらかすシーンから始まります。
キッドがどういうキャラクターなのかよくわかるシーンですね。
その次のシーンは、「本当にこの作品はコナンなの?」と思うような、空気の重いおじさまだらけの警察の捜査会議風景。キッドを主役に据えているのか?というくらいのキッドありきの序盤です。
②平次バイク事故
予告通りに参上し、トレードマークのハンググライダーで「インペリアルイースターエッグ」を手に入れて逃げるキッドを追うコナンと平次。移動手段は平次のバイクです。
混雑する大阪の道路をハンググライダーを追いながら(わき見をしながら)爆走しているので、当然というか、対向車と接触すれすれで転倒していまいます。平次に喝を入れられ、コナンは一人でもキッドを追いますが、健闘むなしくエッグは盗まれてしまいます。
③キッド、海へ転落
このまま話は盗まれたエッグを取り返すためにキッドの行方を追う方向にいくのかと思われましたが、ハンググライダーでどや顔で飛ぶキッドの右目を狙う不穏なレーザーがありました。気づいたときには、キッドは右目につけていたモノクルを撃たれ、海に落ちてしまいます。
ここからが本当のこの映画のスタートといってもいいでしょう。
キッドを撃った犯人とは?その目的は?キッドはなぜ予告状で「世紀末の魔術師」と名乗ったのか?すべての謎ときはここから始まります。
④コナン大海原へ
エッグを安全なところに移すために船で移動中、エッグの製作者の血縁である香坂夏美の話によって、1つだと思われたエッグは2つある可能性が出てきます。そして、盗まれたエッグとは別のエッグが香坂家の横須賀の城にあるのでは?と話がまとまり、船が港についた後にその城にいくことが決まります。しかし、そこはさすがに『名探偵コナン』。あっさりと平和にいくわけもなく、船の中で殺人事件が起きてしまいます。殺害された遺体が右目を撃たれていたのを見て、コナンはキッドを撃った犯人と同一人物だと確信し、阿笠博士に「右目を狙うスナイパー」について捜査を依頼します。
また、コナンはここでキッドの気配を感じ、キッドが船内に侵入していることを予感。犯人捜しと同時に、「キッドは誰だ?」という謎ときが視聴者に課せられました。
殺人事件の犯人は判明しないまま、舞台は香坂家のお城に移ります。
⑤香坂家の城にて、エッグの謎を解く&殺人犯との決戦
からくり屋敷のように様々な仕掛けのあるお城を進む中で起こる殺人事件。やはり遺体は右目を撃ち抜かれていました。殺人事件の犯人も、キッドが変装している人物も明らかにならないまま、一行はエッグの謎に迫ります。
貴重な宝とされていたエッグは、光を投影して映し出す香坂家の個人的なアルバムでした。
平和な家族写真が壁一面に映し出され、一瞬なごやかな空気が流れます。しかし、殺人犯が判明せずに終わるわけもなく、ここで殺人犯がエッグを盗もうと動くのです。犯人の思惑通りエッグが盗まれ、毛利小五郎や毛利蘭まで右目を狙われ、一行は城に閉じ込められてしまいます。
燃え盛る炎の中犯人と1対1で対峙するコナン。犯人は中国人のふりをしたロシア人、浦思青蘭(ほし・せいらん)でした。
浦思青蘭(ほし・せいらん)との対決に勝ったコナンは炎に包まれて逃げ場を失いかけてしまいますが、絶体絶命のコナンの元に現れたのは、なぜか白鳥刑事でした。
⑥コナンの正体が蘭にばれる!?
すべてが終わって舞台は毛利探偵事務所に移ります。
船にいたときからコナンは新一なのでは?と疑っていた蘭は、泣きながらコナンに「別人なんだよね?」と問いかけます。
もうごまかせないと察し正体を明かそうとするコナンのもとに、ずぶ濡れの工藤新一が現れます。その正体は工藤新一に扮した怪盗キッドでした。
蘭がいなくなった隙に姿を消そうとするキッドに、コナンはキッドが白鳥刑事に変装していたことをわかっていたと明かします。
正体を知っていたけど言わなかったコナンと、正体を知っていて助けたキッドの利害の一致による秘密の共有のような雰囲気を残して映画は終了。
この毛利探偵事務所のシーンは、2019年1月現在でもファンの人気が高い名シーンです。