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31

Aug

【SHIROBAKO】藤堂美沙が人気者になる条件とは? みーちゃん徹底検証

出典 : Amazon.co.jp

2020年春に劇場版の公開を控えている『SHIROBAKO』より、メインキャラクターの藤堂美沙をピックアップ!
メインキャラの中で最も「影が薄い」と言われている理由、そしてそんなみーちゃんが劇場版で活躍する可能性について検証してみました!

藤堂美沙(とうどう みさ)キャラクター概要

出典 : Amazon.co.jp

『SHIROBAKO』に登場する女性キャラクター。
髪型はショートで頭頂部のアホ毛が特徴。
パーカーやデニムなどを好んで着用しているようです。

高校時代は“みゃーもり”こと宮森あおい(みやもり あおい)が中心となって創設した上山高校アニメーション同好会に安原絵麻(やすはら えま)、“ずかちゃん”こと坂木しずか(さかき しずか)、“りーちゃん”こと今井みどり(いまい みどり)と共に所属。
みゃーもり、絵麻、ずかちゃんは1年先輩、りーちゃんは1年後輩にあたります。

5人でもう一度アニメを作ることを約束し、3DCGの専門学校で3D技術を学び、CG制作会社「スーパーメディア・クリエイションズ」に入社。
しかし自分のやりたいことがやれず、タイヤのCGばかり制作する日々に思い悩み、翌年にはスタジオカナブンへと移籍しました。

みゃーもりたちの1年後輩ながら良い意味で遠慮がなく、仕事の悩みや手伝って欲しいことに関しては積極的に話すなど、コミュニケーション能力は高め。
自分の夢のために条件の良い会社を辞める決断力もあります。

同好会メンバーからは「みーちゃん」と呼ばれています。

担当声優は髙野麻美(たかの あさみ)さん

見せ場の少なさから「影の薄い子」に

出典 : Amazon.co.jp

みーちゃんはSHIROBAKOのメインキャラである元上山高校アニメーション同好会メンバーの5人の中で、最も影が薄い子と言われています。
理由は明確で、作中において見せ場といえるシーンがほとんどないからです。

まず序盤、みーちゃんはほぼ目立った出番はありません。
SHIROBAKOの主な舞台となるのは、みゃーもりと絵麻が所属している武蔵野アニメーション(ムサニ)なので、別の会社にいるみーちゃんにはエピソードに絡む余地がなく、同好会メンバーが集まる場面くらいしか登場シーンがないのも仕方のないところ。
それでも、先輩に対しても気さくに接し、ムサニが制作している『えくそだすっ!』のクレジットにみゃーもり、絵麻の名前があったことにジーンとしたと興奮気味に話すなど、ムードメーカーっぽい明るさは見せていました。

そんなみーちゃんですが、仕事面では思い悩むことがありました。
所属しているスーパーメディア・クリエイションズは条件こそ優良ですが、自動車のCGを専門にすることで名を売った会社のため、みーちゃんがやりたかった「子供も大人も楽しめるような、元気になれるストーリーのアニメを作る」という夢を叶えるのが難しい環境だったのです。
夢と現実のギャップという、多くの社会人が経験する苦悩ですね。

このような場合、最も建設的なのはまずキャリアを積み、技術を磨いて経済面で潤ってから別の会社に移籍するという方法。
しかしみーちゃんは熟考の末、まだ入社1年未満の段階でスーパーメディア・クリエイションズを退社する決断を下します。
そして、みゃーもりを通してムサニの3D監督に紹介してもらう形で、小さな会社のスタジオカナブンへと移籍することになりました。

これらのエピソードを描いた第9話および第10話が、みーちゃん唯一の見せ場といっていい回です。
以降はムサニの新アニメ『第三飛行少女隊』の制作に関わるものの、個人としてピックアップされる回はなく、メインキャラでありながらほぼ脇役のポジションで物語を終えることになりました。
また、5人の中で唯一自室での様子が描写されなかったため、どんな家で生活しているのかもわからずじまいでした。

見せ場自体が少なくても、その見せ場で大きな輝きを見せることができれば、印象に残るキャラになれます。
ただ、みーちゃんの決断は多くの人から共感されるエピソードとは言い難いもの。
作中でも触れられていますが、アルバイトではなく社員として入社し1年以内で辞めるというのは、社会的な信頼に関わってくる行為であり、「いくら夢の為とはいえすぐに辞めるべきじゃなかった」と思った人も少なからずいたと思われます。

それでも、みーちゃんがその決断に至った理由をもっと掘り下げていれば印象は違っていたかもしれませんが……当エピソードの前後でみーちゃんの出番はあまりなく、掘り下げもなかったため、ファンには「すぐ会社を辞めた子」という印象ばかりが強く残ってしまいました。
彼女が一部のアニメファンから「タイヤ」と呼ばれるのも、そのエピソード以外の印象が薄いからです。
作中で「ディーゼルさん」と呼ばれているのに、ファンからはあまりその呼び方をされないりーちゃんとは対照的です。

新しい所属先があっさり決まってしまったのも、印象を薄くしている要因と思われます。
条件の良い会社を辞め、その後苦労して新しい就職先を自力で探す……というエピソードがあれば、彼女の決断の重さが伝わりやすかったのでしょうが、結果的にはコネで簡単に再就職できたため、パッと辞めてパッと次が決まったという印象しか残らず、あまり記憶に残らないキャラになってしまったように感じられます。
これも、同じくコネでムサニと関わり、脚本家の弟子のような立場になったりーちゃんが平岡(ひらおか)からそれを批判され、思い悩む場面がしっかり描写されたのとは対照的です。

このように、みーちゃんは何かとりーちゃんと対になっていて、同じ後輩ポジションでありながら、やや貧乏くじを引いているような印象を受けます。
出番自体も決して多くはないですが、それ以上に見せ場となるべき部分が描かれていないところに問題があるよう見受けられるのです。

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