ハル誘拐事件

出典 : Amazon.co.jp

隕石祭の準備も佳境の中、真っ昼間にもかかわらず何者かにハルが連れ去られてしまいます！
ハルの片方の靴と一緒に置かれていたいたカードから、ハルを連れて行ったのは裏市で幅を利かせているライオンだけで構成された犯罪組織「シシ組」だと判明！
しかし、自分もライオンである市長は、このことが公になるとライオンの人気が下がり、自分のイメージも悪くなるという保身から、ハル誘拐を隠蔽しようとしますが、その様子をレゴシが木の上から見ていました…。

さらに市長は、チェリートン学園内でもハルの誘拐をなかったことにするよう、学生代表としてルイに口外しないように半ば脅しをかけるのでした。
レゴシはルイのもとへと駆けつけ、一緒にハルを救出しようと言います。しかし、市長が手を回したことでルイは自由に動くことができなくなっていました。
煮え切らないルイに見切りをつけたレゴシは「ハルは俺がもらう」と宣言し、裏市のゴウヒンの力を借りてハル救出に向かいます。

その頃ハルは、真っ白な動物を食べるのが趣味だというシシ組のボスと対峙していました。抵抗し続けるハルでしたが、その命は風前の灯…と思われたその時、レゴシが現れ、ボスを吹っ飛ばすのでした！激しい戦いの末にボスを倒し、なんとかシシ組のアジトから2匹は逃げ出すことに成功します！
ところが、意識を取り戻したボスが銃でレゴシを狙いをつけたその時。ルイが現れてボスを撃ち殺してしまいます！命を含めた全てを捨てる覚悟を決めたルイ。そんなルイをシシ組の手下が取り囲むのでした…。

脱出したレゴシとハルは、終電がなくなったことでラブホテルに泊まることに。
そこでレゴシは、夜の体育館前でハルを襲って食べようとしたのは自分だと告白します。そんなレゴシの告白にハルは、「気付かない振りをしていた。レゴシといると楽しいから」と答えます。そして「食べるか抱くか、あなたが決めて」と言うのでした。

良いムードになった2匹…このまま結ばれるかと思われましたが…突然、レゴシの口に手を突っ込むという謎の行動をとるハル！どうやら、捕食側の本能があるように捕食される側の本能もあるようで、ハルの意思に反してハルの体はレゴシに食べられようと反応してしまったのです。
落胆するレゴシでしたが、ハルの手が暖かくて良かった、冷たくならなくて良かったと思いながら眠りにつくのでした…。

隕石祭にて

出典 : Amazon.co.jp

こうして、何事もないまま一夜を過ごした2匹は、翌朝無事に学校へと帰還した2匹。そこでレゴシは、ルイの行方が分からなくなっていることを知りますが、隕石祭ではジュノがルイの代役を務めるとのこと。

夜になり最高潮の隕石祭の最中、ハルを見つけたレゴシはきちんと告白しようとしようしますが、レゴシよりもさきにハルが口を開こうとします。
その時、急に櫓の上から「勇敢な行動をとったオスオオカミ」の紹介を始めレゴシの名を呼ぶジュノの姿が！ジュノは、ハルを助けたレゴシの行動を「草食動物を助けた肉食獣のヒーロー」として祀り上げてしまったのです。

そして、レゴシをハルから引き離したいジュノは、レゴシを強引に隕石祭のハイライトである「カップルでロウソクの炎を灯す」儀式へと誘うのでした。
しかし、レゴシはジュノから離れるとハルを追いかけ高台へとやってきます。 「ハルを絶対食べない」「君が好きだから」と告白し「もっと強くなる」と言うレゴシにハル「待ってる」と言うのでした。

ルイの行方

https://twitter.com/itaparu99/status/1100711691782737920

夏休みになってもルイの行方は相変わらず分からないまま、そして2学期が始まったある日。ルイが何事もなかったかのように姿を現しレゴシや演劇部の皆を驚かせますが、ルイが退部届を提出したことで一同静まり返ってしまうのでした…。
何も言えずにいるレゴシにルイは、「明暗を見事に逆転したな。俺は別の戦い方を選んだ」と言うと立ち去ってしまいます。

校舎から出たルイを待っていたのは、なんとシシ組の構成員たち！しかもルイを「ボス」と呼んでいるではありませんか！
シシ組のボスを倒したあの日、ルイは確かに死ぬ気でした。ところが、ルイがチェリートン学園のビースター候補であることを知っていたシシ組ナンバー2と言われるイブキ は、草食動物であるルイをシシ組のトップに据えることで組のイメージチェンジをすることを提案したのです。
それを聞いたルイは利用されるくらいなら…と銃で自殺を試みますが死に損なってしまいます。改めてシシ組に生きるか死ぬかの選択を迫られたルイは、生き抜くと決めてシシ組のボスになったのでした。

テム食殺犯を探して…

出典 : Amazon.co.jp

久しぶりに開かれた「全生物集結評議会」では、名門チェリートン学園から5年もの間ビースターが出ていないということが問題となります。
評議会では半ば強引に、「食殺事件の犯人を捕まえた者をチェリートン学園の次期ビースターとする」と決定が下されます。

一方、レゴシは学園の警備員でガラガラヘビのロクメからテムを食殺した犯人捜しを依頼され、それを受けることに。さっそく、演劇部のメンバーや肉食獣の集まる屋上などで情報収集を開始します。
同じ頃、演劇部にピナ（ドールビッグホーンのオス）が入部しますが、イケメンのピナは肉食獣の反感をような発言を飛ばしまくります。そのせいで部内の肉食獣のオスたちの間でピナへの風当たりが強くなりますが、レゴシにだけでは軽口をたたきながらも懐くような様子を見せるのでした。

こうしてテムの事件を調べ始めたレゴシですが、その直後に何者かの襲撃を受けてしまうのでした！圧倒的な力で投げ飛ばされてしまったレゴシは、力を振り絞って相手の口に噛みつきます！その反撃に怯んだ襲撃犯は逃走！
ピンチを切り抜けたレゴシは、大怪我を負いながらも裏市に向かいます。

https://twitter.com/itaparu99/status/1125369858793676800

このままでは、テム食殺犯と思われる獣に敵わないと感じたレゴシは、ゴウヒンのもとを訪れます。事情を説明し、ゴウヒンに修行して欲しいと頼み込むレゴシ。一旦は断ったゴウヒンですが、レゴシの「もう、傍観者でいたくない」という言葉を聞き気持ちを変えます。
まず、シシ組にレゴシが見つからないようにと頭部から顔面の毛を刈り取ることに。これによってレゴシは、知り合いが見ても一瞬誰だか分からないほど見た目が変わったのです。
そして、昼間は学校、夜は修行というハードスケジュールをゴウヒンはレゴシに課すのでした。

しかし、肉食獣が強くなるには食肉が欠かせないという言うゴウヒンにレゴシは、「絶対に肉は食べたくない」と宣言します。
そこでゴウヒンは、レゴシに肉への欲求を断ち切り、肉なしで強くなれる体へと変化させるため、目の前に吊るした生肉を見つめながら座り続ける修行を行わせるのでした。