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21

Sep

【ダンまち】サンジョウノ・春姫は貴重な処女娼婦

出典 : Amazon.co.jp

アニメ『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』2期より登場したヒロイン、サンジョウノ・春姫についてまとめました!
娼婦というラノベやアニメでは珍しいタイプのヒロインである彼女の魅力や、ある秘密について迫っていきたいと思います!

サンジョウノ・春姫(はるひめ)キャラクター概要

出典 : Amazon.co.jp

『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』に登場する女性キャラクターで、本作のヒロインの1人。

極東出身の狐人(ルナール)で、年齢は16歳。
元々は高貴な家で生まれた御嬢様で、タカミカヅチ・ファミリアのヤマト・命(みこと)とは幼なじみです。

外見上の特徴は、美しく伸びた金髪とモフモフなキツネ耳&尻尾
子供の頃から箱入り娘として育てられており、言葉遣いや立ち振る舞いにはとても気品があります。

しかしそんな彼女を待っていたのは、それとは正反対とも言える夜の世界でした。
訳あってイシュタル・ファミリアに身を寄せ、迷宮都市オラリオの歓楽街で娼婦として従事しており、赤い着物を身に付けています。

性格はたおやかでとても穏やか。
主人公のベル・クラネルが娼館の部屋に迷い込んで来た際にも、狼狽えはしたものの怪訝な顔ひとつ見せず、常に優しく接していました。
一方で、箱入り故に世間や常識に疎く、娼館では何もできずにいたため、見かねたアイシャ・ベルカから何かと世話を焼かれています。

幼少期は外の世界に出られず、本の世界に入り浸り、お伽噺や童話を好んで読み耽っていたようです。
特に英雄譚を好んでおり、同じ趣味のベルとは会ったその日に意気投合しました。

担当声優は千菅春香(ちすが はるか)

娼婦ヒロインという新境地

娼婦。
それは多くの男性にとって非常にありがたい存在ですが、二次元の世界においては微妙な立ち位置であることが常です。

まず、アニメには娼婦のメインキャラはほとんど登場しません。
マンガやラノベにおいても大抵はチョイ役か、よくてサブキャラ。
異世界転移・転生作品では比較的見る機会が多くありますが、どちらかというと特定の娼婦がピックアップされるというより、娼館という施設が物語の中心になる方が多いですね。

そのため、ヒロインのポジションにいるキャラが娼婦というケースは稀。
春姫は極めてレアな存在なのです。

そんな彼女が娼婦となった経緯は、極めて理不尽でした。

11歳の頃、春姫は寝惚けて父親の大事な客である小人族(パルゥム)の神饌(神に供える供物)を食べてしまったらしく、それに父が激怒。
春姫は父から勘当を言い渡され、そのパルゥムに引き取られることになります。

しかしその道中モンスターに襲われ、パルゥムは春姫を置いて逃走します。
絶体絶命の危機に瀕しますが、そこで幸か不幸か盗賊に助けられ、オラリオの歓楽街に売られることになりました。

この経緯が理不尽な理由は、単に「幼い子供の悪意なき過ちにここまでする必要はない」というだけではありません。
誤って神饌を食べたということになっていますが、春姫にはその時の記憶がなく、気付いた口の周りに食べカスが付着していた……という理由で断定された模様。
つまり、何者かによって仕組まれていた可能性があるのです。

自分の落ち度かどうかさえわからない中で、春姫は娼館を運営する商人へと売られ、その後イシュタル・ファミリアに見初められ、保護されます。
ただし、それは事実上の囲い込みであり、もっと言えば『貴重なアイテムを手元に置いておく』くらいの感じでした。

春姫は美しい容姿に加え生娘だったため、そこに商品価値を見出され娼館に売られたようですが、イシュタル・ファミリアが彼女に求める価値はそこではありません。
春姫には「ウチデノコヅチ」という極めて珍しく、かつ規格外レベルに有能な力があったのです。

ウチデノコヅチは、対象者のレベルを一時的ながら1ランクアップさせるというもの。
ダンまちの世界でレベルが1つ上がるのは飛躍的なステータスの上昇を意味するため、チートとも言えるくらいのパッシブスキルです。

イシュタル・ファミリアは、殺生石を使った儀式によって、そのウチデノコヅチをファミリア全員が使えるようにしようと目論んでいました。
この儀式は狐人を生贄にすることで成立するため、儀式が行われれば春姫は命を落とします。
イシュタル・ファミリアの大半の人間にとって、彼女は使い捨てアイテムも同然だったようです。

娼館で働いていながら気品に溢れ、常に穏やかな春姫ですが、同時にどこか儚さを感じさせる表情が目立ちました。
彼女は既に諦観の念に支配されつつあったようです。

しかしそれでも、心の奥底には幼い頃読んだ英雄譚の主人公のような英雄がやって来て、自分を救い出してくれる……という甘い願望を抱いていたのかもしれません。
そしてそれは、ある日実現します。
ベルとの出会いです。

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