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Sep
【ベルセルク】黒の剣士ガッツのプロフィールや経歴まとめ!
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『ベルセルク』の主人公であるガッツ。
人間でありながら凄まじいまでの強さを誇るガッツが、どのような人生を送り現在に至ったのか。
少年時代、過去の因縁、仲間が出来たことによる変化などをまとめました!
ガッツのプロフィール
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ガッツは三浦健太郎による漫画作品『ベルセルク』の主人公。
「黒い剣士」の異名を持ち、復讐のために戦い続ける隻眼隻腕の剣士です。
魔の者と呼ばれるモンスターを引きつける生贄の烙印を首に押されており、復讐のために使徒と戦いながら街を廻って旅をしています。
身体に多くの傷があったり、使徒たちによる殺戮の宴である蝕に巻き込まれたことから左腕と右目を失っていることから、少年時代から今まで激しい戦いを繰り広げています。
年齢は本作内では明かされていませんが、過去の物語である『黄金時代編』から年齢を推測すると20代前半。
若い年齢にも関わらず多くの修羅場を潜ってきていることで、数ある漫画の中でも非常に苦労をした主人公の1人と言えるでしょう。
多くの武器を所持していますが、基本的にはガッツ自身の身長と同じほどある「ドラゴンころし」という巨大な剣を持って戦っています。
少年時代に所属していた傭兵団の団長であり、親友でもあったグリフィスを倒すべく当初は1人で旅をしていましたが、現在ではパックやイシドロなどといった仲間と共にキャスカを元に戻すための旅をしています。
ガッツはなぜ人を拒んでいたのか
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『ベルセルク』の連載当初、ガッツは1人で行動する事が多く、人と交流をするのを拒んでいました。
また、敵である使徒だけでなく、人間であっても敵ならば容赦なく切り伏せる姿勢に、人からは外道などと酷い言われ方をされることも。ガッツの通称である黒い剣士には悪い噂が多いのですが、本人はそういった事を気にしている素振りも見せません。
しかし、実際にガッツが1人を好んでいるのには理由があります。
ガッツは蝕に巻き込まれた事で首に烙印が押されています。この烙印は人ではないものを引きつけるといった特徴があり、人を守りながら戦う余裕がないガッツは他の人を巻き込まないよう、人を寄り付かせないようにしていたのです。
このように人を拒んでいたガッツでしたが、旅の仲間を得ることで変化が現れます。
幼児退行してしまったキャスカを元に戻せるという話を聞き、旅を始めるガッツ。
しかし、キャスカを守りながらの旅は困難を極め、心身ともに疲労をしていくガッツですしたが、強引についてくるパックやイシドロ、そしてファルネーゼやセルピコと出会い、仲間にキャスカを任せることで自分自身が思い切り戦うことができるようになり余裕が生まれます。
仲間ができたことによる変化はこれだけではありませんでした。
最初は仲間たちと意見が合わないことや、ガッツが単独行動をしてしまうこともありました。しかし、仲間がキャスカを守ってくれたり、苛烈な戦いの中で怪我の治療などをしてもらったりするうちにガッツも仲間と協力しようという心境に変わっていきます。
当初は仲間たちから「自分たちを頼って欲しい」と言われている立場だったガッツでしたが、徐々に自分から「頼む」と言うようになるほどです。
その後仲間と協力をし合いながら共闘を行い困難を多く乗り越え、第40巻ではキャスカを元に戻すことに成功しています。
ガッツが使っているドラゴンころしとは?
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ガッツが使用する大剣「ドラゴンころし」を形容する言葉としては、『ベルセルク』の第1巻にある「それは剣と言うにはあまりにも大きすぎた」という説明が有名です。
ドラゴンころしは使徒に対抗するために作られた剣で、ガッツが鍛冶屋のゴドーに「ドラゴンも殺せる剣を作って欲しい」と言って作らせたもの
その言葉通り巨体を持っているドラゴンさえも殺せるような大きさや重さといった破壊力を重視したものに仕上がっています。
その見た目から、一見相手を叩き潰すのに特化しているように思えますが、その切れ味は凄まじく鎧を着たままの人間はもちろん、強靭な肉体を持つ使徒でさえ両断してしまうほどです。
規格外の大きさから、使いこなすには相当な身体能力・技術が必要かに思えますが、ガッツは最初からこの剣を使いこなしています。
これには理由があります。
ガッツが鍛え上げられた身体を持っているというのはもちろんですが、幼い頃から自分自身と同じ長さや重さの剣を使い続けていたからです。
最初はただの巨大な剣であったドラゴンころしですが、ガッツが旅をして使徒や魔族を倒し続けたことで変化が生じてきている事が明らかとなっています。
人ではないものを切り続けたことで鍛え上げられ、霊的な存在にも通用する一種の魔剣へと変貌していることが語られています。
ドラゴンころしはどういった進化をしていくのも『ベルセルク』の見所の1つになっています。
ガッツが使っている装備は様々
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ガッツはドラゴンころしの他にも多くの武器を持っています。
左腕の義手には巨体の使徒さえも撃ち抜くほどの威力を持った大砲がつけられている他、磁石が入っていることで巨大な剣を扱えるように細工もほどこされています。
また、ボーガンを取りつけられるようにもなっており、矢を入れてレバーを回すことで連射が可能となっています。
このボーガンは後に昔からの友人であるリッケルトの改良によってリロード速度が向上、サブウェポンとして重宝されています。
さらに、鎧には袈裟のようにナイフが入っており、投擲用の武器として使用ができます。
大砲やドラゴンころしのような威力はありませんが、ガッツの投擲が正確なため、相手の目をつぶすなど行動を阻害する目的で使用されています。
この他にも腰につけているバッグには炸裂弾が入っており、敵の目くらましはもちろん、使徒の腕などを吹き飛ばすくらいの威力を持ち、牽制として使われています。
ちなみこの炸裂弾もボーガン同様リッケルトが制作しています。
ガッツが着ている狂戦士の甲冑は危険?
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ガッツの装備である狂戦士の甲冑。
この狂戦士の甲冑は最初から装備していたわけではありません。
当初装備していたゴドーが作った甲冑は旅の途中で破損。狂戦士の甲冑は、その後霊樹の森に立ち寄った際に壊れた鎧の代わりとして魔女フローラから譲り受けたものです。
ドワーフによって作られたこの甲冑は、呪いによって使用者の身体に内側から刃を差し込むことで無理矢理肉体を強化させてしまうといったいわくつきの代物です。
ガッツが装備をして戦っているときも甲冑の隙間から多くの血が流れており、ガッツの肉体にダメージを負っていることがわかります。
ただ、その強化は凄まじいの一言。狂戦士の甲冑の能力を発揮させたガッツの動きは人間離れしており、使徒を圧倒的な力でねじ伏せていきます。
また欠点は肉体へのダメージだけではなく、装備している間は理性を失い敵味方の判別がつかなくなります。
それによって一緒に旅をしている仲間へと襲い掛かってしまうこともあるため、使用には大きなリスクを伴います。。
仲間の力や自身の肉体、精神力によって理性を保ったまま戦えるようになってきてはいますが、甲冑による傷は深く、味覚がなくなったり、視力の低下したりといった後遺症も徐々に表れ始めています。